2017-02-16(木) [長年日記]
■ mongo_mapperからmongoidへ乗り換え中
自作のちょっとしたWebアプリはHerokuで動かすのが前提なので、ストレージにはMongoLabが提供しているMongoDBのプラグインを使うことがほとんどなのだけど、初期のころはドライバにmongo_mapper gemを使っていた。ものは悪くないんだけど、最新のRubyやMongoDBへの対応が遅いというか、最近は作者の反応も鈍くなってしまって、どうもやる気がなさそう。
最近作ったものはmongoid gemの方を使っていてそっちは最新の環境への追従も早いので、mongo_mapperを使っているアプリもmongoidへ乗り換えることにした。両者の違いはけっこうあるんだけど、置き換え自体はほぼ一対一なのであんまり悩むことはない感じ。modelのテストがちゃんとあれば、ほぼ確実に移行できる。
問題は、mongo_mapperを動かすためにActiveModelを古いバージョンに固定したりしていた制約をとっぱらったら、そのせいで古いままだった他のgemもいっせいにアップデートされてしまい、その非互換に泣くはめに。やっぱそうだよねー。依存するgemの見極めは難しいなぁ。
ちなみに一番悩んだのはRailsAssetsとSprocketsのコンボ技で*1、いままでこれで動いていたのに:
RailsAssets.load_paths.each do |path| settings.sprockets.append_path(path) end
以下の一行を足してやらないといけなかった:
set :assets_paths, %w(assets/js assets/css)
ようするに、これまでデフォルトで再帰的に探してくれていたassets配下が外れたということらしい。Railsの慣習の変遷かなんかに合わせたんだろう(たぶん)。これもいずれはnpm+webpackに移行しなくてはなぁ。
*1 設計が古いアプリなので、もちろんnpm+webpackには移行していない。
2017-02-15(水) [長年日記]
■ デレステイベント「LIVE PARTY!!」がどうにも楽しくない
LIVE PARTY(協力LIVE)はちっともゲームバランスの調整が入らないので、おれくらいの腕前のプレイヤーには苦痛でしかないのがなぁ。
PROでやるとSSRでフルコンとればたいてい1位か2位で、楽っちゃ楽だが面白みがない。一人だけPLvが高いからなんか浮いてるし。
じゃあMASTERはというと、まだ回復使わずにクリアできない曲もあるから回復だけでユニット組むと、クリアできてもポイントが伸びないのでたいていビリで100~120ptくらいしか入らない。そもそも他のメンバははるかに上手いから、一人だけ下手で申しわけない感じだ。
こんなん、PRPの近いプレイヤーだけで組ませれば、腕前が近い人たちでプレイできるようになるから「協力してる」って感じが出ると思うんだけどなぁ。失敗しても一体感が出るし(「TOKIMEKIで全滅した!」とか)、成功すれば達成感が高いじゃん(「みんなで回復を持ち寄ったからメルヘンデビューがクリアできた!」とか)。
そんなわけで、最初はPROでやってたら初日に海もネネも2枚ずつ出るというラッキーな流れだったので、MASTERに切り替えてあとはのんびり。最終日にぎりぎり10000ptに到達したので終了。それより、通常プレイに追加になったMASTER+の練習の方を真面目にやってた(笑)。
2017-02-08(水) [長年日記]
■ アイマスのコミックが豊作だ
月刊チャンピオンで連載中の「WILD WIND GIRL」の2巻が届いた。順調に続いていていい感じだ。
月チャンで向井拓海が主人公と聞いたときはあまりにはまっていて爆笑したものだけど、連載が進むにつれてちゃんとアイドルモノになっていってる。チンピラみたいなPが要所要所でいい動きをして物語をコントロールしていて、そういうところでしっかり「アイマス」になってて感心する。本編の出来がいいから、CDが付属する「特装版」商法にも腹が立たないよなぁ。
アイドルマスター シンデレラガールズ WILD WIND GIRL(1)オリジナルCD付き特装版(少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)
秋田書店
¥1,980
アイドルマスターシンデレラガールズWILD WIND GIRL 02―作中アイドルが歌う楽曲&ボイスドラマ収録!!オリジ (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)
秋田書店
¥1,980
アイマスのコミックといえば、サイコミで連載中の「シンデレラガールズ U149」も傑作のにおいがしている。タイトルどおり身長149cm以下のちびっこたちの話だが、同じく背の低い新人Pが、頼りないながらもだんだんアイドルたちの心を掴み始めていて、あー、やっぱりアイマスはプロデューサーが主人公じゃないとねぇ……という気分になる。
うん、そうなんだよ、やっぱり面白い作品はプロデューサーが主人公なんだ、アイマスは。アニマスだって、最初は頼りなかったPが少しずつ成長してアイドルたちの信頼を勝ち得ていく話だし、アニデレなんてかつて挫折したPがその手腕を取り戻していく物語だ。アイドルたちの話というフリをして、巧妙にPの成長を描くから面白い。
……とここまで得心しつつ、こないだ最終巻が出た「(門司雪版)ミリオンライブ!」のPはまったく目立たない存在だったことに気づく。あれはアイマスコミック史上に輝く最高傑作なんだけど。これは例外か。
いやでも待てよ? ミリオンのPは基本的に「顔なし」だったけど、最終巻の最後の最後で顔が出るんだよな。あのシーンまで、このPは「PだけどPじゃない」状態だったのでは? つまり、未来が「トップアイドルになりたい」って宣言するまで、彼は未来のプロデューサーではなかったのだ。なるほど。
ようするにこの作品は、未来とPが「出会う」までの長い長いプロローグなのだ*1。どうりで「顔なしP」は単に仕事を供給するだけのマシンみたいな存在だったわけだ。めでたく「人間になったP」の、その後の物語はこれから描かれるのだと考えれば、この作品の主人公がPでないことに納得がいく。
いやー、門司版ミリオンの続き、ぜひ読みたいですねぇ(←これが書きたかった)。
アイドルマスター ミリオンライブ! (1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)
小学館
¥662
9784091274717
*1 ちょうどゲームの方でもプロローグ編が進んでいるのは意図的なシンクロなのかも知れない。