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ただのにっき


2005-10-30(日) [長年日記]

なんだかビミョーに忙しい

遊んでるからだけど。とはいえ、ちょっと出かけようとしたらまたパンクして無駄な時間を費やしたり、なんだか効率の悪い週末であった。

夜は夜で、ずーっと原稿書いたりしてるし。あぁ、働けど働けど、バイクに吸い取られているような気が……。


2005-10-29(土) [長年日記]

トミカのR1

カブとR1 ヨーカドーをうろうろしていたら、トミカ売り場があったので、前から存在は知っていたSUBARU R1をGETした。ちょうどうちのと同じ赤なので好都合である。

そういえばウチにはカブのトミカもあるので、並べて撮ろう……と思ったら、クルマとバイクじゃぜんぜん縮尺が違うのな。というわけで、縮尺が近い(ように見える)缶コーヒーのオマケのC100と並べて撮った。


2005-10-28(金) [長年日記]

午後からビッグサイト

image WPC EXPOじゃなくて、こっちに来たんだよ。ホントだよ。

ハイブリッド―新種 (ハヤカワ文庫SF)(ロバート・J. ソウヤー)

問: 前作『ヒューマン-人類-』から今までの間に我々が得た重要な知見をひとつあげよ

答: それは「モヒカン族の発見」です

いやもう、読み始めてすぐこれに気づいてしまったときは、思わず「あっ」とか声を上げてしまったよ。つまり、このシリーズにおけるネアンデルタールたちは、まんまモヒカン族なんである。徹底した合理精神、問題解決には技術を持ってのぞむその姿勢、どこから見てもモヒカン族だ。なるほど、読んでいてネアンデルタール人社会にどうしようもなく惹かれるわけがわかったよ。

さらに作者はホモ・サピエンスのムラ人っぷりをわざと強調して描いているので、その対比はさらに明確になっている。典型的なムラ人であるジョック・クリーガーの描写はまさにそれ。結果的に、ネアンデルタール人描写にちっとも新鮮味がなくなってしまった上に、話の流れがたいへん読みやすくなってしまい、読書の面白さが減ってしまったのである。翻訳を待っている間に新しい科学的発見があって、設定自体が台無しになってしまうSFは少なくないが、まさかこっち方面から攻められるとは思いもしなかった。これはもう、otsuneさんに責任とってもらわないと!

もちろん、小説としての面白さは残るわけだが。前作で明かされた「人類存亡の危機」は、まさかという形で利用され、エピローグとあわせて、なかなか楽しく笑えるオチがつく。後半語られるかなりムチャなフェミニズム思想もそうだが、実はこれ、ソウヤーはギャグ小説として書いてたんじゃないかと勘ぐってしまう。モヒカン族はそのムーブメント自体が「ネタ」なわけで、そう考えると相乗効果を楽しめる余地もあるかもしれない。


こんな書評、Amazonにあげるわけにいかないよなぁ。でもあんなにいい加減な『銀河ヒッチハイク・ガイド 』の書評が「31人中、26人の方が、このレビューが参考になった」とか言ってる世界だし、ためしにこのままいってみる?

Tags: book
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

Henrich [Security Solution 2005 のほう、何かいいの(または面白いもの)はありましたか? 私も行ったので..]

ただただし [あんまり時間がなくてじっくり見られなかったんですが、あんまり目新しいものはなかったですねぇ。指紋認証の新しいアルゴリ..]

ma2 [ソウヤーはどうでもいいことを面白く書く(語る)天才だと思います。歴史に残るような傑作は無理だろうけど,何書いても面白..]


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