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ただのにっき


2017-03-12(日) [長年日記]

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE!! 3日目(千秋楽)

最新のロマンスカーEXEα

スタミナゲージは金で増やせる。

連日のライブ疲れは、とれるときにとっておかないと。といっても今日はバルト9でLVである。はー、天ちゃんが出るのに現地チケットをとれないおれはダメなPだよ、とほほ。いうほど努力したわけではないけどな。

そんな天ちゃんが、ぴょん吉と並んでセンターだったから、冒頭の「Thank you!」からけっこうびっくりしたのだけど、それよりステージの上に桃子とこのみさんを見つけてしまいましてね。2人ともあまりにも「本人」だったせいか見ているこっちの脳のインデックスが壊れてしまい、しばらくのあいだ中の人の名前を思い出せなくなってしまった。あれはもう「桃子」と「このみさん」という扱いでいいのでは(などと意味不明の言葉を口走っており)。

特別なライブには特別なスタイルで臨む。10thで初めて雪歩と同じボブで臨んだあずみんのように。そして今日「生まれて初めて髪を染めた」というたかみなのように。昨日の愛美もジュリアそっくりの真っ赤なショートにしていたけど、今日のメンバはキャラに寄せたヘアスタイルの人がほんとに多かった。アニメやゲームのキャラには非現実的なヘアスタイルが多いけど、その中でも可能なかぎりキャラに寄せる。今日という日がいかに特別なのか、充分に伝わってきたよ。


シンデレラ4thのときにも書いたけど、公式のやり口にはだいぶ馴染んできたので、実のところそんなに「サプライズ」はなかったなぁという印象だ。12人用にしては大きすぎるステージをみて「これは最終日に全員出すつもりだな」ってわかったし(なのでそれが36人なのか37人なのかがポイントだった*1)、アニメ化や新作ゲームも予想の範囲内。まぁ「アニメ化」に関しては予想の斜め上というか、頭のネジが数本飛んでたけど(笑)*2

今日は「ジャングル☆パーティー」と「君との明日を願うから」をやるのは確実で、「瞳の中のシリウス」には天ちゃんが加わるだろうと予想してたし、さらに前日には「時期的に新曲があるよね」って話しあってた。虹色の看板に欠けていた琴葉&種ちゃんのメッセージが、終演後に書き足されてるだろうと予想する声は多かったし*3、今日でミリオン楽曲をぜんぶライブで披露するという読みをしていたPもきっとおおぜいいただろう、おれだって予習用のプレイリストを作りながらそれがあまりに短いことに驚いていたくらいだし。

繰り返すけど、予想が当たったと自慢したいわけではないし、驚きがなくてつまらなかったと言いたいわけでもない。ガミPが言っていたように、一歩一歩。アイマスは、客とクリエイターが同じ方角を向いていることを互いに確認しながら、少しずつ進んでいくのだ。アジャイル開発とおんなじだ。いつ資金が尽きて消滅するかわからない短命なプロジェクトと違って、アイマスのような「終わらないコンテンツ」を作っていくということは、そういうことなのだと思う。おおかた予想の範囲内のライブなのに、終わってみればはちきれんばかりの幸福感で満たされている。これってすごいことだ。

アイドルは未完成なところに価値があるのだけれど、アイドルの夢も未成就でないといけないのかもなぁなんて思ったり。春香が「ドームですよ」と言ったから765ASの夢はドームライブになったけど、10thで実現したのは「あの」ドームではなかったし、そもそも全員参加でもなかった。今回のミリオン夢の武道館ライブも37人全員だと言い張りはするものの、実際は引用符付きの"37人"なわけで、だからこそ「まだまだ次がある」って思えるのだものね。アニメだって「きっとSideMの次はミリオン」だろうし、新しいゲームはデレステとはまた違ったものになるだろう。どれもこれも楽しみだ。まぁ、期待を高めすぎるのも考えものだけど。


今回のライブは、とくに事前の仕込みや細部へのこだわりがすごくて「メディアミックスというのはこうやるんだ」というお手本のようだったのも印象的だ。アイマスのお家芸がここにきて盛大に開花した感じがする。

