2010-11-17(水) [長年日記]
■ ドーラ、トイレに落ちて流されそうになる
寒くなったせいか、ドーラが最近、ずいぶん人懐っこい。寝ているとこっそり布団の中に入ってきたりしてるし*1、日中も部屋のどこで寝ていてもいいはずなのにかならず人のそばで丸くなっている。以前は野性味あふれる孤高の子猫という感じだったのだけど、最近はすっかり飼猫だ。
そんなドーラ、なぜか(人間の)トイレが大好きで、人がトイレに入るとかならずついてきて、人がしてるのをじーと見つめたり、猫のトイレの掃除をしているのを手伝おうと(?)したり。特に流れる水を見るのが好きらしい。
あまりに好きすぎる感じなので、いつか落ちるだろうなーと思っていたら、今日、蓋がしまっていると思ったのか、水を流しはじめた直後にぴょんっと中に飛び込んでしまった(笑)。まぁ、さすがにもう流れてしまうほど小さくはないから心配はないけど、家が水浸しになるのもイヤなのですぐに救出したけれど。これでちょっとは警戒してくれるようになるといいんだが……。
そういえば、人間のトイレで上手に用をたす猫の写真やビデオを見たことがあるけど、ああいう感じなら楽でいいんだけどなー。そのためにはまずトイレのドアを自分で開けたり(グスタフはできる)、トイレットペーパーで遊ばなくならないといけないので前途多難だけど。
*1 グスタフは「入れてくれ」と一言ことわるが、ドーラは黙って入ってくる。
2010-11-16(火) [長年日記]
■ はやぶさが持ち帰ったカプセルからイトカワ由来の物質が見つかる
Twitterでこのニュースを見かけたとたんに、ブワッと涙が溢れてきてまいった。最近、涙もろくていけません。
国を上げての大ニュースなので、わざわざ日記に書くまでもない気もするが、こういうことがあったのだ、という記録だけでも残しておこうと思う。というか、胸がいっぱいで長い文章なんて書いてらんないよ。
そういえば今日配信のISASメールマガジン、わざわざはやぶさのニュースを待ってからいつもより遅めの配信にしたにも関わらず、いつものとおり淡々とコラムから始めて、このニュースは2番目の記事だったのが笑った。だがそれがいい(笑)。
2010-11-15(月) [長年日記]
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デザインする技術 ~よりよいデザインのための基礎知識(矢野 りん)
積読箱の奥底から発掘(またか)。2006年の出版だけど、古びないタイプのいい本でした。
著者の矢野りんさんは個人的に最近やたらとよく見る名前で、なんでかっつーと日本Androidの会 女子部で活躍されてるからだ。多才な人だよなー。
紙・ウェブに限らず、「デザイン」に関わるさまざまな技術や考え方を見開きないしは1ページで簡潔に解説して並べた本。いわば「デザインに関するパターンカタログ」になっていて、これが実にわかりやすい。以前取り上げた情報アーキテクチャについての本が同じ狙いでみごとにカタログ化に失敗していたのと対照的に、こちらは各項目の粒度も揃って独立性も高く(でも関連性が高い項目は近くに配置してあったりして)、すごくよく考えられていて感心してしまった。
とはいえ、これからデザインを志す人が読むものではないと思う(というかおれだってそんなつもりはない)。「パターン」になっているということは、ここで取り上げられているのは「語彙」なのだ。デザイナが持ってきたデザインの「意図」や「背景」を理解して、その上で的確な注文をつけたりするための共通言語なんだな、この本に並んでいるのは。
というわけで、デザイナじゃない人がデザイナと対等に会話をするための基礎固めの本、という位置づけがいいんじゃなかろうか。
◆ Mr.T [トイレットペーパーは爪とぎされると非常に悲しいです。 新品ほどやりやすく、損傷率は30%をこえるときは・・・]
◆ ブチャ猫 [一回水に飛び込むという失敗をすると学習すると思います。 ガブは風呂に飛び込んでからは二度と飛び込もうとはしませんでし..]
◆ ただただし [てことは、あんまり慌てて救い上げないほうが本人のためにはよかったってことですか……。ドーラは叱られてもぜんぜんこたえ..]