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ただのにっき


2005-04-12(火) [長年日記]

ウェブログの心理学(山下 清美/川上 善郎/川浦 康至/三浦 麻子)

誰か、Web日記研究者の苗字について、社会学的な研究をしてみたらいいと思った(←いきなりヨタかよ)。サポートサイトにTrackBackするといいらしいのでしておく。

著者の一人、山下さんから献本していただいたんだが、2年ほど前にインタビューを受けたときは、まさかtDiaryについてこんなに紙数を割いてもらえるとは思いもしなかった。恐縮である。で、取り上げてもらったから言うわけではないが、良書である。

いまだ出版ラッシュの続くウェブログ関連書籍だが、数年後に読み返してみても価値を保っているだろうと思われるものはほとんどない(『ウェブログハンドブック』くらい?)。ハウツー本はもちろんだが、その他の書籍も、せいぜい著者の身辺のごく狭いコミュニティでの経験を基にしているだけなので、視野が狭くてとても一般化できるシロモノではないのだ。しかし、WWWの黎明期から研究を続け、しっかりとしたフィールドワークまでこなした本書の著者たちは、経験の厚さ、視野の広さ、どれをとっても文句のつけようがない。

特に「歴史」を扱った第2章は重要だ。10年に渡るウェブログの歴史の中で、昨今のブームはたかだか1、2年のことである。そこにだけ着目した議論がなんと底の浅いことであるか。現在問題になっていることのほとんどが過去に登場済みであることがわかるだろう。「本質」に目を向けるいいきっかけになる章である。

そして、1997年の調査を元にした第3章。「Web日記」を「blog」に置き換えてもなんの違和感もないこと、また第4章と読み比べて、今と当時との違いはせいぜい「カネの匂い」の有無くらいである(カネの匂いはけっこう重要な軸ではある。が、あまり踏み込まなかったのは本書の立ち位置のせい?)。いまだに「Web日記とblogは違う」とか、自分の感覚だけで言ってる二元論者は、こういう事実を知るべきである。ウェブログは二値で分けられるものではなく、二次元スペクトルのどこかに位置づけられる、境界のあいまいなものなのだ、ということがよくわかる。

あと個人的には、第4章の「おわりに」が、ちょっと感動的な締め方だったのがよかった。そうそう、続けることが重要なんですよ。

Tags: book
関連する日記: 2007-06-19(火)

テーマ: curtain

本日のテーマ、または今日のいやがらせ(謎)。うちの寝室のカーテンだがな。どんどんMTっぽくなっているような気がするな。これで字の大きさを……(まだ言うか)。

気がつくと、横長で右か左に空間ができるようなアングルばかり探している自分に気づいて、ちょっと鬱になりました。とは言え、ネタは出し尽くしたので日替わりテーマは今日でおしまい(たぶん)。

※curtainテーマとしてCVSにcommit済み。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]
kdmsnr (2005-04-12(火) 14:47)

うーカーテン閉めたい。

ただただし (2005-04-12(火) 15:56)

なんなんだ、そのツッコミは(笑)

青月にじむ (2005-04-12(火) 17:50)

etoさんのところのように、時間によって窓(?)の色が変わるというのはどーでしょーか?(って何を期待しているのだろうか)

ただただし (2005-04-12(火) 19:40)

うーん、カーテンのハイライト部分までは変えられないから、かなーり不自然になりそうですが。

あさりん (2005-04-12(火) 19:40)

感動してくださって感動です.
お届けするのが随分遅くなったそうで,すみませんでした.出版社から献呈するリストにちゃんとお名前入れていたのに….というわけで,私からの「献呈」の気持ちもお受け取りいただければ幸いです.

ただただし (2005-04-12(火) 21:03)

あ、そうでしたね。伺ってます。ありがとうございました。


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