2005-07-11(月) [長年日記]
■ 謎の植物
庭に土だけ入った何も植わってない鉢があったんだけど、ある日気がつくとかわいい双葉が生えていたので、かみさんが何か植えたのかと思い、芝生のついでに水をやっていたら、けっこう大きく育った。
で、昨日かみさんに「これなに」って聞いたら「知らない」だって……雑草かよ! でもまぁ、雑草にしては自己主張が強いようなので、このまま育てていればきれいな花が咲くかも知れん。もうしばらく様子を見よう。
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59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋(アルテイシア)
ついに積読の在庫がなくなってしまった。最近の翻訳SFの出版状況はお寒いかぎりだ。さすがに月一冊程度じゃ、通勤読書には足りません。『宇宙戦争』ばっかり3冊も出してる暇があったら、有望な新人でも見つけてこいよな〜。
技術書はまだけっこう積んであるんだけど、そういうのはPCの前で実際にいじりながら読みたいもんだし……そこで、かみさんの書庫を漁ることに。というわけで、コレ。書籍化ウェブログ流行の流れに乗って出てきた本ですな。
想像したよりはかなり面白かった。この著者は、子宮より頭で考えるタチみたいだ。文章が男っぽく、けっこう分析的な思考過程なのでわかりやすかった。というか、女性のウェブログでおれが読む気になれるのは、こういう傾向の文体ばかりだが。
おたく男の「ピュア」が、キャリア女の奥底に眠っていた「ピュア」を、呼び水のごとく引き出していく様がいいね。おたくは基本的に、対象に真正面から向き合うからなぁ。新鮮だったろうなぁ。
でも、これを「おたくとキャリアの恋」と言ってしまうのはどう考えても間違いで、「純粋培養おたく男と、キャリアの皮をかぶったおたく女の出会い」だと、正しく表現しないと危ない。これを読んで勘違いしたおたくとキャリアがお互いを求め始めたら、不幸な出会いがたくさん生まれちゃうぞ〜。
あと、Amazonの書評なんかでは『電車男』と比較して云々というのをよく見かけるが、両者を「恋愛本」として同じ土俵で比較するのは間違ってる。『電車男』は「人を応援することのすばらしさ」を表現した本であって、「恋愛本」ではない。わかってねぇヤツ多いよな、そのへん。
で、昼休みに読み終わってしまったので、帰りの電車で読むものがない……_| ̄|○
追記
書き忘れ。どうせ比較するなら『監督不行届』だよな、と読みながら思ったんだった。この2人、ダブル・アンノと組み合わせは同じである。
2005-07-10(日) [長年日記]
■ アンドロイドの生体パーツ
最初、裏返しにパッケージされていたので、手にとって表返し、うっかり目を合わせてしまったかみさんは、「ギャッ」と言うなり取り落としてしまった。
今も「わー」とか「うぇ〜」とか「こっち見てる〜」とか言いながら料理しております。でもうまそう。
■ tDiary XHTML化キット
おれ自身は使わないんだけど、β版の0.1がリリースされたそうなので、紹介。
現状のtDiaryはHTML 4.01なんだけど、これを(現在のblogツールで主流[?]の)XHTML化しないのは、以下の理由による:
- tDiaryスタイルで書かれた過去の日記がHTMLなので移行できない(このXHTML化キットのように日ごとに変えられる実装は、一般向けツールとしてはモードを増やしすぎると思う)
- tDiaryスタイルのユーザにXHTMLの厳密性を求めるのもどうかと考えている
の2点かな。例えばWikiスタイルが標準になっちゃえば、そういう気遣いはなくなるんだけど。ということは、スタイルごとにレンダリングを変えるというのはアリかも知れないね。それなら今以上にモードは増えない。