武道館ライブの発表から約一年、チーム分けとそれに即したCD企画、ゲーム内イベントとの同期。直近のイベントではシアター組が武道館へ出払っているという想定のもとで、765ASだけが登場する心憎いシナリオ。そして3日間にわたる「合計10時間以上におよぶ長大なライブ」という構成は、楽屋には36人がずーっと詰めていたんじゃないかとの錯覚すら覚える(なのであれは「サプライズゲスト」ではないのだよ。予定どおりの出演者が楽屋から出てきただけなの)。

種ちゃん休業を受けてから、琴葉の露出をあえて増やしたのも良かった。アニメPVの題材にも、琴葉の出番が多いイベントを使い、恵美・エレナとのシーンでは「たしかにこの3人だと琴葉は黙ってニコニコしてるだけだろうなー」と思わせる。ここにはいないけど、間違いなくみんなといっしょに存在しているという空気感の醸成は見事だった。


おおぅ、曲の感想にたどりつかねぇ(笑)。印象に強く残ってるものだけ:

  • Starry Melody、ED感ハンパないけど、軽快で楽しくていい曲。ライブ定番にして欲しいくらい
  • リフレインキス、実はこの中で一番のパワーボーカルであるりえしょんが土台を支えて、天ちゃんの鋭い眼力と上しゃまの不敵な笑みに説得力を与えるという恐ろしい曲だ
  • ハッピ~エフェクト!、なんだよもう、美しいなぁ。これはみゃおですわ
  • 恋愛ロードランナー、何度も見てるのにこれがいちばんヤバかった。個人的ベストアクト。もはやこれ歌ってる上しゃまは「実写版・海美」にしか見えない
  • ライアー・ルージュ、曲順的にちょっとつらかったかなーという印象。まぁ3rd幕張でも同じようなポジションで、器用な天ちゃんが買われたってことだよなぁ
  • ジャングル☆パーティー、知能が失われた。たーのしーい!!
  • ジレるハートに火をつけて、5人目の存在がこれでもかと強調されて、泣くしかなかった
  • Brand New Theater!、一単語シリーズから脱却して、新しいミリオンを感じさせるのいいね
  • Thank You!、"37人"の同時歌唱は、一番最初のCDに収められているアレと同じだ……と思うと、涙が止まらない

なんというか、泣いてばっかりでしたな。まぁ泣くよ。しょうがない。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE! LIVE Blu-ray COMPLETE THE@TER
アイドルマスター ミリオンライブ!
ランティス
¥37,295

終演後はまた現地組も新宿に集合して、わさます11人で打上げ。連日のライブでみんな疲れ切っていたのもあるけど、感動のあまり「あー」とか「うー」みたいな声しか出なくて、語彙力がなさすぎて会話にならない(笑)。満杯になるまで幸せを詰め込まれると、人はこうなるのだなぁ。

パンフレットとペンラPRO

Tags: idolm@ster

*1 "37人"だった、と言って良いだろう。新しい3Dモデルになった琴葉がスクリーンの中でちゃんとThank you!を踊っていたんだから。

*2 とはいえ10分もの「アニメPV」はSideMに「先を越された」ミリオンPに対するガス抜きの意味も大きいと思うけどね。膨大な素材の投下によって大勢のガスは抜けたように思う。

*3 昨日現地で場所を確認して、あの混雑の中でそれをやったら大騒ぎだからムリじゃないかと思ったものだけど、まさか本当にやるとはね。


2017-03-11(土) [長年日記]

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE!! 2日目

手づくりじゃない本物の武道館

(手づくりじゃなくて本物の)「ぶどーかん」!!

看板は虹色!

と、虹色の看板!!

10thのときはドームが視野に入っただけで涙が出てきたものだが、ミリオンはたったの4年なので、まだそこまでの感慨はない。古参のアイマスPは10年単位でものを考えるのだ。なんちゃって。

むしろこんなに早く目標に到達しちゃって、この先どーすんの、という心配の方があったりして。まぁそういう心配を払拭することにかけては、最近のアイマス公式はほぼ間違いを犯さないから、それは杞憂なのだ(断定)。

志保Pなのに3日目じゃなくて2日目の現地チケットしかとれてないのはどうなんだと思わなくもないが(伏線)、765プロのPとしては社長から劇場をまるごと任されている立場なので、分け隔てなく37人全員の面倒をみなくちゃいけないんですよ。

うん、今回の公演は36人になってしまったけど*1、37人と言い張るのだ。虹色の看板にも、ちゃんと琴葉の花がついている。こういうところで、断固として「全員出演」を主張する公式の青臭さ、嫌いじゃないぜ。

