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ただのにっき


2006-12-21(木) [長年日記]

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フェルマーの最終定理』『暗号解読』と読んできて、「知っている人が出てくるほうが面白い」という仮説を立てた以上、(物理出身のおれにとって)知ってる人ばかりが登場する本書が一番面白いに違いないと予想できるわけだ。……が、そうではなかった。仮説検証失敗。いや、とても面白かったけど。

科学は「巨人の肩」に乗って発達するとはいえ、いくらなんでもビッグバン宇宙論を展開する本で天動説まで遡らなくてもいいだろうと思う。ちょっと宇宙に興味があれば、本書の前半(つまり上巻)はほとんど知った話ばかりだろう。サイモン・シンの本は、登場する新発見のたびに背筋を駆け上がる「ゾクッ」という感覚が実にいいんだが、本書ではその感覚が登場したのは上巻も終盤、セファイドを使って銀河までの距離を測るあたりである。

また厳密な数学のの世界だった前2作に対し、厳密さを欠く科学の世界では、途中で常識がひっくり返る。宇宙論ではそれが何度も発生するので、(それはそれで面白いものの)せっかく積上げてきた「巨人の肩」がご破算になってしまう。いずれひっくり返されるのがわかっていながらそれを何度も読まされるのは、ちょっと苦痛だった。

下巻に入ると、関係者の数が増えてきて、あまり知らなかったことも出てくるので、次第に盛り上がってくる。大学で落ちこぼれたのもこのあたりなので(よく大学院に進めたな!)、サイモン・シンの表現力のおかげでとてもわかりやすいし。特に(いろんな意味での)立役者であるホイルが登場するあたりは、やはり最高に面白い。

Tags: book

第3回Rubyの本読書会

アキバでの仕事が予定より早く終ったので、メシでも一緒にと思ってささださんに連絡を取ったら、「これから読書会だから参加せよ」とのこと。おぉ、今日だったのか! 平日のイベントにははなから参加できないと思っていたから、ぜんぜん意識してなかったよ。

というわけで、メシ抜きで参加。初心者クラスにまじってイテレータの勉強をしてきました。楽しかった! いやしかし、あの本はプログラミング初心者にはちと難しいなぁ。

なお、あやふやな記憶でてきとーなことを言う癖があるので、今日おれが言ったことは鵜呑みにしない方がいいです(←今ごろ言うな)。


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