2008-09-24(水) [長年日記]
■ @nojiri_h にアイマスのすごさを伝える試み
Tumblrをウロウロしていたら、Twitterでなされたこんなやりとりを見つけた:
nojiri_h: ボカロ界隈についてほとんど知らないニコマス廃人が以下略 http://d.hatena.ne.jp/hunir...
nojiri_h: このblogのおすすめを全部見たけど、ボカロな自分にはぴんとこなかった。確かに編集技術はすごいけど。
ので、@nojiri_hこと尻Pこと野尻抱介に、アイマスのすごさをSF者っぽい視点で伝えてみようと思った。「ニコマス」ではなく、「アイマス」のすごさのことだ。
常々主張しているのだが、アイマスのすごさは不気味の谷の向こう側の一番高いところにあることにある。人類は自らの創造物に不気味の谷を超えさせる努力を延々と続けているが、残念ながらそれに成功したことは未だかつてない。アイマスは(現状では無駄な努力にすら見える)その愚をおかさず、あえて向こう側に踏みとどまっただけでなく、その中でももっとも高いポイントを見つけ出し、そこにとどまる方法を編み出した。あとちょっとでも足を踏み出したら、奈落の底に真っ逆さまの、まさにそのポイントである。
このポイントを見つけ出すことがいかに難しいかは、海物語のマリンちゃんが谷底で生まれたのち、なんとか向こう側に這い上がったものの今はずいぶん谷から離れた場所にいることや、DoAが崖っぷちに辛うじて手をかけつつも、実質的に谷に落ちている状況を見ればわかる。言い換えれば、同じラグランジュポイントでもL4やL5ではなく、L1やL2で安定軌道を描くような難しさと言えよう*1。
すなわち、アイマスは工学的にすごい。Vocaloidエンジンの登場というエポック抜きにボカロのすごさを語れないように*2、アイマスのすごさを認識せずにニコマスは語れないのである。
なおこの文章は、こちらの意見に準拠して書かれました。
2008-09-23(火) [長年日記]
■ 富士山一周
4:30にアラームをかけて寝たら、4:10に目が覚めた。どんだけジジイなんだと。そんなわけで伊豆方面じゃなくて富士山方面にした。夏休みツーリング以来、1ヶ月以上バイクに乗ってなかったよ。というか洗車してないから泥んこだけど、まぁいいや。愛でて楽しむバイクじゃないし。
夏の間はどんだけ早起きしても夜が明けていたんだが、9月も後半ともなると日が昇るのもずいぶん遅くなる。御殿場ICから富士山スカイラインに入るあたりでちょうど太陽が顔を覗かせて、みごとな赤富士になった。写真を撮った時にはだいぶ昇ってしまっていたけど。
今日は「手持ち機材で車載動画にチャレンジ」というテーマがあったので、新五合目の入り口で「Gorillapod + IXY Digital」をセットアップ。もちろん無茶は承知。カメラポジションの選定が目的。
R1200GSは性格上、むき出しの部分が多いので、カメラを固定するパーツは多い。まずはスクリーンの背後、メーター周りを固定しているステーにGorillapodをぐるぐる巻きつけてみる。落下防止にタイラップで足の一本を固定。結果はまぁ、ある意味面白い動画になったんだけど、エンコードの勉強したらあとでニコ動にあげよう。ただ、思ったほどひどくなかったかな。ただこの位置は、スクリーンへの写り込みのせいで見た目が悪い。それさえ解決できれば、エンジン音も拾ってくれるので、第一候補か。
その後、時計回りに富士山を回りつつ、西湖畔周回ルートで二度目の撮影。今度は右のハンドル周りに巻きつけてみた。安定感はこっちの方がいいけど、風をもろに食らうので、風切り音がひどい。スクリーンの端が画面に入っちゃうし。一長一短だなぁ。というか、あっという間にバッテリが尽きた。普通のデジカメじゃダメだねー。
アングル的に一番いい場所はライトの下にある、オイルクーラー周りのパイプなんだけど、この位置はカメラの状態を視認できなくなってしまうという問題が。風切り音問題もあるしな。うーん、悩ましい。
■ 横浜FM 1-1 川崎@国立競技場
神奈川ダービーなのに国立競技場という妙なステージ。国立は屋根がないからつらい。9月末だというのにたっぷり日焼けしてしまった。
試合は、中澤が一人で2得点をあげる大活躍で1-1のドロー(笑)。中澤ありがとう。
ジュニーニョを替える決断ができない監督の弱気と、ぶり返した「ブラジル人頼り病」が諸悪の根元という気がするね。
2008-09-21(日) [長年日記]
■
別冊 図書館戦争〈2〉(有川 浩)
『図書館戦争』星雲賞日本長編部門受賞、おめでとう!(←いまごろ)。おれの中ではSFじゃなくて恋愛小説だけど。
それはともかく、別冊もこれで終わりとなれば、残るはあの二人しかいないわけで、ネタバレもなにもあったもんじゃないと思うが、言うまでもなくお待ちかねの柴崎×手塚である。
さすがの有川浩も、この二人で糖分過剰にするわけにもいかなかったのか、甘さ控えめ。かといって大人の恋愛というわけでもない、キャラによく合った話になっている。メインの話はミステリ仕立てだが、話の中盤で犯人は丸わかりになってしまうので、あとはこの二人がどう進展するのかハラハラしていればよろしい。いつもどおりの「キャラ読み」で。
これで本当に打ち止めならすっきりしていいんだけど、メディアワークスがやめさせてくれないだろうなぁ。
Before...
◆ 野尻抱介 [ では、さらにマジレス路線でいきます。 (1)について。たぶん平行線でしょうし、結論がどうであれこの議論には重要..]
◆ ただただし [(1)について。平行線というか、SF者でもある野尻さんに向けてのネタみたいなものだし、あんまり真剣に話を続けられても..]
◆ 野尻抱介 [ (2)について。大体了解しました。力点のずれは感じますが、さほど大きくはありません。 (3)について。ボカロの場..]
◆ ただただし [なんとなく自分でもまとめ的なものを書かないといけない気がしたので少しだけ。 実は野尻さんのおすすめを見ても、心惹か..]
◆ 野尻抱介 [ あー、あのおすすめは一般向けに作ったので、たださんを狙い撃ちしたわけじゃないです。それを作るには情報が足りませんで..]
◆ ただただし [あー、野尻さんのオススメが「汎用」なのは承知です。私が言いたかったのは、「ターゲット」が明確でないレコメンドが成功す..]