初めて足を踏み入れた日本武道館は、たしかに箱としては小さいんだけど、アリーナ含め上方向に高い三階建てで、凝縮された一体感があってこれはいいなぁ。通常の大型コンサートホールが陸上競技場だとすれば、武道館はサッカー専用スタジアムだ。ステージに近い客席から、降りそそぐ歓声はすごそう。なお、今日は南西1Fの前から4列目でかなり見やすい好位置。隣は2ndのときと同じくゴンザレスP。なんと今回、彼は現地全通です。うらやましい。

今日の公演は「BlueMoon Theater」で、名前のとおり「蒼」のステージ。なかでも「待ちぼうけのLacrima」は腰が抜けた。ちょっとなんというか、語彙がないんだけど、すげーもんを聴いてしまった。今日以降、CD音源が味気なくなってしまう曲。アイマスのライブでは毎回1曲はこういうのがある。ゆきよをして「ボーカルモンスターを集めたユニット」というだけのことはある。

さて、初日のサプライズはTA01勢揃いだったが、今日は稲川ちゃんが裏イベントに出ているから02はない。03だ。木戸ちゃんやぜっきーに会える(もはやサプライズでもなんでもない[笑])。もう一曲の「サプライズ」はなんだろうねぇと仲間で話していて「Flooding」の可能性も示唆されたけど、そうするともちょが全通になっちゃうし、さすがにないのでは?

……とか言ってたら、暗転時、イントロの前に雷鳴と雨音。うわ、マジで「Flooding」か! クレシェンドブルー勢ぞろいなのか!! 不甲斐ない担当Pのために、志保の方から来てくれたってことか。なんだよそれ、ミラクルじゃん!!(滂沱) あー、もう、これもCDで聴けない曲になっちゃったよ。ライブ音源をくれ。ハイレゾで。

はー、もう、この2曲で満足です。ありがとうございました。

と言いたいところだが、実のところLacrima組は全員ソロでもすばらしく、とくに大好きな「vivid color」は3rdのクオリティを大幅に上回ってきて感激。「流星群」も「FIND YOUR WIND!」も「Maria Trap」も「POKER POKER」も「Precious Grain」もすげー良かった。とくに「Precious Grain」は、初めてみる「楽しそうなPrecious Grain」で、ああ、憧れの武道館に立てた静香の心情そのままだなぁとしみじみしながら聴いていた。これはアニメ後の「Never say never」といっしょで、こんなところにも蒼の系譜が。

というわけで、なんとシンデレラ3rd以来の現地は、望外の満足感があるライブになった。はー、幸せだ。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE! LIVE Blu-ray COMPLETE THE@TER
アイドルマスター ミリオンライブ!
ランティス
¥37,295

17時開演で27曲、3.5Hちょい。新宿でLVを観ていたわさますメンバと合流して、いつもの焼肉島津で打上げ。明日もあるから早々に切り上げて……と思っていたけど、感想戦が終わらなくてけっきょく日付が変わるころに帰宅。

Tags: idolm@ster

*1 歴史家のための補遺: 田中琴葉役の種田梨沙が病気療養中のため「全員出演」が公表されてからの欠席となった。なお本来の出番は明日の予定だった。


2017-03-10(金) [長年日記]

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE!! 1日目

ミリオン夢の「ぶどーかん」。3日間で重複するメンバーなしの12人ずつのライブなので、金曜の今日から開始。もちろん日中は普通に仕事なのだけど、休暇をとって現地に行っている仲間たちから「虹色の看板」の写真なんかが続々と送られてくるから、まぁ気が散って仕事にはならなかったね(笑)。

ちょうど午後から日本橋でNICTのシンポジウムがあったので、そのままTOHOシネマズ日本橋でLVにした。なので今日は珍しくジャケットにネクタイという、プロデューサーの正装だ。

スクリーンに映る武道館は想像以上に小さくて、それでいてステージは妙に大きくて12人にはいささか広すぎる。最近定番になった高解像度の大型スクリーンと、ステージ幅いっぱいの三連リフターによって出たり隠れたりする小型のスクリーンの間に段の広い階段があって、事実上、三階建てのステージだ。「ははあ、これは最終日に36人全員をここに乗せる気だな」とわかる。このチャンスでそれをやらない手はないもんな、おれが演出家だったらなんとしても実現するよ。いいよいいよ、やってくれ。それこそが演者とPたちの夢だ。

