2014-09-06(土) [長年日記]
■ tDiaryの9年越しのバグを修正した
tDiaryのissueに妙な報告がきて、でも手元ではこの通りに再現しなくて、しかし別のエラーが起きるのでいちおうそっちのissueも立てておいたら、どっちも同じ原因のエラーだった。
logを追いかけてみると、9年も前、独自実装だったWikiスタイルをHikiDoc利用に変更したときからあるバグのようだ(それ以前は追いかけていない)。issueのコメントを読むとわかるがそれが今になって立て続けに2人のユーザの手元で発火、しかも2人ともちゃんと報告してくれるという、なんともありがたい状況だった。
ただのバグ、それも十分に想定内だったはずのバグには違いないんだけど、こういう場面に遭遇するから、ソフトウェア開発は面白くてやめられないんだよなぁとも思ったのだった。
2014-09-05(金) [長年日記]
■ 「Twitpicの思い出」写真
朝っぱらからTwitpic終了のニュースが流れて(CNETの記事)、自分のページをたどってみたらまぁ懐かしい写真が出てくるわ出てくるわ。
いちばん衝撃的(笑)なのはやっぱりこれ。いまや抱き上げるだけでも苦労する巨猫グスタフも、拾った当初は手のひらにすっぽり収まるサイズ。慌てていたためかピントが合ってないあたりに臨場感があって、かえって撮ってすぐポストできる連携の良さが当時のTwitpicにあったことを伺わせる。ちなみにこの週末でちょうど5年になる。ちなみにドーラのときはこんな感じ。借りてきた猫ならぬ拾われた猫感が。あと一緒に写ってるのがわりと直近に買ったばかりのカメラの箱。まだ現役だけど、いまや最新機種はE-PL7だ。
自分の写真ではないが、はやぶさのラストショットが世界に共有された、最初のメディアもたしかTwitpic。これがTL上に流れてきたときの衝撃といったら!
最近Twitter始めた人には想像もつかないかも知れないが、タイムラインに写真を投稿するにはTwitpicを使うしか手段がないような時代が長くあって、当然TwitterクライアントもTwitpicを標準でサポートするのが当たり前みたいな頃があった。つまりTwitpicがサービスを終了するということは、ある時期以前のタイムラインからいっせいに写真が消えるにほぼ等しい。これ、人類にとってけっこう大きな損失だと思うんだけど。おおげさでなく。
これが、経営が行き詰まってというならまだわかるが、商標問題のこじれが原因となるとずいぶん悲しい気分になる。Twitter側も(もちろんTwitpic側も)なんとか歩み寄れなかったのだろうか。少なくともこの状況、Twitter社はユーザの資産より商標が大事と考えているということになる。ソーシャルネットワークを代表する会社がそんなことでいいのかいな。
ちなみに上に貼った写真、tDiaryのtwitpicプラグインを使ったものなんだけど、さて、閉鎖後はどうしたらいいものか。