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ただのにっき


2012-12-20(木) [長年日記]

ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)(野尻 抱介)

傑作と名高いのに長らく入手困難だったファミ通文庫版にかわり、ようやくハヤカワJAに入ったというので、喜び勇んで入手した(そして半年積んだ←ダメダメ)。

「ダイヤモンドより硬いのに空気より軽い物質の話」という予備知識だけあって未読だったので、なんとなくプロジェクトX的な話を想像していたら、件の物質は序盤であっさり量産されて、そのあとはそれに伴う世界の変容の方に軸足が移る。そうか、そりゃそうだ、それがSFというものだ。発表時期は前後するものの舞台装置は「南極点のピアピア動画」と共通点があって、いろんな意味で野尻ワールドを満喫。

もっとも、化学バカともいうべき発明者の泉に、みょうに経営センスがありすぎるのが不自然でリアリティに欠けるなーと思いながら読んでいたのだけど、泉と昶と似たような組み合わせで大成功したある日本の企業のことが思い浮かんでからは気にならなくなった。本田技研のビジョン担当・本田宗一郎と、経営担当・藤沢武夫のことである。本田&藤沢のタッグに「ふわふわ」を与えたら、そりゃこんな未来になるよな!

ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)
野尻 抱介
早川書房
¥660

南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)
野尻 抱介
早川書房
¥682

本田宗一郎と藤沢武夫 (人物文庫)
小堺 昭三
学陽書房
¥2,749

Tags: book

2012-12-18(火) [長年日記]

Android用日本語IME「Slime」がいい感じに進化していたので再度乗り換え

[スクリーンショット]Slimeで変換中 Nexus7とXperia SXというAndroid 4.x端末を使うようになってから、(Godanキーボードを試してみたかったこともあり)もっぱらGoogle日本語入力を使っていたんだけど、子音を入力したとたんに確定されてしまう現象が頻繁にあってストレスが溜まっていた。というわけでちょっと前から増井さん作のSlimに出戻ってる。

以前紹介したときはまだ発展途上という感じで万人にはおすすめできなかったのだけど、先日増井さんに「人名が弱くてつらい」的なフィードバックをしたらすぐにGoogle IME APIを使うように変更してくれて*1、がぜん使い勝手が上がった。

Slimeのウリはフリップ不要のT9風キーボードだけど、内蔵の辞書が小さいこともあって、ヒットする単語が少ない。それを補うために見つからなかった場合はネットで探してきてくれるのだけど、今回の改善で見つかる単語がぐっと増えた上に精度も上がったので、変換できずに途方に暮れるシーンがほぼなくなった。助詞の入力が不便だったのも最近の改善で優先的にサジェストしてくれるようになったのでタイプ数もかなり減ったし、動作速度も向上、これなら代替IMEがなくても暮らしていける!*2

Tags: android

*1 それまではGoogle Suggest APIを使っていた。これはこれで面白かったけど、単語というよりフレーズが対象なのでなんか余計なものがいっぱい出てきて困ることが多かった。

*2 強いて難点をあげるとすれば、タブレットで使うとキーボードがものすごく大きいところか(笑)。スマホとタブレットではキーボードのレイアウトを変えた方がいいのかもなー。


2012-12-16(日) [長年日記]

焼肉ブラックホールで弊社忘年会(モゲマス的な意味で)だった

[写真]肉!!

わさますの面々はWassr終了後もMassr上でこれまでどおりのアイマスライフを送っているのであった*1

というわけで年末恒例のわさます忘年会は、新宿三丁目の「和牛焼肉ブラックホール」。Googleで「ブラックホール」を検索すると最初のサジェスチョンに「ブラックホール 焼肉」が出てくるというくらいには有名らしいけど知らなかったのだった。塩だれメインでなかなかおいしかったし、リーズナブルでお腹もいっぱいになった。

まぁ、話題はいつものようにアイマスなんですけどね。酔う前からガチャ回す人とかね……。あと7thライブで出したフラスタと同じデザインのカードが配られたり、「まさおスタンプ」のお披露目などで盛り上がり。楽しゅうございました。

Tags: idolm@ster

*1 というか(自分たちで開発していて言うのもなんだが)むしろ今まで以上にMassrは快適。

衆議院選挙には白票を投じてしまったのだった

焼肉屋ではワンセグで各局の選挙速報をザッピングしながら「どうみてもテレ東一択じゃん」みたいな話をしていたのだけど*1、すぐに自民圧勝の報が入ってきたので切ってしまったのだった。まぁ予想通りだわな。

ここ数年で、日本で政権運営能力がある政党は自民だけだというのがわかってしまったのでしばらく他の党に任せる気は起きなかったけど、それって単に「事務処理能力が高い」という評価をしているというだけの話で、政策(ビジョン)に賛同できるわけもなく。とくに政党名にある「自由」を国民の自由じゃなくて「国を自分の好き勝手にする自由」だと勘違いしているっぽいところが実に恐ろしい。

かといって他の瑣末政党に投票したところで当選するわけもないわけで(とくにレイシストを党首に据えている維新なんてもってのほかだ)、消去法にしても何も残らない。しょうがないので白紙で出した。政策単位で投票できればいいのに。

まぁ、政権の座についたからってなんでも好きにできるわけがないわけで、とくに自民は支持率とにらめっこしながら慎重にコトを進めるだけの経験を持ってるのだから、今後を左右するイニシアチブは国民が持っていると考えて、ちゃんと継続してチェックしていけばいいのではないかな。

*1 実際、池上彰が暴走してものすごく面白い番組だったらしい。


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