2008-03-17(月) [長年日記]
■ Garminの地図ソフト「MapSource」を使ってみた
先日購入したバイク用ナビはGarmin製なので、MapSourceというGarminデバイスと連携できる地図ソフトが付属してくる。DVD 1枚に日本地図が入っているので、Google Mapsほど詳細ではないが、車での移動ならそこそこ使えるというレベルの地図だ。
位置情報(ウェイポイント)やルートなど、さまざまな情報が扱えるようだが、とりあえず全国のパラボラアンテナの場所を入れてみよう。……と思って検索機能を使おうと思ったら、住所でも電話番号でも検索できない。ナビ本体ではできるのになんで!? そのくせ「通りの名前」とか変な検索はできるんだから、ローカライズが手抜き過ぎである。これはひどい。
しかたがないので、Google Mapsで場所を見つけて、同じ場所をMapSource上で探してウェイポイントを打つという間抜けな作業。これなら、最初からGoogle Maps上でマイマップを作って、ウェイポイントを抜き出すアプリでも書いたほうがよくね?
スクロールもトロいし、期待したほどいいソフトではないようだ。まぁ、ワンタッチでナビ本体にデータを転送できるのはいいけれどね……。それにしても「内之浦宇宙観測所 909.5km」とか表示されると、けっこう近い気がしてきちゃうなぁ。直線距離だからなんだけど。
2008-03-16(日) [長年日記]
■ 公開ほしい物リストで恩恵を受けてる人もいますから
Amazonの「Wishlist」改め「ほしい物リスト」で個人情報がダダ漏れだった件、いまだ問題が修正されないのか、まだ検索ができないようだ。困るなぁ。
もう何年も前になるが、おれの界隈(ということは主にtDiaryユーザ)の間でWishlistを公開するのが流行ったので、あれはもともと公開して使うもんだと思っていたから、今回の事件は「いまさらなにを……」という感じ。まぁ、Amazonの説明が足らないのは確かだろうけど、それもいつものことだしなぁ。
それより、この件に対して「欲しい物をリストアップしておねだりするなんて、日本人には合わない」とか断言する人がけっこういて、そっちの方が驚きだ(やじうまWatchとか)。あんたら、どんだけ狭い日本人観を持ってるんだ。
結婚式の引き出物なんかで、カタログギフトを配るのがかなり一般化しているのを見れば、「ほしい物リスト」なんてほんの半歩先の話じゃん。あらかじめ欲しいものを言ってくれれば助かると考えてる人なんて、ざらにいるぞ?
「プレゼントってそういうものじゃないだろう」と言いたい気持ちもわかる。でも、たとえばおれのほしい物リストに並んだ200個近いアイテムを見て欲しい*1。誰かのプレゼントを選ぶとき、200もの商品を比較検討することなんて普通できないよ? この中から相手と自分に合った上にウケも取れる品を選ぶのはけっこう難しいと思うけど、どれを選んでも相手が喜ぶのは確実なので、効果が高くてリスクが低い。使わない手はないだろう。
実際この中からプレゼントをしてもらったことは何度かあるけど、いつだって嬉しい驚きがあったよ。「あえてこの商品を選んだか!」とか、贈り主のセンスも伺えるしね。自分も、感謝したい相手がリストを公開していたら、気軽にプレゼントできるからありがたいと思う。Amazonが今回のことで萎縮して、デフォルト非公開なんて方向転換はして欲しくないなぁ。
結論: 私宛のプレゼントはいつでも受け付けております。
*1 いつの間にこんなに膨れ上がったのか自分でも不思議。
2008-03-15(土) [長年日記]
■ BMW純正ナビをR1200GSに取り付け
あなたは、地図を見ずに勘で曲がった方向が、実は行きたい方角と正反対だったという経験はないだろうか。おれはしょっちゅうある。というかむしろそれがデフォルト。街を歩いていても、今進んでいる方向がどっちだったかすぐに見失うので、片時も地図を手放せない。こんな方向音痴がツーリングを趣味としているのだから、不幸としか言いようがない。よくぞ今まで、行き倒れにならなかったものだ。
