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ただのにっき


2020-09-10(木) [長年日記]

映画「インターステラー」をIMAXで観てきた

[写真]IMAXシアター

IMAX大好き監督クリストファー・ノーランの新作「TENET」が公開間近ということで、そのプロモーションとして過去作をIMAXで再上映するという企画があって(こないだの「ダンケルク」もそうだったのだ)、今週は「インターステラー」をやってるというので観てきた。そういえば観るチャンスを逸していたのだった。前の上映時、Twitterにはそこそこいい感じの感想が流れてきてた記憶もあるし、けっこう楽しみ。

で、結論から言うとまぁ……肩透かしだったわけだけど。

もちろん例によってIMAXを前提にした映像はすばらしい。とりわけ科学的に厳密に計算して描画したと言われているブラックホールとか、異星の風景とか*1。それはもう、文句なしに堪能できる。あと「2001年」を意識したような場面とかは、SF者としては嬉しいだろう。

ストーリーもかなりわかりやすく*2、あんまりそっちに思考を取られないので集中できるのも良い。序盤で娘との絆をしっかり描いているのもいいし、あの場面で「NASA」というキーワードが登場するのもゾクゾクする。

ただなぁ、ディテールが雑。雑すぎるよね……。地表から2段ブースターを使って(それもオフィスビルの中(!?)にある射場から)打ち上げられた宇宙船が、他の惑星では単体で宇宙往還機として飛び回り、惑星間宇宙船にはどこにも燃料タンクがない。とにかく宇宙船がでくるたびに「燃料は? 燃料どこに積んでるの!?」って気になってしょうがない。2001年が撮られた昔ならともかく、21世紀になってこれはないよなぁ……。

とにかく、ブラックホール「だけ」はがんばりました、他は知りません! というのがありありと見えて興ざめだった。期待が高かっただけにがっくり。

[写真]UMAMIバーガーの「CALI BURGER」

もちろん夕飯はUMAMIでした。今日はCALI BURGER。本当はALOHAを食べたかったんだけど、グランベリーパーク店にはなかった。残念。

Tags: movie

*1 「雲が凍っている」にはズッコケたけど。

*2 科学に親しんでない人たちによる「難解だ」という感想や「考察」と称したざっくりした科学解説が溢れているけど、ちょっとでも宇宙や物理をかじっていればめっちゃ単純な話である。


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