2006-12-16(土) [長年日記]
■ Makan Makan
「本物の(シンガポール風)チキンライスが食べたい」というかみさんの希望に添って、大和のシンガポール料理店Makan Makanへ。ちゃんとタイ米をチキンスープで炊いたチキンライス(写真中央)は期待どうりの味だったが、それより牡蠣の春巻(写真奧)が実に旨くて、これのためにまた来ようと思った。
2006-12-15(金) [長年日記]
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図書館戦争(有川 浩)
ma2さんが激奨していたので買ってみた。うん、面白かった!!
目次を見ると、なんだか目次にはそぐわない硬い項目が並んでいて、「なんじゃこら」と思ってページをめくると、まったく同じ文章が再掲されていてタイトルが「図書館の自由に関する宣言」。1954年に採択された実在する文章である。この勇ましい宣言をネタに、この作品のような設定を思いついたのが50年間一人もいなかったなんて信じられんよ。本文に入る前に仕込まれたこの仕掛けに、グイっと胸倉をつかんで作品世界に引き込まれた感じ。ヤラレタ。だいたい、読書の自由を守るために文字通り体を張って戦う、という話に(とくに主人公の動機に)、本好きが共感しないわけがない。
スタイルはラノベだが、骨格は完全にSFなので安心だ(おれが)。文人の園である図書館を武人が闊歩する風景になじめるかどうかは、読者がSF慣れしてるかどうかに依存しそうだが、わかってしまえばテンポはいいし、硬軟のコントラストが効いた文章は作品の雰囲気をうまく盛り上げている。
唯一の難点は、(この作品は三人称なのだが)ときどき一人称の心象が地の文に混じることがあるのだ。なんの説明もないので誰の独白かわからないし、せっかくのテンポが台無しになる。新手のテクのつもりかも知れないが(ただの推敲漏れだろうけど)、読者が混乱するからやめたほうがいいと思う。
なお、続編が出ているが完結していないそうなので、今のところは買わない。別に続編はなくても単体で十分に面白いし。
2006-12-14(木) [長年日記]
■ またアキバ
またアキバで晩飯。「アキバ丼」だってさ、ちょーウケる(←目が笑ってない)。
でもまぁ、禁止食品を食べてもぜんぜん平気にはなったな。回復の証拠だ。医者は「あとはストレスのない生活を心掛けて下さい」というのだけれど、それは無理ってもんですよ先生!
■ 青い花(2) (志村貴子)
ふみちゃんいいよなー、ふみちゃん。なんで百合になんか走るかな、もったいねぇ(←作品を根底から否定する発言)。アキバのとらのあなで買ったら、特典で志村貴子からのメッセージカードが入っていた。ラッキー。
なお、賢明な読者はお気づきと思うが、この作品も「1巻目をかみさんが買ってきて、ハマったおれが2巻目以降を買う」という黄金パターンである。とほほ。
◆ やまざき [図書館内乱かな? > 続編 たぶん持ってたはず・・・。読み終わってるんで今度持ってきましょうか?]
◆ ただただし [いや、「内乱」は終わってないという話なので、続編が出るまで待つということ。]