2012-08-25(土) [長年日記]
■ 川崎 0-1 名古屋@等々力陸上競技場
(どっちもミスがたいへん多かったという意味で)互角だったように見えるので、0-1で負けたのはそんなに嘆くことではないとは思うけど、それにしてもあんだけ攻め込んでおきながら枠に飛ぶシュートが少なすぎるんじゃねーの。積極性に乏しいというか、攻めに迫力がないんだよなぁ、最近。
前から書いているように、シーズン途中からかなり状態の悪いチームを引き受けさせられて、しかも主軸が次々と故障離脱していく中で奮闘している風間監督には(同じマネージャ業をしている身からすると)かなり同情的ではある。だからといって、たいして実績もなく目立った活躍をしているわけでもない監督のご子息が2人ともずーっとスタメンで出っぱなしというのは、その同情心をだいぶ削ぐ理由になってはいるのだけどね。李下に冠を正さずというではないか。つーかもっといい選手いるだろ。
そんなチーム不振の中、夏休み最後のホームゲームということもあり、例によって等々力は楽しいイベントでいっぱい。酷暑のさなか涼を届けようという意図だろう、なぜか昭和基地の南極越冬隊と中継をするという謎の企画やら、ペンギンショー(?)やらで盛り上げていた。いやまぁ、チームの調子がよければ楽しかったんですけどねぇ……。
2012-08-24(金) [長年日記]
■ 新しい左手用マウスを導入
![[写真]サンワサプライの左手用マウス [写真]サンワサプライの左手用マウス](https://userimages.tdiary.net/sho/20120824_0.jpg)
コクヨやLogitechから左手用マウスが出ていたのも遠い昔の伝説になりつつある昨今、全国の左手マウス愛好家のみなさんはいかがお過ごしでしょうか。
おれも、自宅で使っていた白コクヨはすでに退役して左右対称のMicrosoftマウスに、職場で使っていた黒コクヨもさすがにボロくなってきたのでなんとかしたいと考えていたところ、新しい職場では好きなキーボードとマウスを買っていいというお達しが! さっそくキーボードにはいつものテンキーレスRealforce(今回は静かなオフィスでうるさくないように静音タイプにしてみた)をチョイス。さてマウスはどうしよう。
市場に出回っている左手用マウス、いまはRazer Deathadder 3500 Leftしか選択肢がないと思っていたんだけど、さすがに職場でゲーミングマウスを使うのもなぁ……と思ったら、なんといつのまにかサンワサプライからも左手用マウスが出ているじゃないの! minicuteという会社から輸入したEZ mouseというエルゴノミクスデザインなマウスらしい。けったいな形だけどこれにしよう(そして具合が良ければ自宅にも導入しよう)。
というわけでさっそく使ってみている。
エルゴノミクスデザインといっても横のものが縦になっただけなので、そんなに違和感はない。いままで下向きに押していたボタンが横向きになる。ただ、ホイールを回すときはちょっと馴染めない感じがあるかなぁ。まぁすぐに慣れるだろう。少しボタンが硬いのか、クリックが認識されないことがあるけど、これも馴染めば大丈夫なのかもしれない。
なんにせよ左手用のエルゴノミクスマウスは貴重なので推していくよ!
2012-08-23(木) [長年日記]
■ 「Forkwell を始めたことを Facebook に共有しない」という選択はアリか?
今日とどいたForkwellのニュースレターに、ユーザ登録の最終ステップで従来は下記のようなチェックボックを設置していたのを:
☑ Forkwell を利用開始したことを Facebook で共有する
以下のように変更したと書いてあった:
Forkwell を始めたことを Facebook に共有しない
理由は、多くのユーザがチェックを外してFacebookへの投稿を避けるからだという。バイラルによるプロモーションに依存しているサービスだからぜひともここでシェアしてもらいたいとのこと。Forkwell側の要件はわかったけど、だからといってユーザにとってこの変更は「なし」だと思うんだけど。
UI設計の基本として、否定形の選択肢は避けるべきだ。否定形の設問にチェックを入れると何が起きるのか理解するのに、人の脳はよけいな苦労をするから。特に日本語の場合、文章の最後まで読まないと文意を理解できないから、この形式だとぱっと見で「チェックが外れているから共有しないだろう」と感じる。
結果として意図せずにFacebookに投稿がなされると、ユーザは「騙された」と感じることだろう。これはForkwellにとって好ましい感情だろうか?
これを読んで思い浮かんだのが、先日読んだ「リーン・スタートアップ」に載っていた事例。著者のサービスを使ったテスターに、(やはりテストの最終ステップで)「このサービスを友人に紹介してください」と依頼したところ、拒否されたという。なぜなら、まだこのサービスが良いものかどうか判断できないのに友人に薦めることなんてできないからだ。あたりまえですね。Forkwellのユーザ登録最終ステップもまさにこの状況にあるはずで、騙してまでシェアさせるなんてもってのほかではないか。
これは「最終ステップでシェアを拒否するユーザが多い」という事実に対して、直接それを解決しようという短絡さがよくないと思う。やはり「リーン・スタートアップ」に解決策が載っている。「5つのなぜ」だ。
- 最終ステップでシェアを拒否するユーザが多い
- なぜ? → ユーザはForkwellを友人に紹介したいと思っていない
- なぜ? → ユーザはForkwellが良いサービスかどうか判断できない
- なぜ? → ユーザはまだForkwellを使ったことがない
以下略。おれなら「じゃあしっかり使ってもらってからシェアを促すフローを作ってみよう」とか「使っていてよかったと感じた瞬間に紹介してもらえるようにしよう」なんて結論になるかなぁ。たとえば通知ページに「××の称号に昇格しました。」なんてイベントが出てくるけど、これって使ってて嬉しい&自慢したいタイミングじゃん。そういう気分のときにちょっと目立ついいねボタンがあれば、思わずシェアすると思うんだけどね*1。
*1 もしかするとすでにそうなっているかも知れない。おれはFolkwellにたまにしかログインしないので、称号の変更に関しては通知ページでしか見たことがないけど。