1999-12-30(木) [長年日記]
■ OpFor
日記とか言ってるくせにぜんぜん毎日書いてないな。我が家は奥さんが正月好きなので、きっちり準備をするのである。だから年末は忙しいのだ。今日は窓拭きと風呂掃除と、こぶ巻きを作った(こぶ巻きは手伝っただけだけど)。あと、アキバに出かけていたS.P.C.のメンバーから、頼んでおいたOpposing Foeceが手に入ったという知らせが届いたので、明日もらい受けに行かなければならない。そしたら正月はゲーム三昧なのでコンダラ引いてる暇はぜんぜんな〜いのである(笑)。ま、のんびりいこう。
■ XFree86
さて、ウィンドウの描画があまりに遅いという問題をいろいろとWebで調べてみたんだけど、わかったのはXFree86 3.3.4から、i740はちゃんとサポートされているということと、'accel'はXFree86じゃなくて何とかちゅー商用Xサーバで使われる設定であるという2点だけ。i740が遅いなんて話はどこにも書いてない。ひさびさに初心者心理をしみじみと感じるなぁ。いろんなメーリングリストなんかで初心者がちょっと調べればわかるような質問をしているのを見て「ちゃんと調べてから聞けよ、タコ」と思うことはしばしばあるが、どこを調べたらいいのかわかんないこともあるんだよね。まぁ、いつまでたってもタコってヤツもいるんだけどさ。
ともあれ、しょうがないので新真・コンダラ掲示版で聞いてみた。そしたらすぐに反応があって、xfree86.orgの3.3.5の説明に、i740に関する話がいろいろ書いてあるから読むといいというアドバイスをもらった。xfree86.orgつったら本家じゃん。本家を調べないなんて、アホかおれは(つーか、英語のページも探せ、こら)。わかったことは、32bppではハードウェアアクセラレーションが効かないということ(現在の状態はまさにこれだ)。それから、24bppでは描画がすごく遅いという制限も書いてあった。ので、まぁ16bppまで落せばいいわけですな。でもこのカード、8MBのメモリ積んでるんだけど。さらにうちのモニタは液晶で1024x768なので、16bppにすると6MBほどのメモリが遊ぶことになるわけやね。もったね〜〜!! でも液晶だからもともとフルカラー出ないんだけどねー(笑)。
■ sendmail
さて。boot時に出るメッセージを見ていると、sendmailの起動時にやたらと時間がかかっている。しかもISDNルータが外に接続しに行っているようなので、どうも何かを探しにいって見付からなく、タイムアウトを待っているような状態くさい。これを解消しないと起動が遅くてたまらんし、bootのたびに10円かかってしまうので不経済だ。これをなんとかしたいんだけど、噂どおり/etc/sendmail.cf
は暗号のようだ。CF
とかいうのを使えばいいんだっけ? トライしてみっか。その前になにが問題なのか、原因を突き止めたいところだな。
で、しばらくシステムを探索してみたけど、エラーが出ている様子はない。CFのパッケージがすでに入っていたので中を探検してみると、sendmail
は起動時やメールの送信時に必ずネームサーバを引きに行くらしい。うちの環境にはDNSなんてないから、それで外に行っちゃうんだな。つーことはBINDも入れないといけないわけ? それからWebでいろいろ探してみると、sendmailはインストールしただけでは使いものにならなくて、やっぱりsendmail.cf
を作らないといけないらしいということがわかった。リンクをたどってうろうろしていたら、とほほるさんのページに迷い込んだりして、世の中狭いもんだ。しゃーない、腹を据えてCFとBINDにちゃれんじ。……あれ? DHCPクライアントがネームサーバなんかになれるのか!?(以下次号。ってをい)
1999-12-26(日) [長年日記]
■ bash
bash
がおかしかったのは、プロンプトを変な風にいじって遊んでいたためらしい。rxvtのタイトルバーにカレントディレクトリを表示させるようにエスケープシーケンスを使ったんだが、bash
