2010-11-08(月) [長年日記]
■ iTunes Storeで買った音楽を再リッピング
DesireにiTunesから曲を転送するスクリプトを運用し初めてもう10ヶ月にもなるのだが、iTunes Storeで買ったFairPlay DRM付きデータだけがまだ放置状態だった。曲が聴きたくて買ったものなのに、なんでデバイス変えるだけで聴けなくなるんだかねぇ。
とはいえよく言われるようにFairPlayはDRMの中でもずいぶんマシな方で、普通に音楽CDに焼くことができるから、いったんCD-Rに焼いてから再リッピングすればDRM抜きのデータになる。もちろん多少は音質が落ちるものの、どうせ屋外で移動しながら聴くだけなのでほとんど問題はない。音質にシビアなクラシックなんかはCDで買うし。
というわけで、DRM付きデータを集めてみたらちょうどCD 3枚分になったので、プレイリストを作って一気にCDを作成→再リッピング*1。一度自分で作ったCDのデータはiTunesに残っているらしく、メタ情報の入力はし直さなくてよかった。
転送しておいたデータを今朝になってひととおり聴いてみているけど、特に問題ないみたい。これでAppleとの決別にまた一歩!
それにしても、海外レーベルの曲はすべてPlusになったタイミングでそっちにアップグレードしておいたから、今回処理対象になったのはすべて国内レーベルの曲だけだ。わざわざ金出して音楽を買う(最近では希少になりつつある)層に対してこの仕打ち。ほんと国内レーベルの人たちは自分たちと顧客の関係についてもうちょっと真面目に考えたらどうですかね。
*1 あとから「それ仮想ISOイメージに焼けばよくね?」という指摘を受ける。まったくだ! でもまぁ、バックアップができたと思えばいっか。
2010-11-07(日) [長年日記]
■ 放置していた生垣をなんとかした
夏のあいだ放ったらかしにしてあった生垣の剪定をした。いやもう、あれだけ暑い夏だったせいだろうけど、すさまじく伸びてて、まいったまいった。
日ごろから放置気味だったこともあって、特に上の方に伸びていて、ベランダから下をみる猫たちの目が「これを足場に脱出してやろう」と画策しているように見えるようになってきたので(←妄想気味)、なんとかしなくちゃいけなかった。ところが、植えてからはや5年半、高さ2mもの場所にある枝がすでに剪定鋏を受け付けないくらい太くなっていた(笑)。
これはノコギリ必要だなーと思いつつ、買いに行くのが面倒なのでそのあたりは来週に回すことにして、ハサミでなんとかなる範囲だけカットした。残った葉の倍くらいをゴミにしたような気がする。もっとマメに手入れしておけば楽になるんだろうなぁ。
で、あんまり力を入れてハサミをふるったものだから、夕飯を食べているときに箸を持つ手が震えてしょうがなかったという。明日は筋肉痛の予感……。
2010-11-04(木) [長年日記]
■ 「jQueryクックブック」を自炊した
RubyKaigi2010の懇親会でもらった『jQueryクックブック』、会社に持っていったはいいものの、デカいし重いしでぜんぜん読めない。やっぱ技術書は持ち歩けるサイズじゃないとなぁ。
そうは言っても読みたいので、やはりここは自炊しかないかと思い、Twitterで「1冊だけさくっと裁断してくれるとこ、近所にないかなー」とつぶやいたらほうぼうから「キンコーズに行け」と言われた。いや知ってるけど、近所にないし!
……ところが運の良いことに、今日は横浜を経由する外出があったので、帰りにキンコーズ横浜西口店に寄ってみたのだった。
窓口で本を出して「ここで裁断してくれると聞いたんですが」と伝える。対応してくれたお姉さんの目が一瞬「また自炊か」という表情を浮かべたのをおれは見逃さなかったよ!
キンコーズの価格は、厚さ1cmあたり105円(税込)で、お姉さんがシャキーンと取り出した金属製定規によれば、クックブックの厚さは2.5cmなので315円也。タダで手に入れた本に300円ぽっち出してバラバラにしてもらうのは気にならないけど、自分で3,600円払ったらちょっと躊躇するかもな。
で、あとはお任せ、待っていれば背を切り落としてくれる。「3mmほど落としましたけど、まだちょっとくっついてるページがありますね」ってお姉さん、それじゃ役に立たないだろ。自炊するって知ってるくせに。というわけで、糊がなくなるまできっちり切り落としてもらうようリテイク。だからと言って600円にはならない。
それでも10分足らずの待ち時間で店を出る。いいコストパフォーマンスではないでしょうか。蔵書を全部電子化するのでもない限り、自分で裁断機まで買うのはもったいないしね。
というわけで、こんな感じにきれいにバラけた。しかし、さっそくScanSnapに突っ込んでみたところ、いきなり何ページかまとめて吸い込まれてしまう。手にとってみるとまだ少し(1mmくらい?)糊が残っているページが……ぐぬぬ。やっぱもっと切ってもらうんだった!
そんなわけで、念のため1ページずつ確認しながらフィーダーに突っ込む。まぁ、S1300は確認する速度よりも読み取る速度の方が遅いから、機械を待たせることにはならなかったのだけど。10枚くらいまとめてフィーダーに乗っけていきながら、今度は順調にスキャンが進む。
スキャン自体は実質的に30分足らずで完了。もっともその後のOCRフェーズが長くて、40分。470ページからなる本が20MB足らずのPDFファイルになった。ちなみにScanSnap的に最低画質で取り込んだので、見た目はけっこうショボい。もうちょっと高画質で取り込んだ方が良かったかも知れないなぁ。このあたりのバランスを見極めるのが難しそう。
モノクロ自動判別にしたけど、網掛けのあるページはモノクロと認識してくれず、グレーになってる。ここは強制的にモノクロにするべきだったのか。まぁ、もういっぺんやり直せと言われても、これ一冊だけならさほど苦痛じゃないかな。
できたPDFはDropboxに放り込んで、どの環境からも参照できるようにする。こういう用途だとEvernoteよりDropboxのが向いてる気がする。
試しにDesireに入れてみたけど、けっこう読める。もっともさすがに字が小さいので老眼には厳しいが。ノートでもワイド液晶に見開きに表示させるとちょっとキツいかなー。とりあえず明日から通勤中に読んでみる。