2016-11-18(金) [長年日記]
■ 都内でサービスが広がっている自転車シェアリングを使ってみた
東京都内は電車で移動するにはいい具合に駅がないとか、かといって徒歩では距離がありすぎるもののタクシー使うほどでもない……なんて移動がけっこうあって、じつは自転車がベストだったりする。職場のサテライトオフィスがまさにそんな距離で、電車だと30分、歩くと40分かかるという微妙さで、これが自転車なら15分足らずで行けそうなのに。
で、今日知ったんだけど、都心の一部区域で電動アシスト自転車を貸し出してるサービスがけっこう広がっていて、これがかなり便利そう。サービス間で相互乗り入れもしていて、事前登録さえしておけば、スマホやSuicaでタッチするだけで借りられて、別の場所で返却できちゃう。30分で150円。あー、これだ。こういうの欲しかったんだ。
で、うちの職場のすぐ近くと、隣駅である赤坂の駅前に「ポート」があるようなので、今日の帰りにさっそく使ってみた。うちは港区なので東京・港区自転車シェアリングにユーザ登録。江東・千代田・新宿・中央区と相互乗り入れしてるので別にどこで登録しても同じ。
実のところ、Web屋が運営してるわけではないこともあって、サイトの使い勝手はかなり悪い。会員登録でいろいろ個人情報聞きすぎの、典型的なあまり頭使ってないサービスだ。専用のアプリもあるものの、これも相当使いづらい*1。
そういうユーザビリティの悪さは、(狙ってやってるわけではないと思うが)Webを頼らないスタイルを理解することで回避できるようになっている。事前にサイトから「会員証」を発行しておいて、現場で持ってるNFCカード(スマホ含む*2)を紐付けることで、次からはカードだけで即座に借りられる。駐輪するときの施錠・解錠もカードタッチ。Webやアプリはポートの場所を確認する用途でしか使わなくてよくなる。これは最小限の手数で済むようになっていて、かなりよくできてる。
というわけで、会社を出て少し歩いたところにあるポートで登録、さっそく一台借りて走り出した。
電動アシストなので赤坂周辺の坂道もぜんぜん苦にならない。いっぽう、夜の交通量の多い都内は慣れないとちょっと怖い。裏道に入ってしまえばいいのか。ちょっとメンテが滞っているのかキーキー音がしていたが、これは個体によるだろう。
ほんの数分で赤坂到着。赤坂駅前のポートを見つけるのにしばらくウロウロしてしまったが、これも覚えてしまえばいいわけなので「行きつけのポート」を増やしていく楽しみもありそう。
これから寒くなって自転車はつらい季節ではあるが、職場から少し離れたところまで呑みにいってもそのまま乗り捨てて帰れるんだから、飲酒運転の心配もないし、ちょっとした移動で使えないかまっさきに考える交通手段になりそう。