はそれも含めてプロンプトだと思ってしまうので、1行の長さを勘違いするというわけ。タイトルバー表示をあきらめたらちゃんと出るようになった。1行の長さの勘違いと言えば、Cannaも1行の長さを勘違いしてくれる。vim
を100桁くらいのウィンドウで使っていると、Cannaの変換位置が80桁あたりで左端に移動してしまうのだ。Cannaのせいなのか、kinput2とかいうヤツのせいなのかわかんないけど、不便なのはたしか。はやくVJEを入れよう。
■ samba
sambaを入れた。これは以前、Vineで予行練習しておいたので、そんなに難しいことはない。つーか、今はSWATがあるから楽ですな。ちなみに(sambaのパッケージを入れておけば)、inetd.confのswatの行のコメントをはずして、あとはブラウザでlocalhost:901にアクセスすればいいだけだ。あとは、linuxconfでsmbサービスをアクティブにしておくのを忘れないように。……が、どうも別のWindowsマシンからマシンが見えない。IP的には見えているのでsambaの設定が悪いんだと思うけど、Vineの時と違わないんだよなぁ。逆にLinux側からWindowsマシンの共有は見える。ただ、Vineの時に便利に使っていたsmbash
(だっけ?)が見つからない。代わりにsmbmount
とsmbumount
というのがあったのでこれを使うことにする。rootじゃないと使えないのがちょっとアレ。そっこーでsudo
行き(笑)。Windows側から見えないのは、明日になったら直ってるかも知れないので、今日はこのまま寝ちゃおう(そういう問題か?)。
■ Canna
VJEを後回しにしているので、せめてcannaのローマ字テーブルをVJE風にしよう。「windou」って入れても「ウィンドウ」にならないんだもん、cannaって。これは$HOME
の.canna
を見ればどこをいじればいいかは一目瞭然。romanaka-able
のところを"vje.cbp"
にすればいい。これで快適。ちなみにvje.cbpってファイルがあるかどうかは正統派のfind
を使って探すか、locate
を使う。ただし、locate
を使うときには、データベースをroot権限で更新しておかないといけない。このへんは雑誌で得た知識。
■ フォント
TrueTypeフォントの設定はやっぱりできていなかったので、前回(12/14参照)の方法で設定完了。ただし、相変わらず効果的に利用する方法はわからない。Xのフォントまわりは難しいよなぁ。雑誌で読んだけど、理解したいと思わなかったしな(笑)。
■ IMAP
imapの再設定。前回(12/15)、IMAP越しにフォルダを作っても$HOME
にファイルができなくなったと書いたけど、あれは嘘だった。Netscape Messengerのサーバ詳細設定で、IMAPサーバディレクトリに別のディレクトリを指定していたからだった。これを/var/spool/folders/$USER
に設定することで、この問題にようやく決着したことになる(んだと思う)。あとはfetchmailの設定をして、プロバイダからPOP3でメールを持って来るようにすればいいのね。Linux Japan(2000/2)にちょうどそのへんの話が出てたから読みながらやってみよう、明日にでも(なんでもかんでも明日まわしだな)。
1999-12-25(土) [長年日記]
■ 再インストール
やっとNT→Win98への引越しが終ったので、もちっとましなマシンへKondaraをインストールすることにする。PentiumII/350MHzに、4GBディスクが2台、メモリは128MB。これだけあればかなり快適でしょう。今回は、カスタムインストールにチャレンジと行こう。どうせKDEやGNOMEを選んでもたいして変わらないようだし、だったら自分に必要なパッケージだけ入れた方がいい。例えばプリンタは持っていないので、印刷関係、とくにTeXの関係は邪魔なだけだし。とりあえず2台目の4GBはのちのちのために取っておくとして、最初の4GBに入れるようにパーティションを設定する。最初、swapパーティションが空きがなくて作れないというメッセージが出てかなり悩む。2台のディスクがあるとき、両方のディスク(hdaとhdb)が選択された状態になっているので、両方に指定したパーティションを作成しようとするらしい。2台目の方にはまだ解放していないNTFSパーティションがあるので、作れるわけがないのだが。デフォルトで両方選択されてるなんて、ちょっとおかしいのではないか? >anakonda ……とまぁ、それはさておき、swapに125MB、/bootに15MB、残りを/(root)に割り当てる。