モードが気にならなくて、かつXHTMLを使ったメリット(さまざまなXML文書を埋め込めるなど)を享受したい人には、こういう実装をチョイスする十分な理由があるだろう。
2005-07-09(土) [長年日記]
■ ASIMOプロトタイプデモ@ウェルカムプラザ
デモは1日3回あるというので、一番空いていそうな11:00の回を目指して青山へ。そう、今日は新型ASIMOをシモジモに見せてくださるというので、行って来たのである。
20分くらい前に着いたらまだガラガラで、ちょっと拍子抜け。P3が階段を上り下りしたときと比べると熱気が違う。それくらいASIMOが身近になって希少性が下がったということか? だいたい、待ち構えているのは大きなお友だちばかりだ。三脚に載せた集音マイクつきビデオカメラを構えている白髪のおばあちゃんがいたりして、ASIMOよりそっちの方に気を取られそうになる。ロボットのデモ会場には、ときどきこういう驚くような年齢層の人が混じっていたりして新鮮だ。
隣に座った事情通とおぼしき男性が連れの女性に語っていたところによると、「プロトタイプ」と付いているのはレンタル先の顧客に気を使ってのことらしい。まぁなー、すでに「ASIMO」はあるんだから、今日デモるのは「ASIMO 2.0β」とか、そんな意味合いだよなぁ。
そうこうする間に親子連れが少し来て、それでも座席は8割埋まった程度。デモ開始。お姉さんと現行ASIMOの掛け合いと時間稼ぎのビデオが流されたあと、真打登場。……は、速い!
現行ASIMOに比べて、赤く塗るほどではないが、マグネットコーティングしたくらい速い(←オタク向けの例え)。手を振る動作にしても、今までは皇族のそれだったのに対し、プロトは一般人のそれくらいキビキビ動く(←パンピー向けの例え)。動いているところを撮ろうとすると、おれ程度の腕前では必ずどこかがブレてしまう。屋内でシャッター速度が遅くなってるとはいえ、現行ASIMOではそんなことなかったのに。
で、イロイロと新機能を見せてくれたのだが、まずはルート上に障害物があったときにちゃんと別のルートを使って迂回する、判断力向上のデモ。これがいきなり失敗してくれる。障害物を見つけたところまでは良かったんだが、迂回しようとしたところでハングしてしまったのだ。「プロトタイプ」って付けといてよかったじゃん。観客もしょーがねーなー的な苦笑しつつ、心の中で「ASIMO、がんばれ!」と声援を送っていたことであろう。ちなみに写真は、ルート上で道に迷って途方に暮れているプロト。頭上に「?」が出ているのが目に見えるかのようだったので、書き込んでみた。めっちゃかわいい。
そのあと、時速3kmで走る(?)デモ(腰関節の効果は絶大だ!)、握手をしたまま押したり引いたりすると立ち位置を変えるデモ(握手をするとき手を上下に振れるようになった!)をして終了。短いながらも楽しいデモでありました。
が、不満もある。首に加わった関節を使ったデモがない。おれ的には、あれは「1自由度を消費してまでASIMOに"萌え"を導入した開発陣の大英断」なので(超勝手な解釈)、あれを客に見せないのはどうにも納得がいかんのだが。
Before...
◆ ただただし [たしかに雰囲気は似てます。大きさがよくわからないけど、うちのは葉の長さが10〜15cmくらい。]
◆ としろう [『電車男』との比較は違うなぁって思っていたけど。『監督不行届』とは気づかなんだ...不覚。]
◆ としろう [植物の方。もう少し経って咲いた花の形がわかったり、茎が紫になったり暗視色の実でもなったら、ヨウシュヤマゴボウって感じ..]
◆ ef [何となくピーマンやシシトウの仲間(Capsicum annuum)に葉の特徴が似ている気がします。>植物 まさかハバ..]
◆ ただただし [やめてよ〜 >ハバネロ #辛いの苦手。]
◆ TrackBack [http://sho.tdiary.net/20050814.html#p01 ただのにっき 謎の植物(3) 以前書..]