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ただのにっき


2013-03-21(木) [長年日記]

星新一〈上〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)(最相 葉月)

Kindleの深いところからどんどん古い本が出てきて電子積読怖いです。

ショートショート1001編という前人未到の記録を、ただ淡々と積み上げて達成したかのように見えていた星新一の人生が、実際は波瀾万丈できわめてアップダウンの激しいものだったということを、緻密な取材と膨大な資料をもとに再現してみせた本書について、いまさらなにか書くことはないと思う。とっとと読んでおけよ、と過去の自分に言いたい。まぁ、文庫の方が情報量が多いらしいので、ハードカバーで読まなかったのは正解かも。

それより、ちょうど上巻から下巻にかけて日本のSFシーンが徐々に勃興してくるあたり読んでいるタイミングで、現在の日本SF作家クラブのお家騒動があって、その対比がなかなか興味深かった。まだまだマイナーで無理解からくる迫害も多かったあの頃から50年、SFはすっかり日本中に浸透しきってしまい、フィクションにSFじゃないものを探すほうが難しい。当然作家クラブだってそれに合わせて変わらなきゃいけないはずだけど、一読者からはなにも変わってないように見えていたので、危機感のある人とは温度差あっただろうなぁと思う。今回作家でない人が加わったのは何か変化の兆しならいいですね。いやもちろん、瀬名秀明の言うように何も変わらずただ消えていくのもありだけど。

星新一〈上〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)
最相 葉月
新潮社
¥737

星新一〈下〉―一〇〇一話をつくった人 (新潮文庫)
最相 葉月
新潮社
¥781

Tags: book
本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

jmuk [日本SF作家クラブの会員はべつに小説家にかぎった話ではなくて、批評家や評論家、編集者も在籍してますし、出版関係以外で..]

ただただし [あれ、おれ小説家なんて書いたっけ……と思って読み返したらがっつり「作家」って書いてあった。すんません。クラブ創立の意..]


2013-03-20(水) [長年日記]

ナビスコ: 横浜F 1-0 川崎

[写真]ニッパツ三ツ沢球技場、アウェイ席より

ナビスコ初戦はアウェイ。実は三ツ沢に行くのは初めてだったり。見やすくていいスタジアムですな。屋根ないけど。狭いのでアウェイ席はぎゅうぎゅう……と言いたいところだけど、ニッサンスタジアムでやるときもマリノスはアウェイ席をすごく狭くするので混雑具合はたいして変わらないのであった。三ツ沢公園は、桜がもう五分咲きくらいで、今年はそうとう早い。この週末にはうちの近所も見頃かも。

……と本題と関係ないことばっかり書いているのはまた負けたからだけど。今シーズン勝ちなしですよ、うちのチーム。この試合はケンゴが代表に呼ばれてしまい、しかもその穴を埋める役が監督ご子息なんだから何も言えることはゴザイマセン。一部時間帯はすごく攻め込んでて、そんなに悪くなかったんだけど、そろそろ結果にこわだって欲しいものだ。あとパトリックが先発、90分間出っぱなしだったのは良いニュースだけど、いい働きをしたかというと……? すごく紳士的なヤツだというのはよくわかったが、新体制発表会で上映されたビデオとはちょっと別人だったぞ。

Tags: frontale

2013-03-18(月) [長年日記]

今年もあさばに泊まってきた(2)

続き

[写真]竹の子とわかめ

春に泊まると、竹の子料理が多いのが嬉しい。夕べの竹の子ごはんに続いて朝食にも定番の竹の子とわかめが登場して頬が落ちそうになる。あと卵焼き。あまり奇をてらった料理はなくてオーソドックスなメニューなんだけど、どれも手がかけてあって旨いんだよなぁ(そして夕食のあとのしょうがアイスで毎度びっくりさせられる)。

朝寝もむさぼって11:30のチェックアウトぎりぎりまで滞在し、沼津港で寿司でも……という予定だったがそんなに食べてどうするんだという意見もあり、クレマチスの丘のまで行ってCIAO CIAOでピザを食べた(けっきょく食べるのである)。

[写真]マルゲリータ

その後、秦野でオヤジの見舞いをしてから帰宅したら、そのあとすぐに外は暴風雨になった。おお、休みにしておいてよかったわー。

Tags: travel

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