とりあえずなんとかパーティションの設定は完了し、パッケージの選択にかかる……が、多すぎて何がなんだかさっぱりわかんねーっ(笑)。いちおうひととおり目を通して必要そうなパッケージを選択した。例えばbash
はデフォルトで1.14が入るようになっているけど、bash 2.03もちゃんとあることがわかったので入れてみたりとか。会社ではCygwin付属のbash 2.xを使っているので何かと不便に感じていたのだ。それからvim
とか、使ってみたいともくろんでいたいくつかのソフトも選択。その他の設定は前回とほぼ同じ。ただし、Xの設定はあえてデフォルトのままでやりすごす。変に手動設定をするとまたrunlevelをいじらないといけなくなりそうだったので。
パッケージ選択をすべて完了して、あとはインストールが始まるだけ……という状況でハングアップしたかと思うくらい長い時間待たされる。どうやらディスクのフォーマットをしている模様。だったらそう言えって。かなり不安になったぜぃ。で、あとは順調にインストールが終って、リブート。こんどはxdm(っていうの?)が立ち上がったぞ〜……って、おい、なんだこの画面は。Kondaraのカッコイイ壁紙に、ペンギンイラスト入りのログインウィンドウ……。そうか、本物はこうなるのか。前回は何か失敗していたから、水色の背景にマシン名とユーザ名/パスワードを入れるだけのさっぱりした画面しか出てなかったのねー。いやー、カッコイイし、ここからHaltやRebootもできて便利じゃないの、これ。
さて、さっそくこの日記を読みながら、前のマシンからftp
で環境ファイルを取り寄せて置き換える。ちゃんと記録を取っておくと便利であるな。ちょこちょこいじってみるけど、フォントとかがなんとなく違うような気がする。今回はDynalabのフォントが最初から入っているからかなぁ。bash2
は/bin/bash2
として入っていたので、chsh
してみる。なんか、長いコマンドラインを編集すると動作が怪しい。でもbash
でも同じような問題が……。こんなの前からあったっけ? 変だなぁ。あと、ビデオカードがMilleniumからi740に変わったんだけど、なんか描画が非常に遅いような。最初、VGAで立ち上がってしまったのでXconfigure
でXF86Config
を再生成させたせいだろうか。中身を見てみると、svgaというDriverの他にaccelというのもある。もしかするとこっちを使うようにさせないといけないのかな。でも、やり方がわかんねーつの。これは明日以降に調べよう。
さて、最初から日本語バリバリなはずのvi
でこの日記を開いてみたら、化け化け。なんだ、やっぱダメじゃん、と思ってあらかじめ入れておいたvim
で開いたら、同じく化けた……。まさかSJIS編集できないなんてー。Win32版のvim
はちゃんと編集できるのに。もしかするとvim
も5.xはまだ日本語化が甘いのかも知れん。Windowsで使ってるのは3.xだったもんな。困ったね、こりゃ。仕方がないのでとりあえずnkf
でEUCに変換かけて、今日の日記はvimで書いております。ちなみにvi
は、EUCに変換しても折り返しがはいるような長い日本語の文章は化けてしまうようです。やっぱvimですな。って、SJISがいじれないと困るぅ。
■ つーわけで、まだまだ謎も多いが、なんとかなりそうな気配なので、今日はここまで。大掃除を始めちゃったり、2ヵ月ぶりにバイクで出かけたりしてたもんだから、あんまり進めなかったぜ。ちぃ。