そんなわけだから、カーナビを付けるときはできるだけ高性能なものにしようと決心していたのだ。機械の性能の低さを人間が勘で補うようなシチュエーションはあり得ないのである。だから、工賃込みで10万円オーバーというのは、おれにとってはちっとも高くない。
先週注文した、BMW純正ナビが届いたので、取り付けに行ってきた。GSの場合はハンドルクランプと友締めになって、メーターの下に見える形になる。Garmin zumoの汎用マウントはかなり大振りらしいが、BMWは各車種用に専用のマウントがあるので、すっきりしている。本体カラーもマットブラックで車体から浮いてない。
いちおう盗難防止用に専用工具がないと外せないようにする仕掛けがあるが、本体上端にあるレバーを引くだけのワンタッチで本体だけ外れるので、バイクを離れる時は本体だけパニアケースに放り込んでおけば良いだろう。常時パニアが付いているBMWならではの運用。
もちろん防水。それもかなりの防水性能らしいので、カウルの内側のこの位置なら雨に負けることはまずなさそう。
すっきりしているとは言え、けっこう飛び出しているので、走っているとメーターよりもナビの方を見てしまう。まぁ、じきに慣れるだろう。自車位置を示すアイコンはバイクになってるのが気が利いてる。
バイク用のBluetoothヘッドセットは2〜3万円と、ちょっと高すぎるように思ったので(こういうところはケチる)、しばらくは有線で使うことにした。いつもiPodで使っているヘッドフォンを延長ケーブルでマウントにある端子へ接続。最初、ぜんぜん音が出なくて焦ったが、エンジンかかってないと音が出ない仕様らしい。本体には端子がないので、スタンドアロンでは音声案内は使えないということか。
音声は合成だが、まぁ、抑揚がおかしな点はあるものの、けっこうまとも。案内のタイミングは、好みよりはやや手前からすぎる気もするが、バイクの速度域を考えれば妥当かも。
MP3データをSDカードに入れれば、音楽も聴ける。本体内に標準で、当たり障りのない感じのインストルメンタルが何曲か入っていたので流しながら帰ってきたが、一般道では気が散るからナシだな。というか、バイクはエンジン音を聞きながら走るもんだろ! とはいえ、距離稼ぎのための退屈な高速道路なんかでは、退屈しのぎによさそうだ。眠気覚ましになりそうな元気な曲をいくつか入れておくか。山本正之とか。
付属品はいっぱいあって、まだ試してない。USBでPCにつなげると、本体とSDカードがそれぞれマスストレージとして見えるので、ファイルの入れ替えが簡単にできる。Gaminの出力するGPX形式のファイルはGPSデバイスの中でもメジャーなフォーマットなので、関連ツールも多い。ちょっと探せばGoogle Maps上に経路を展開してくれるサービスやツールがわんさと見つかる。あとでいろいろ試してみるつもり。
あと、感動したのが、ACアダプタ。本体側の端子が、USBなのだ。つまり、充電もデータ交換もUSB端子を使えということ。合理的だなー。見習って欲しいよ、WILLCOMとかWILLCOMとかWILLCOMとか。他にも、マウントについている防水端子カバーが、本体搭載時は磁石でマウントにくっつくようになっていて、走行中にブラブラしないとか、すごく細かいところまで作りこんであって、かなり好印象。老舗は違うねぇ。
◆ yamk [ttp://www.st.ryukoku.ac.jp/~kjm/security/memo/2008/03.html..]
◆ ただただし [そういう単純な実装じゃないみたいですよ: http://mala.nowa.jp/entry/a6c0982936 ..]
◆ hΛl (hal) [tDiaryのほうでお世話になってます。横から申し訳ありませんが気になったので。 > 単に「wishlistは公開し..]
◆ ただただし [>hΛl 説明不足が原因にあるのは全面的に認めます。改めるべきはそこであって、安易に「原則非公開」なんて方向でお茶を..]