2012-02-08(水) [長年日記]
■ Bitcasaを使い始めているけど(Windowsでは)まだまだ不安定か
昨年、震災の教訓からBackblazeを使ってオンラインバックアップを始めてみたのだけど、幸いにしてまだその恩恵にあずかったことはない(というか年末にPCをリストアして以来、新規にバックアップをやりなおしている真っ最中)。Backblazeからの全リストアはおそらく悪夢のように遅いと思うのだけど、それも低コストで運用するために必要なトレードオフだ……と思っていたのだが。
昨年からよく耳にするようになったBitcasaはその常識を覆す本物のクラウドストレージで(参考: Bitcasa、容量無制限のクラウドディスクが月額10ドルで)、性能が出るならかなり期待できそう。
ということで、先日kitajから招待してもらったのだった。
Windows用のクライアントはまだα版だったのでほんとにちょこっと試しに使ってみる程度。ちなみに以前日記で触れたこともあるDokanライブラリが同梱されていてびっくりした。Windows向けの仮想ファイルシステムって他にソリューションないのか。
使い方は簡単ながら、何が起きているのか理解するのはちょっと難しい。クラウドにアップロードしたいフォルダを指定すると、まずはその中のファイルのアップロードが始まる。で、それが完了するとオリジナルのフォルダには「.original」というサフィックスがついて退避され、オリジナルの占めていた位置はBitcasaのキャッシュフォルダに対するリンクが占めるようになる。つまり、元と同じ感覚でアクセスすると、その先はすでにクラウドになっているという寸法。透過的で実にカッコイイ。
……カッコイイんだけど、なにかと危なっかしいことをしているようで、何も考えずに音楽フォルダを放り込んだらiTunesが立ち上がらなくなってしまった(笑)。いやもう焦ったね。なんとか元に戻せたけど、既存のフォルダをいきなりクラウド化するような使い方は危険かも。今はBitcasa専用の空フォルダを指定してから、そこにテストファイルを放り込む形で試用中。
日本語ファイル名の扱いや、異種OS間での運用にまだまだ課題があるという話も聞くので、少なくともWindows版はαが取れるまで安心はできなさそうだ。ダウンロードも期待したほど速くないし、大きいファイルを相手にするには厳しいかも。まぁ、元ファイルは残っているから安心だし、しばらくはいろいろ遊んでみる。
Backblazeの更新時期が5月末にくるので、それまでに安定してくれるなら乗り換えてもいいと考えてたが、さすがにちょっと無理かなぁ。
2012-02-07(火) [長年日記]
■ Androidから写真の自動アップロードに「Syncly」を使うようにした
相変わらずDesireのストレージ不足に悩まされております。そろそろ次の端末を選定しはじめる時期なんだけど、どれもこれも4インチとかバカみたいにでかくていやになる。片手で扱えないスマートフォンになんの価値があるのか。iPhoneの唯一の美点はあのスクリーンサイズだよな。
いきなり脱線してしまったが、Desireで撮った写真を自動的にクラウド上に保存したいのでいろいろなアプリを使ってきたのだが、ここしばらくはEye-Fiを常用していた。Picasaにあげてくれるだけでなく、PCにも自動的にダウンロードしてくれるから写真の整理がだいぶ楽*1。ただ、ムダにでかい。最近の端末ならなんの問題もないと思うが、Desireで使うにはでかすぎる。SDカードにも移動できないし。
で、IDEA*IDEAで紹介されていた「Syncly」を使ってみることにした。Eye-FiみたいにPicasaへのアップロード機能はないけど、Dropboxに入れてくれれば同期しているいろんな端末から見られるからそれはそれで便利だな。しかもサイズがEye-Fiに比べてかなり小さいので、SDカードに移動できないながらも2.5MBほど空き容量をかせげた。これでもうちょっと生き延びられる。
たぶんDropboxクライアントが近いうちにこの機能を実装してくれるので(→Experimental Android Forum Build - 2.0.9 « Dropbox Forums)、それまではしばらくはこれで運用しよう。
*1 いくつかのPicasaに直接あげてくれるアプリも試用したのだけど、なぜかPicasa上で写真が途中でぶった切られるという挙動があって断念している。みんな困ってないのかな、これ。
◆ kiri [初めまして、いつも楽しく拝見しております。 Dropboxのその機能は、βとしてforumにアプリがアップされている..]
◆ ただただし [あのー、一番最後に書いてあるんですけど、読んでないんでしょうか?]
◆ kiri [すみません、私の日本語能力が足りなかったようです。 以下のように読んでしまいました、失礼しました。 「たぶんDro..]