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ただのにっき


2003-08-02(土) [長年日記]

分類という病

ほとんどの人がディレクトリサービスであるYahoo!よりも、検索サービスであるGoogleを使うようになって、ようやく人類は「分類」という行為がむなしいことだと気づいたのだと思っていた。が、羊堂本舗経由でHatenaDiaryKeywordを流し読みしてみて、やっぱり分類というのは人類の持病なのかも知れん、とか思ったりして。

だいたい、ものごとをきれいにツリー状に分類できると考えるのは不遜というものだろう。一見、ひとつのツリーにまとめられるように思える生物の進化だって、ウィルスによって遺伝子が枝を渡ってしまうことが知られている。Yahoo!による自サイトの分類に不満を持っている人が少なくないのを見れば、人為的な事物の分類だって一筋縄ではいかないのはわかるだろう。そういえば、Ruby界隈でよく引用される「継承は最後の武器だ」という言葉、おれは「安易にツリー化を望むなかれ」という戒めと捉えている(まつもとさんの本意は違うかも知れないけど)。

というわけで、特定の目的のために作られたWikiじゃあるまいし、はてなダイアリーのようにみんなが同じ目的で集まっているわけでもない集団が、統一されたツリーを構築できるわけがない。だから、今回の措置は正解だと思うな。

だいたい、はてなのキーワードリンクはうっとしくて読みづらい。あれは「おとなり日記」の作成用にだけ使って、リンクにするのは特定のマークアップ(例えばWikiのブラケットネームのような)をした場合だけにした方がいいと思うんだよね。はてなの日記を読んでいて、キーワードをたどったことなんてないぞ、おれ。

8耐

スカパーで決勝の中継があるらしいんだけど、2000円。うーん、微妙な金額だ。絶対的に高い金額ってわけじゃないんだけど、払ったらきっちり最初から最後まで見ないと損した気分になっちゃうしなぁ。

pcspecs:SPC46: 夏場対策

自宅サーバであるpiccoloことSPC#46、最近は50℃(といっても目安なので本当にこの温度かどうかは不明)を越えるようになってきたので、梅雨も明けたことだし、CPUファンの回転数を上げておく。

といっても、今までは可変電圧の端子につないでファンの定格以下でそよ風程度に回していたのを、固定電圧の端子に差し替えて定格で回すようにしただけである。それでも47℃くらいまで下がったので、これで夏を乗りきれるだろう(たぶん)。

とは言え、そろそろバックアップのこともまじめに考えないとなぁ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

あおき [爾分類という病」まさにそのとおりだと思います。さらにこれを拡大解釈していくと、情報を何に使われるかあらかじめ予想して..]

あおき [ああ、すみません。ブラケットの話はWikiじゃなくて、日記のタイトルに分類を入れとく奴のことでした。]

なひ [分類できたモノが、オブジェクトとして(生まれつきでなく)身の回りに転がるのです。]


2003-08-01(金) [長年日記]

広島(2)

やっばり暑いです。すまん(誰にあやまってる)。あと、クマゼミがうるさい。

ウロボロスの波動 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)(林 譲治)

帰りの新幹線ではこれ。昨日の『海を見る人』が理学系ハードSFだとすれば、こっちは工学系ハードSFか。セリフがいかにも日本のハードSFって感じでこなれていないとか、ガーディアンが目だってばっかりやんかとか、文句のいいたいところもあるが、けっこう楽しめた。

ただ、AADDのような形態の組織は現実に存在しうるかどうか疑問だなぁ……と読みながら思っていたんだが、よく考えてみるとGoogleって会社はこれに近いかもしれない。

Tags: book

2003-07-31(木) [長年日記]

急いでるときに限って

Web上でうっかりクリックしたリンク先がPDFだったりするわけよ。Adobe Reader、起動が遅すぎ。つーか、「PDF」って書いとけよ! >未踏

#おめでとう >スーパークリエイター:-)

広島

覚悟していたほど暑くないのでがっかり拍子抜け。関東の方が暑かったかも。

海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)(小林 泰三)

今日は新幹線にしたので(広島は飛行機で行っても新幹線で行ってもあまり時間が変わらない)、読書時間はたっぷり取れた。つーか、へたったバッテリを注文して、「一週間で届きます」とか言っておきながらなんの連絡もないヨドバシのせいで、車内じゃほとんど何もでけんかったよ!! プンプン。

閑話休題。評判の高い短編集なので期待していたが(つーかほとんどの作品をSFMで読んでいたけど)、かなりイマイチ。ハードSF的世界を構築して、その中で暮らす人々をネタにする……という作品がほとんどなんだが、なんと言ってもストーリーがしょぼい。一般ウケを狙いすぎている感じで、どこかで読んだことがあるような話ばかりだ。おまけに作品の合間にはさまった短文が、教条的でうさんくさい。

それに、登場人物たちは我々とまったく違った世界に住んでいるのに、思考形態は現代人からほとんど変異していない。「あぁ、おれがこの世界に放り込まれたらこう考えるかもね」ってセンからまったく外れないので、驚きってもんがない。舞台装置にばかり興味がある感じで(いまどき背景説明に10ページも費やすか?)、読後感としては石原藤夫に近い(←年少の読者を置いてきぼりにする例え)。ちょっとねー、これは現代のSFじゃないよ。20年前なら感心したかも知れないが。

まぁ、『しあわせの理由』を読んだ直後は、何を読んでも不満かも知れないけどさ。なんでこんなに評判が高いんだろう。計算機屋としては「キャッシュ」だけが多少楽しめたかな。

Tags: book
関連する日記: 2003-08-01(金)
本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

halchan [whatsnew.rb がおかしくないですか? 勘違い?]

zunda [http://www.tdiary.org/archive/devel/msg00831.html これかな?]

ただただし [それです]

jouno [ほんとうになんでpdfで公開するんでしょうか。やめてほしいです。htmlで表現できないことなんてあまりないとおもうん..]

nijimu [印刷主体の物作りをしていたところは、レイアウトがかっきり決まらないというのが嫌だ、という話は聞いたことがあります。そ..]

ただただし [そういうユーザ無視の姿勢がまかりとおる職場には、いたくないですねぇ:-(]


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