2015-04-18(土) [長年日記]
■ React.js、やっと使えるようになった
「使いこなせる」と書くと石が飛んできそうなので。暇な時間にちまちま進めていたので、集中すれば1、2日でできそうなことにこんなに時間をかけてしまった。やっぱり集中力がない……。
とりあえずサーバサイドレンダリングは捨てる前提だったので、検索エンジンに拾ってもらう必要のないネタとしてBookscan Premium Optimizerを使って実装。テストがないとか、Ajaxには引き続きjQueryを使っているとかツッコミどころはあるけど、とりあえずクライアントサイドレンダリングに関しては雰囲気つかめたので良しとしよう。
あー、HerokuのSinatraアプリでJSXのコンパイルをさせる方法がわからんかったので、.jsxだけでなくコンパイル済みの.jsまでコミットしているのはなんとかしたい……。
今回おもに教科書がわりにしたのは一人React.js Advent Calendar 2014で、非常にわかりやすく、網羅性もあって助かった。ざっくり理解しつつ定石も押さえておくくらいならこれだけでいけるように思う。ちょうどひととおり読み終えたくらいのタイミングでオライリーから書籍も出たけど(もちろん買った)、まずはここから始めて良さそう。
書いていて、かなりすんなりというか、抵抗感がなかったのはやっぱりView部分だけでシンプルさをキープできてるのと、一方向データフローとコンポーネント化の明確さだなぁ。いままでjQueryだけで書いていたんだから隔世の感があるのは当たり前だけど、さすがに最新のライブラリは使いやすい。まぁ環境構築は手間だが、これはもうJavaScriptのエコシステムはどうにかして下さいとしか。
もう1、2本くらい既存アプリをReactで書きなおして馴化しよう。
2015-04-12(日) [長年日記]
■ 川崎 1-1 浦和@等々力陸上競技場
(リアルとフィクションの)ライブのあとにサッカー見に来ると、ライブのコールとサッカーのチャントって似てるよなぁ……と前から思ってたんだけど。違いはサッカーには「敵」がいることだけど、もともとフロンターレサポはブーイングをあまりしないので……って、まぁ相手が浦和の時はちょっと違うんだけど(笑)、それでもブーイングくらいでプロの選手がスポイルされるわけがないので、そもそもやる意味がない。どうしようもなく相手サポにヘイトされたいなら別だけど。
そういえば60分あたりでレッズの石原が転倒したとき、遠くからケンゴがダッシュで近寄ってきて、担架に大急ぎで来るように指示してた。たぶん彼のところから見ていてヤバい倒れ方をしたのかなと思うけど、自チームの選手のフェアプレイぶりを見るのは良いものです*1。
あとはねー、あー、始球式に仮面ライダー3号が来てた。
一発目をフロン太に止められてた(笑)。つーか、V3世代からするといまさら「3号」とか言われてもなーという。
(ここまで試合内容にかんする記述なし)
*1 Twitterでレッズの選手が誰も駆け寄らないのなんでとか批判されてるのを見かけたけど、あれは石原のファウルなのでレッズの選手は急いで守備に戻らなきゃいけなかったからである。どこのチームでも倒れた味方の選手に誰も近寄らない流れとか普通にある。
2015-04-11(土) [長年日記]
■ アニメ「シンデレラガールズ」の1stシーズン最終回が素晴らしすぎて3ヶ月も待てない
アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」、2クール前半の最終話が放送されて、リアルタイムで観ていたのだけど、そのあとバンダイチャンネルで48時間無料配信という太っ腹もあって、暇さえあれば見返してる*1。初見より、2度3度と観たときの方がぐっとくる。SHIROBAKOといいシンデレラガールズといい、今季は本当にすごい作品に出会えて、満足だ。2ndシーズンは3ヶ月後ということだけど、早くも待ちきれない。
とはいえ、原画どころか第二原画にまで監督自身の名前がクレジットされていることから、after SHIROBAKOな世界に生きるわれわれには現場で何が起きているのかをうかがい知れてしまうわけで(その後の情報でそもそも地方局への納品が間に合ってなかったなんて話もあってバンチャの措置はこのためか)、せめてこの3ヶ月で英気を養って欲しいとも思う……とはいえ円盤向け修正なんかでそれどころじゃないんだろうけど。
じっさい作画はときおり「?」なことがあったけど、シナリオがしっかりしてたのは本当に救いだ。最悪絵はあとで直せるけど、シナリオは直せないもんなぁ*2。今季は、作画はがんばってるのにシナリオがグダグダで、話数が進むにつれて怨嗟の声しか聞こえなくなっていった某大型タイトルを横目でみつつだっただけに、よけいにシナリオの重要性が身に染みる。あらゆるシーンに意味があり、その前には納得のいく伏線がさりげなく張られているという緻密さ。「お約束」に頼らず、それでいて説明過多にならないさじ加減。散りばめられた暗喩の数々……。
1話冒頭シーンみたいなわかりやすいのを始め、OP「Star!!」で蘭子が美波とアーニャの間にいる謎の解決(なんと11話ごしの伏線回収)、そもそも制作発表直後に公開されたキービジュアルの「素足」まで自然なかたちでみせてくれた。そうそう、春から夏にかけての話なのにお約束の水着回すらない。入浴シーンは1カットだけあったけど肩までしっかり湯に浸かってるし。監督が女性だからかどうかはわからないけど、「おまえらこういうのが好きなんだろ」みたいな安易な萌えの押し売りがなく、それでいてフェティシズムへの理解は随所にたっぷりあって(笑)、シナリオだけでなく演出も含め、正しく大人向け作品だった。
素足といえば、ラスト近くで凛が背伸びをするシーン。アニメ的にはあそこで透明なガラスのハイヒールをオーバーレイさせるような安直なファンタジー描写をやりがちだけど、この作品ではハッとした顔のプロデューサーのカットで済ます。もちろん彼には、あそこにシンデレラになった凛の姿が見えているのだけど*3、あえて映像にしない。もちろんここに至る過程でプロデューサーと凛の関係性をじっくりじっくり描いてきたからこその表現だ。こういう抑制の効いた演出のおかげで、深夜アニメにありがちな安っぽさがぜんぜんなかった。でもこれだってアニメでしかできない表現なのだ。
とりあえず円盤買って気を紛らすか……って、それすら2ヶ月後か!! 世間は厳しい……。