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ただのにっき


2014-12-03(水) [長年日記]

はやぶさ2、打上げ成功

当初の予定では1日だったのが、天候不順で今日になったはやぶさ2の打上げ。昼休みのあたりからニコ生の中継を開いて仕事をしつつ横目でウォッチ。

中継のMCをしている女性が萌え系の声で、ファンからのメッセージを読み上げてはちょいちょいアドリブでコメント入れたり慣れてる感じだったから「声優さんでも連れてきたのかな」と思っていたら、本物のJAXAの研究者だった。ニコ生のコメントでも「かわいい」「萌える」の声で埋まっていた……とか書いてたら夕方にはもうニュースでインタビューされてた。ITmedia仕事はえーよ(笑)。というかゆかたんか。じゃあしょうがない(何がだ)。

それはさておき、カウントダウンは止まることなく順調に進んで、なんのトラブルもなく打上げ成功。H2Aもシンプルな基本構成で、おまけに4機の衛星をまとめて打ち上げるのだから、あいかわらず小さな探査機だ。その後の切り離しにも成功して、帰ってくるのは丸6年後かな?

さすがにそんなに頻繁にニュースにあがることはないと思うので、2018年のタッチダウンまではまったりとウォッチしていきたい。そういえばまたisanaさんが追跡サイトを運用してくれているので、ふだん働いてないプロジェクタで常時これを写しておくとか、どうかな?(ぉぃ)

Tags: hayabusa
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kitaj [やるしか! > プロジェクタで常時]


2014-12-02(火) [長年日記]

Twitterに載せたグラコロ画像がすべて不適切扱いされる

[スクリーンショット]みんな不適切になってる

そろそろ500個に届こうとしているグラコロ同盟2014、おれ自身はちょっと忙しくてなかなか食べに行けてない(トップはあいかわらずあの方です)。それでもちょいちょい食べていたんだが、Twitterにあげた写真がみんな「この画像/動画は不適切な内容を含んでいる可能性があります」とか書かれちゃって、いっぺんクリックよけいにしないと見れないの。ひどい。

最初、色味的に肌色っぽいからかなーと想像したけど、包み紙は白・茶・黄とはいえ人肌と呼ぶにはちょっと微妙な色合いだし、そもそも他の人の写真はそういう扱いを受けていない。だとするともう「グラコロとおれ」という組み合わせそのものが不適切なのだと考えざるをえない。

つまり「高い中毒性のある白い粉末(から作られた食品)と、それを積極的に広めようとしている人物」ということか。なるほど、うん、まぁわからなくもない。

Tags: gracoro

2014-12-01(月) [長年日記]

9784488750015

本が好き!の献本抽選で当たった。ここのところ3冊連続で当たるという異常な当選確率で、どうせ当たるならアイマスライブのチケット当たれよと思わなくもない。

それはさておき、本書は木星の衛星エウロパで起きるファーストコンタクトの話だ。時代は約100年後。冒頭から主人公が謎の生物の群れに追い回されているというスリリングなシーンで始まり、その中で人間の人格を移植した人工知能があるとか、自己修復機能を持ったスペーススーツなどのテクノロジーの進歩を伺わせてなかなかうまい。とはいえ、100年たってもそんなもんか? という気もする。そもそもエウロパに人間の科学探検隊が赴くのが100年後って、かなりがっかりな未来に思えるのは、自分が20世紀に描かれたバラ色の未来に毒されすぎているからだろうか。

面白いのは、この生物が「ひょっとすると知性があるかも?」という程度の低い知能レベルという点だ。問答無用で襲ってくるし、コミュニケーションを取れるかどうかも怪しいという状況で、探検隊はこの生物の扱いについて葛藤する。この未来ではクジラ属は(人間とコミュニケートできる)知的生命体ではないという結論が出ていることになっているが、この生命体もそれと同じかも知れないわけだ。つまり、現代の人類がクジラやイルカに対峙するときと同じ状況に置いてるわけ。

主人公は科学者らしく慎重で、知性があるという前提で行動したがるが、そうは考えないメンバーがクジラを海洋資源として扱うようにこの生物も資源として考え、バックについた地球の営利企業や国家と交渉しはじめ、さまざまな権謀術数が画策されるソーシャルな物語になっていく。主人公目線では彼らは悪だけど、客観的にはどっちが悪いという話でもないのが良いね、地球ではクジラをとりまく議論はヒステリックで非論理的なシロモノになってしまったから。

さて、本書は完結していない。それなりの結末はつくが謎はたっぷり残っているし──そもそもなんで異星の生物が地球と同じ生化学を持ってるんだ?──新たな探検のネタも提示されている。とうぜん続編があるわけで、本書が売れないとそれが翻訳されないかも知れないので、つべこべ言わずに読むべきですね(笑)。

Tags: book sf

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