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ただのにっき


2007-08-29(水) [長年日記]

パシフィコ横浜に来ております

床寝するitojun 今日は真の誕生日だから、仕事を休んで朝から晩までニコ動三昧だ! ……と考えていたはずなのに、なぜかパシフィコ横浜に来ていたりして。「え、SF大会は明日からじゃないの?」と思ったあなたはおおむね正しい。でも、なぜかおれ、スタッフなんだよ! 初めてのSF大会がワールドコンで、おまけにスタッフって。ありえん。

スタッフつーても、末端の末端なので、全貌はいまだつかめず。つーか、朝から晩まで床をはいずってネットワークケーブルを敷設していただけなんだけど。写真は、おれをこんなことに引きずり込んだ張本人が疲れ果てて床で寝ているの図。除名になっても知らんぞ。

チラシ封入作業 最近はイベントのノベルティに薄っぺらいエコバッグを作るのが定番らしく(こないだの相模原宇宙研もそうだった)、今回もスーベニアブックやスポンサーのチラシを封入する作業がスタッフの手で行われていた。数千人分なので、そりゃぁえらい作業ですヨ。

個人的に一番ウケたのは、早川書房のチラシがよりによって今日の早川さんだったことである。作者のcocoさんは来られないようだが、代わりに早川さんが世界のSFファンにアピール。次はきっと英語版だよ。あのネタは世界に通用するだろうし。

Tags: nippon2007 sf
本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

にじむ [え、そうだったんですか! それじゃあみんなはその恩恵にあずかるんですね。お疲れ様です。わたしは土日しか多分行けないの..]

naa [はじめまして。 とうとうワールドコンですね。時刊新聞などという企画をやっていますので、見かけたら記事でも書いてやって..]

ゆきち [> 除名になっても知らんぞ。 みんなそのネタ好きだなぁ。]

kitaj [うぉ,スタッフなの? いいなぁ,楽しそう.]


2007-08-27(月) [長年日記]

Google Readerを発掘する

スクリーンショット LDRは、多量の未読があってもがんがんテキストを読み進められる操作性と、フィード単位の未読管理のおかげであっさり諦めをつけられるのがメリットなんだが、動画のフィード相手だと「がんがん」というわけにもいかず。毎日数十の未見動画が増えるニコ動フィードを扱うのは無理がある。

そんなわけで、記事単位で未読管理ができるGoogle Readerを久々に発掘。2年前にちょこっと使ってすぐにお蔵入りにして以来。だいぶ変わったとは聞いていたが、基本思想はそんなに変わってないかな。今回の用途にはばっちりだけど、やはりLDRに比べるともっさりしているので、たくさんのフィードを登録する気にはなれない。

でもまぁ、すでにマイリストがいっぱいな身としては、代わりにスターをつければいいわけで、なかなかいいマッチングかも。ただ、検索機能がないというのはどうかと。検索はGoogleのアイデンティティじゃないの?

とりあえずタギングはしておく(けど日本語のタグが通らないのであった)。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

むらまさ [Google Readerに検索機能が付きましたよ。このエントリーをGoogle Readerの検索機能で検索して探..]

ただただし [おぉ、本当だ。これで曲名で検索できる! ますますニコ動専用リーダとして不動の地位に(笑)。 Gmail並みの演算子が..]

takano32 [中の人がこの日記を読んで急いで実装している様子を想像してしまった。]


2007-08-25(土) [長年日記]

ピラミッドからのぞく目 (上) イルミナティ 1 (イルミナティ) (集英社文庫)(ロバート・シェイ)

この作者達はまるっきりの能なしよーー文体も、構成もなってないわ。出だしは推理小説風なのに、SFになったかと思うと、怪奇ものになるし、気味悪いほど退屈な何十というテーマをめぐるめちゃくちゃに細かい情報がぎっしり詰まってるの。それに時間の流れもフォークナーやジョイス気取りのすごくわざとらしいやり方でてんでばらばら。さらにひどいのは、猛烈に卑猥なセックス・シーンが売ることだけを考えてぶちこまれていて、作者たちはーー聞いたこともない人たちなんだけどーー最高に悪趣味を発揮して、実在の政治上の人物をこの出鱈目に引きずりこんで、実在する陰謀を暴いているかのように見せかけてる。

下巻の後半にある、登場人物が語る本書自体に対する評価である。まったくこの通りで、これ以上でもこれ以下でもない感じ。Amazonがやたらと勧めてくるし、「伝奇小説の傑作」という触れ込みなので読んでみたけど、時間の無駄だぁ〜。

もちろん、「何十というテーマをめぐるめちゃくちゃに細かい情報」が面白いのだろうし、深読みをすればイロイロとわかるんだろうけど、それ以前に話がぜんぜん面白くない。というか、わざと読みにくくしているから、読むのが面倒でしょうがない。おれはこういう、時間を持て余した読者だけが宝物にありつけるような、サービス精神に欠ける小説を読む気になれない。

というわけで、続きは買わない。


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