2000-05-10(水) [長年日記]
■ Shizuka
Kondara 1.1のコードネーム「Shizuka」の謎がどうしてもわからないので、コ板に質問してみたんだけど、答えがないなぁ……と思ってたら、いつのまにか用語集が改訂されてて(ずるいっ[笑])、ようやく判明。まさかの予想通り、ミナモトシズカちゃんだったのね〜ん。工藤でも伊集院でもなく、源なら、許す(笑)。というわけで、この日記も名称変更だ。URLまでは変えないけど……って、最初からkondara
とかlinux
ってディレクトリにしとけよ >おれ
■ ディスク増設
さて。作る・聴く・Rioに転送する、のMP3利用環境すべてがLinuxに移行できてしまったので、いままでWindowsで管理していた2.5GB分のMP3ファイルもこっちに移したい。しかし、今Kondaraを入れているディスクはたった4GBで、残り2.5GBもない。実はこのマシンにはもう1台、4GBのディスクが付いていて、以前使っていたNT時代の遺産がすべて入ったまま眠っている。もちろん中身は新しいWindowsマシンの方にコピーしてあるのでいつフォーマットしちゃってもよかったんだけど、別に困ってなかったのでそのままにしてあったのだ。これをMP3用(というか各種メディアファイル倉庫)にしよう。
まず、fdisk
で領域を確保せねばならん。man
を読むと、IDEの2台目(というか、プライマリのスレーブ?)は/dev/hdb
というデバイスらしいので、fdisk /dev/hdb
とすると、なるほど、NTFSの領域が見える。これを解放して拡張領域を1個とり、その中にLinux用の論理領域をGET。4GBで1パーティションだ。
次はフォーマットしなきゃいけない。うろ覚えの記憶から、フォーマットにはmkfs
というコマンドが使えたはずだと思ってman
を引くと大当たり。さっき作った領域は/dev/hdb5
という名前になったので、mkfs /dev/hdb5
とするだけでフォーマットできる。順調すぎて怖いねぇ。
あとはmount
して使えばよろしい。/media
というディレクトリを掘って、mount -t ext2 /dev/hdb5 /media
とすればマウント完了。なんて簡単なんだ〜。即、Windowsを立ち上げて、Samba経由でファイルをコピーだ。
あ、ひとつわからんことが。起動時に自動的にマウントさせるには、/etc/fstab
に書いてやらんといかん。が、書き方がわかんねー。コピー中で実験ができないので、Webで調べてなんとなくこんな感じで書けばよさそうだとわかる。
/dev/hdb5 /media ext2 defaults 1 2
■ 最後の数値がわからなかったんだけど、最初の1は、dump
の対象にするかどうか。dump
ってのはたしか、バックアップのコマンドだったな。まぁ、どうせ使わないけど、1にしておこう。最後の2は、fsck
のためのもので、/
は1、その他は2にするものらしい。ま、明日立ち上げてみればわかるっしょ(笑)。
それにしてもなんだ。今どき4GBぽっちをケチケチ使ってもしょーがないよなぁ。2万も出せば30GB買えちゃうんだっけ? まぁ、どっかのバカOSと違って、増設しても内容をコピーしてマウントポイントさえ同じにすれば、何の問題もなく移行できるから、将来も安心だもんね。ボーナス出たらディスク買おう。
2000-05-09(火) [長年日記]
■ rio 1.07
通勤電車で音楽を聴くのに、Rio PMP300を使っている。出てすぐに買った(発売日にアキバで探しまくって買った記憶もある)。500が出ても悔しくないもん……ってそーじゃなくて。MP3ファイルをPCからRioに転送するのにRio Managerという専用ソフトが必要で、もちろんこれがWindows専用。パラレルポート接続で、プロトコルも専用。自前のCDをMP3化したリストから自作のRubyスクリプトでランダムにちょうど64MBぶんだけ選択して(ジャンルがほぼ全部Jazzなので可能な技である。ジャンルがまちまちだと気が狂います)、毎晩入れ替えているんだけど、このため「だけ」にWindowsマシンを立ち上げるのは実にむなしかった。
以前(まだWindowsしか使ってなかった頃)、riogeoというフリーソフトを開発した人たちがいて、試しに使ってみたこともあったんだけど、内部メモリ32MBぶんにしかアクセスできない上に(うちのRioは32MBスマートメディアを挿して64MBにしている)、エラー補正ができていないのかノイズがのるのでイマイチだった。その後、Rioからデータを吸い出せることが問題になったりして、開発も止まってしまったみたい。
ところが今日、Software Designを読んでいたら、その名もrioというフリーソフトがあるって言う記事があるじゃないの。慌てて最新の1.07をGET。GPLで配布されていて、もちろんLinuxで動く。外部メモリにもアクセスできるみたいなので、願ったりなかったり。
バイナリパッケージなどないので、もちろん野良ビルドが必要。ドキュメントやMakefile
を読むと、パラレルポートを直接いじるのでroot
権限で動く必要があり、実行ファイルにsetuid
ビットを立てている。ふむん、まぁ、個人で使う分には問題ないっしょ。make
一発でビルドするために、root
になって作業すると、たかだか40KB足らずの実行ファイルができる。こんなに小さいのか。いったいRio Managerの無駄なでかさはなんだったのよ。
試しにWindowsで「今夜の分」である32+32MBのMP3ファイルのリストを作って、転送してみる。内部メモリ用と外部メモリ用で2回に分けて起動する必要はあるけど、プレイリストを与えれば黙っていても複数ファイルを転送してくれるので楽なことこのうえなし。やたらとCPUを食うけど、Windowsでの転送にも遜色ない速度で転送完了。音質にも問題ないし、イッパツで移行決定〜っ。暇を見て、コイツ用のスクリプトを書こう。これからは毎晩、コマンド一発でデータの入れ替えができるなんて、夢のようだぜ。すばらしき哉、ハッカー精神。
これで、Windowsマシンを使うのはUSBを使うスキャナやスマートメディアリーダーを使う時と、ゲームをするときだけになった(PalmのHotSyncはもっぱら会社でやっている)。いずれも毎日やるようなことはないので、電源を入れる機会もかなり減る。うーん、また一歩、理想に近づいたのぅ。
■ ESD
もう1つ、Software Designを読んでいて知ったESDというサウンドドライバ(?)の話。複数の入力を同時に鳴らすことができるということは、MP3を聴きながらGnomeのイベントもちゃんと鳴るようにできるってことかな? ちょっと試してみる。まず、GnomeのセットアップのSoundで「Enable sound server setup」ってチェックボックスをONにする必要がある気がする(←アバウトすぎ)。さらに、xmmsのPreferencesで、Output Pluginで「eSound Output Plugin」を選択。自マシンで鳴らすのでConfigureで「Use remote host」のチェックははずしておく。これで、MP3を演奏しながらパネルとかをいじってみる。おお、ちゃんと出てますな。すばらしい。もっとも例によって、このやり方が正しいという確証はない(笑)。