2008-11-15(土) [長年日記]
■ 椿ライン〜芦ノ湖・箱根スカイライン
ハヤオキ動画(撮影)。椿ラインは良かったんだけど、芦ノ湖・箱根スカイラインは霧でどうしょもなかった。早朝ツーリングではよくある罠。
先日実施した電磁ノイズ対策は失敗。マイク部分を完全にマグネットシートで覆うわけだから、「そもそも音が入らないのでは?」という懸念があったわけだが、まったくその通りで、なんだかくぐもった変な音しか取れてない。一方で風切音のようなノイズは相変わらずで、やっぱりこれは電磁ノイズじゃなくて風切音だわ。
そんなわけで、椿ラインの動画も公開するかどうか微妙な感じだ。
風切音だとすると、次なる対策はウィンドジャマー(ウィンドスクリーン)の制作になる。Xactiのマイクは液晶の裏面に入っているので、通常の棒状マイクにつけるウィンドジャマーは使えないので、自作しかありえないのだな。ググるといくつか制作事例があるようなので、真似してみるか。
もうひとつ、究極の対策も思いついてはいるんだ。ようするに、音だけ別に録ればいい。ボイスレコーダーかなんかを左のパニアケースに入れたまま走れば、風切音はしないし、しかも場所はマフラーの裏側に当たるので、たぶんけっこういいエキゾースト音が録れるはず。ただ、これはコスト面で問題がなぁ……。
■ わんくま同盟の「ライトニングトーク大集合」に潜入してみた
こないだTwitterで@kazusapが、おれのバイク用車載マウントの写真を欲しいと言ってきた。わんくまのLT大会で使いたいのだそうだ。もちろん快く提供したのだが、「わんくま」って?
調べてみるとこれのことらしい。わんくま同盟、「コミュニティで活動している者たちの集団です」という説明があるだけで、なんのコミュニティだかさっぱりわからない。車載動画の発表があるからと言って、そっち方面とは思えないし。活動内容をみるかぎり、もっぱらMicrosoft系のITを扱ってる風だ。
全国ですごく活発に活動していて、今回のイベントにも100名を超える参加者がある。でもこんなグループ聞いたことがない。自分の観測範囲にまったくひっかからないソフトウェアコミュニティがあるなんて、びっくりだ。メンバがほとんど重ならないと、こういうことってあるんだなー。世界は広い。
というわけで、ちょうどRubyKaigi会議があるから都内に出てるし、少し遅刻するけど参加してみようと思って申し込んだわけ。
最初の2時間ほどは聞けなかったが、なにしろLTばかり50本。「LTは1時間が限界」という角谷理論からすれば、非常識な量だ。おまけに発表者に知った顔がほとんどいないから、ノリについていくのが大変だった。もっとも、@TAKESAKOがさりげなく混じっていたりして、ほんとこの人はどこにでも出没するな!
想像どおり、C#とか、なんとか.NETの話題が多いものの、基本的にテーマはフリーダムで、天文の話とか生クリームの話とか、カオス。MS系の技術で食ってる人たちはエンタープライズなお仕事が多いので、LL畑ではあまり聞けない運用系とか、構築系の話が面白かったな。
肝心の@kazusapの発表は、話題をマウント方法に絞ったのが功を奏して、ちゃんとまとまった話になっており、しかも「微妙に時間が足らない」というLT的に最高の時間配分でいい感じだった。今どきのLTは、時間通りに終わるのはカッコ悪いのである。たとえドラ娘がいなくても。
それにしても疲れた。LTは5分で話をまとめないといけないので、省略される文脈がすごく多い。すでにコミュニティが存在している場合、どうしても既存メンバの知った話は飛ばされるので、新参者には理解が難しい。特に内輪ネタを出されると完全に置いてきぼりになる。
たとえばトリの人、わんくま内では有名な人らしいが、内輪ネタのオンパレードだったので、(会場は沸いていたけど)何が面白いのかさっぱりわからなかった。一方、LL界隈では「LTマイスター」の名をほしいままにしている@TAKESAKOは、デモの手順をミスったことを別にしても完全アウェイで説明不足が否めなかった。彼の基準からすれば今回の発表はまったくの失敗だっただろう。
ターゲットをどこに置いて、内輪ネタをどれくらい盛り込むべきかという、コミュニティでの発表が抱える課題が、LTであるがゆえにくっきりと浮き彫りになった感じだ*1。RubyKaigiやLLでは内輪ネタ満載の発表が実に楽しいのだが、部外者の立場では内輪ネタより内容のしっかりした真面目な発表の方がはるかに好感が持てた。まぁ、当たり前の話だけれど、そういう意味で今日はいい勉強になった。
*1 Ruby界隈でこのバランス感覚が絶妙に上手いのは高橋会長。
2008-11-14(金) [長年日記]
■ しょこたんを尊敬してる
朝からイヤなものを読んで気分を害したので、最近忙しくてさっぱり読めてなかったしょこたん☆ぶろぐの未読200記事をがーーーーっと読んだ。それでも一週間分に満たないんだから、あいかわらずの更新ペースだ。おかげで気分一新! 元気になったよ。ありがとう、しょこたん!!