……とはいえ、まさか「創造は始まりの風を連れて」を5人で演るためにサプライズゲストを4人連れてくるとは思わんかったよ! なんだそれ(笑)*1。おまけに3rd幕張に続いて乙女ストームまで再結成とか、小さい箱だし12人でこじんまり……と思ってたけど、むしろ出演者数が1.5倍になって、けっこう贅沢なライブじゃねーの。

おっとっと。冒頭に戻るけど、1曲目のThank You!は(当然ながら)予想どおりだったけど「きっとイントロで泣いちゃう」という予想は外れた。なんかね、楽しみすぎて泣く余地がなかったな。10thの冒頭もこんな感じだったよね。

前半はソロ3曲+ユニット新曲の繰り返しという構成で、新機軸としては曲間の暗転をなくして、演者がオーバーラップして登場するあたり。とうとう尺を稼ぐために曲間にまで手をつけたか、アイマスこえーって思ったけど、あんがいMCは長めに取られていたりして、むしろ余裕を感じた。このパートは「いつものシアター定期公演」の雰囲気で、日常の延長にある安心感。

LTFシリーズのCDジャケットでアイドルたちが着ている衣装をそのまま再現するんだろうとは予想していたし、その通りだったのだけど、Sunshine Theaterの衣装はそんなに好きじゃないんだよなーという予想に反して、実物は超絶かわいかった。とくにぜっきー、くるっとターンするとスカートがふわっときれいに広がって、鼻血でるかと思ったわ。かわいすぎる。あと、ついにMachicoに加えてゆい㌧が腹を出した! やるじゃねーの、ミリオン(笑)。

で、後半は打って変わってサプライズゲストを交えての怒涛のユニット曲攻勢で、これが楽しいのなんの。まるで別のライブに化けたのは面白かった。ここで衣装替えがあるだろうなというのは予想通りだったけど*2、個人的にはあんまり好きな感じではないかなー。かわいいけどね。やっぱ3rdの衣装が至高だわ。

曲的に印象に残っているのはこのあたり:

  • SUPER SIZE LOVE!!、場数を踏んで余裕のでてきたぜっきー、こういうテンションの高い曲では無敵感すら身にまとい始めてすごくいい
  • アニマル☆ステイション!、たーのしーーー!! 語彙力~~
  • IMPRESSION→LOCOMOTION!、ようやく好きな曲が聴けて嬉しいよ
  • ファンタジスタ・カーニバル、明日香かわいいじゃん……かわいいよな。すごくかわいい。なんだこれ
  • 微笑み日和、1stのリベンジかなう。かんざしがいいなーと思ったら、楽屋花についていたものだそうで、今後のプレゼント攻勢が強まりそうだなー。パンドラの箱かもね
  • ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン、ついにかかとが肘に当たる
  • fruity love、かわいい!! (語彙力)

明日香がかわいい件について補足すると、おそらく「だれ? ラジ」を聴いてる影響が大きいと思う。これでスペースクラフトの3人娘(べーせん、野村、明日香)への思い入れが強まった*3。やっぱりアイマスを楽しむためには、周辺コンテンツでコンテクストを深めるのが大事だなぁ。もちろん、そういうのを抜きにしても明日香のパフォーマンスは素晴らしかったと思う。3rdでの印象の薄さは完全に払拭してた。さぞかしがんばったんだろうなとわかる。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE! LIVE Blu-ray COMPLETE THE@TER
アイドルマスター ミリオンライブ!
ランティス
¥37,295

初日はとどこおりなく終わって3.5H、もたもたしてたら22時だ。明日、明後日もあるし、わさますメンバもみな職場に近いところでLVを見てて分散していたから、今日はとくに集合することなく帰宅。みんな帰りにカレー食べてて笑った。もちろん「NO CURRY NO LIFE」のせい。

Tags: idolm@ster

*1 このあとのりえしょんのMCが最高だった。

*2 なぜなら、LTFのCDごとに異なる衣装だと、今年のイベントで着られる共通衣装がなくなって困るからである。

*3 「あっしゅ」じゃなくて「明日香」と呼んでしまうのはこのせい。


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