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ただのにっき


2015-03-01(日) [長年日記]

MOA美術館の「光琳アート -光琳と現代美術-」へ行ってきた

[写真]光琳アート

かみさんの誘いで熱海のMOA美術館へ。あと3日で会期終了になる尾形光琳展をみる。教科書でおなじみのアレとかアレが見られるということで、都心からはだいぶ離れているとはいえかなり混雑すると予想して早めに出たのに開館直後からすでに駐車場は満杯で、でも軽だったのでちょっとあいてたスペースに止めていいと言われてラッキー。これが普通車だったら何100mも下の駐車場から歩いて登らされるところだったよ*1

国宝の二枚の屏風はさすがで、想像以上に大胆な構図と省略があって間近でみると印象違って面白い。でも個人的に一番気に入ったのは「波に白鷺の図」。構図やポーズがマンガっぽい。というかマンガっぽさは全体にただよってる気がする。紅白梅図なんて、ジャンプの連載でここ一番ってときに見開きでばばーんと出てきそうだし。

展示の半分は光琳の作品ではなく、後世に光琳ないしは琳派から影響を受けた作品で、ホンモノを見たあとでは「うーんちょっと」というものも少なくなくて、わりと早足で。光琳の作品はいろいろと大胆に削ぎ落としたところに魅力があるのに、後世の人たちはそれにうっかり何かを足してしまっていて、それを「この人はちょっと我慢が足りないね」などと評しながら見ていた(←めっちゃ偉そう)。とはいえその中でも会田誠の作品はいろいろぶっ飛んでいて面白いのばかりだったな。あと着物はどれもデザイン的にも手法的にも「おおっ」て感じだった。

[写真]梅の花はぼちぼち

そのころから外はだいぶ本降りになっていたが、庭園では梅が咲き始めていたので傘を借りてちょっと歩く。茶店でおしるこ食べたり。

[写真]鯵のたたき定食

その後、網代まで南下して平鶴で昼食。鯵のたたきもアジフライも2匹分、ボリュームたっぷりで満足。ほんとうは温泉にでも入って行こうということでここに決めたんだけど、お腹いっぱいでどうでもよくなってしまったのでそのまま帰路につくことに。

で、これが(わりと)正解で、上りの道路はすでに伊豆で河津桜をみてきたと思われる車で混雑し始めていて、早川までずーーーーーーっとのろのろだった。風呂なんて入ってたら帰宅は何時になっていたことやら。ひさびさに東伊豆の渋滞にはまってしまったよ。きみら、なんで伊豆縦貫道使わないの……。

*1 熱海の山の上にあるのでそれはそれは急勾配でとんでもない立地なのだ。にもかかわらずこの美術館、建物も重厚ですごいんだけど。

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