「しょこたん☆ぶろぐ」は、リスペクトに満ちている。ときおり自分自身を卑下する記事が混じることはあるものの、基本的には「自分が好きなものをひたすら好きと言うだけ」のブログだ。それが1日に何十エントリにもなるんだから、中川翔子の好きパワーは本当にすごい。読んでるだけで幸せになる。
逆に彼女は、何かをけなすことはまずない。有名人がネットで何かをけなすのは明らかに危険行為なので、意図的に避けているのかも知れない。まぁ、それほど売れてないころからあんな感じだったので、たぶん本能的なものだと思う。
とにかく中川翔子はdisることがない。努力の賜物か、はたまた持って生まれた才能なのかに関わらず、そんなブログを何年も続けられる中川翔子を尊敬している。
自分の半分の歳の女の子をつかまえて「尊敬してる」なんてどうかしてると思われるかも知れないけど(というか「しょこたん☆ぶろぐ」を読んでると言うだけで引かれることも多いのだが)、かなり本気で尊敬している。もし今るびまのHotLinksに呼ばれたら、尊敬する人物として中川翔子をあげてもいいくらい。あんな才能は見たことがないし、とてもじゃないが真似することなんてできないから。
人間、人生も後半に入ってくると、どうしても「昔の○○はよかった」的な発言が増えてくる。これから知ることよりも今まで覚えたことの方が多くなっちゃうんだから、ある意味しかたがないことだ。
でも、なぜかそれに続けて「それに比べて最近の××はダメ」って言っちゃうんだな。何の根拠もないくせに。言った本人は少しばかり溜飲を下げられるかも知れないけど、基本的には誰も得しない、ばかげた行為だと思う。
何かを好きというために、別の何かを貶めない。そんな当たり前だけどなかなか実行できないことを、中川翔子は軽やかにやってのけている。そんなしょこたんをお手本に生きていきたい。若者や新しい文化をバカにして悦に入るような狭量な中年にはなりたくない。
というわけで、誰かおれのSONY嫌いをなんとかして!(PSPが欲しいけど買えない的な意味で)
◆ washi [しょこたんリスペクトに同意です。それも激しく。 PSPは、店で買わずに、新しいバージョンのものを買った人から、古い..]
◆ とおりすがり [しょこたんにボコボコにけなされたSH905iのカメラ画質 http://zapanet.info/blog/item..]
◆ TrackBack [http://ameblo.jp/nakano-neko/entry-10166716731.html タダのブログ..]
◆ こがんだ [ほんまです しょこたんの凄さを改めて痛感しましたワ]
◆ 0443 [十数年前、国際線飛行機のトイレの前で、声をかけた人がたまたまソニーのデザイナーさんでした。それから、ずっと友達です。..]
◆ useless [確かに難しい事だ。この短い文章の中でもすでに「若者や新しい文化をバカにして悦に入るような狭量な中年」を貶めてしまって..]
2008-11-13(木) [長年日記]
■ 【バイクで車載動画】紅葉の信州を行く(5) 臼田宇宙空間観測所へのアプローチルート
先週末のツーリングの動画、第五弾。前の4本は、これを作るためにあったと言っても過言ではない。前から臼田へのアプローチは動画にしたいと思ってたんだ。このシリーズはたぶん、これで最後。まだクリスタルラインの分もあるけど、あそこはもう葉が散っちゃってたので、見ていてあまり面白くないし。
ちなみに動画タイトル(など)がおかしなことになっているのは、Wassrで@kanがこんな発言をしたことによる:
tdtdsPのデビュー作を思いついた。「真とパラボラデートしてきた」 これなら箱○がなくても大丈夫w
でもまぁ、これを「Pデビュー」とは言わないだろ、JK。
◆ redrisefirm [椿ラインはおいらの地元っす。 車の運転の練習もあそこでしました。 夜は暴走族が多いのが難点ですが、 走り応えのある道..]
◆ ただただし [小回りの効くマシンだと楽しい道ですよね。 ただ、センターラインを平気で超えてくる暴走四輪が多くて怖いです。早朝でもな..]