2007-05-19(土) [長年日記]
■ 沖縄宇宙通信所
なにはなくともまず駆けつけるのは、沖縄に来た人の10人に9人は訪れるという、沖縄宇宙通信所。すいません、嘘です、1万人に1人くらいです。いやもっと少ないか。那覇から高速を使っても車で1時間以上というのは、それだけでハードル高いよな。
カーナビのおかげですんなりたどり着けたが、県民の森を抜けて林道のような道を通る妙な裏ルートを指示されたので、すげぇ不安。案内が少なすぎて、「こりゃぁかなり寂しい見学になりそうだなぁ」と思ったが、どうしてどうして、立派な施設だった。とくに見学者向けの展示が豊富で、各種ロケット模型やビデオ上映、「ゆり」の実物を初めとする衛星模型も豊富。HOPE-Xの模型が堂々と飾ってあるのには苦笑したが……。
とまぁ、礼儀正しく展示を見て回ったあとは、パラボラづくし。建物の前には堂々とした30m。やや古くて錆などが浮いているが、個人的にこういうメッシュ+トラスのディッシュは好きなので嬉しい。残念なのはお休みモードで真上を向いているのと、梅雨入りしてしまったのでどんよりとした曇り空なこと。やはり沖縄のパラボラは、ピーカンをバックに撮りたいよなぁ。
で、そのあと、ちょっと離れた18mと10mを見学しようと、守衛のおじさんに(いちおう)断りをいれてみると、「いいよいいよ、チェーンが張ってあるけど、外して中に入っていいから」という返事。マジっすか! なんて優しいんだ! 勝浦で問答無用で写真を消させられたのと比べるとえらい違いだ。つーか、税金で賄われてるんだからこっちの方が当然の対応という気がするが。防衛施設じゃあるまいし。
というわけで、珍しいX-Y制御の18mを隅から隅まで堪能。すらりとスマートで、美人だよねぇ、このアンテナは。ちなみにコレ、撮影を禁止された勝浦の18mと同型のはずである。やれやれ。
続いて、敷地の外れにある10m。たった10mといって侮るなかれ。3軸制御。貴重だ。もっとも、どこが3軸なのか、よくわからなかったんだけど……(笑)。
というのも、写真を撮っていたら守衛のおじさんがスクーターでやってきて、そろそろやめてくれと言う。アンテナ周辺に設置してあるセンサーにおれがひっかかって、本部で警報が鳴りまくりなんだそうだ。って、おじさん、知らんかったんかい! いくら沖縄だからって、おおらかすぎる!!
まぁ、もう十分に堪能したし、これ以上おじさんに迷惑をかけても申し訳ないので、丁寧にお礼を言ってから辞去する。
■ 沖縄美ら海水族館
わりと時間が余ったし、腹も減ってきたので、「じゃあジンベイザメでも食うか」(←食べられません)ということで、美ら海水族館まで足を伸ばす。那覇から2時間かかるけど、さすがに有名なのでけっこうな人出。もっとも、駐車場にはスムーズに入れたし、もっと集客しないとペイしなさそうな気がする。
というくらいでっかい水槽に、ジンベイザメ3匹を含むサメが何十匹もウヨウヨ。たしかにこれは壮観だ。水族館内のカフェでタコライスが食べられるのに気づかず、その前にレストランで昼食をとってしまったのが残念である(サメ関係ねぇし)。
結局タコライスは、空港で食べたけどね。那覇への帰路でBlue Sealのアイス(さとうきび味)も食べたし、昼には紅いもの天ぷらも食べたし、とりあえず沖縄で食べたかったものは全部食べたかな。
2007-05-18(金) [長年日記]
■ 研修終了
予定を30分ほど過ぎて、研修終了。楽勝すぎ。こんなんで沖縄まで来させてもらって、すんませんね。
県庁前でレンタカー(ワゴンR)を借りて、平和記念公園あたりまで軽くドライブしたあとは(←ぜんぜん軽くねぇ!)、火曜にも入った店で夕食。オリオンビール、ヤギ刺、もずく天、ソーメンチャンプルー。ヤギ刺は冷凍もので、匂いも抑え気味。以前食べた時のような強烈なインパクトがなくてイマイチだった。もずく天はヒット。これはうまいなぁ。
あとはタコライスが食べたいんだけど、あんまり置いてる店がないんだよなぁ。どこで食べたらいいんだろう。
2007-05-17(木) [長年日記]
■ 管理職研修で北島マヤになった話
今回受けているのはいわゆる管理職研修で、すでに受講した同僚にどんなセミナーだったのか聞いてみたら「ものすごく厳しかった」とか「自信を崩壊させられた」とか、なんだかやたらと抽象的で不吉な噂ばかり。ありがちな、無駄に体力を使わされる軍隊式の古臭いセミナーなのかと恐怖におののいて参加したわけだが。
蓋を開けてみれば、講師をして「ロールプレイ」と呼ぶ、ようするに「部下に仕事を与える」とか「部下を誉める」のようなシチュエーションに沿って自分でシナリオを書き、役どころになりきって一人芝居をするというスタイルだった。思わず
「ふたりの王女」のオーディションかよ!!
と心の中でツッコミを入れてしまった。つまり、"優秀な管理職"の仮面をかぶればいいってことだ。はっきりいって、そういうのは得意すぎる。得意すぎて困るくらいだ。他の受講生が四苦八苦する中、自分だけさっさと課題をこなしてしまい、しまいには講師が用意したシチュエーションが尽きてしまったので「オリジナルのシナリオを作ってください」とまで言われる始末。まさに『ガラスの仮面』にあったあのシーンのようなアリサマであった。
まぁ、ふつーの管理職だったら、こんな課題は苦痛だろうなぁ、そりゃぁ。でもこういうの、最近急増中(?)のプレゼン大好きソフトウェア開発者だったら、みんな楽勝でこなすんじゃないだろうか。つーか、「管理職ごっこ」が上手だからといって、すなわち「良い管理職」とは言えないんじゃね?
ちなみに、「ふたりの王女」のオーディションは、文庫版だと14巻あたり?(12巻じゃなくて14巻だったので後日訂正) マヤが一人芝居を通して復活していくシリーズのクライマックスにあたるあの場面が、おれは『ガラスの仮面』の中で一番好き。そんなマヤに同調できた点が、今回のセミナー最大の収穫であろう(いいのかそれで)。
◆ poppen [タコライスは、以前、那覇空港にあるビアホールで食べました。まぁ、わざわざ空港で食べる必要もないとは思いますが。]
◆ Lefty [見つけやすいのは吉野家ではないかと。 まだやってるはずです。さいきんいってないので自信はないですが。]
◆ ただただし [空港と吉野家ですか。どっちも盲点というか、最後の手段というか(笑)。参考にします。なんとなく、タコライスの夕飯を空港..]
◆ nanananashi [沖縄料理屋なら結構あるんじゃないでしょうか。以前は横浜駅前の沖縄料理屋にありました。]
◆ ただただし [沖縄で食べることに意義があるんですよ。]