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ただのにっき


2011-11-29(火) [長年日記]

継ぐのは誰か? (ハルキ文庫)(小松 左京)

引き続き追悼読書。というかBookOffオンラインに登録しておくと次々と入荷してくれてしまうのでなかなか止まらない(笑)。

たしか中学生のころに読んで、最初に「小松左京すげー」と感じた作品がこれ。そのくせ、どんな話だったか覚えてないんだけど。冒頭の「チャーリーを殺す」ってとこだけ覚えてた。前半はミステリー、後半は新人類テーマの硬派なSF。

SF小説が未来を予言するなんてヨタは、現代のSF読みなら頭っから否定するところだろうが、四十数年前に書かれたこの作品では、それはそれはみごとにインターネットと携帯電話が描かれていて、もう小松左京には「ごめんなさい」するしかない。他の作家だと、ほんの二十年前の作品にすら満足に携帯電話が登場しないくらいなのに。特にインターネットに関しては、実体とはトポロジー的にはだいぶ異なるのだけれど、使われ方にはそんなに違いがないというかむしろこれは「クラウド」を予言してると読み取ってもいいかも知れない。

もちろん一方で、男女の役割がずいぶんと固定されていたり、人が大勢集まっている部屋がタバコの煙でもくもくだったりと、21世紀後半が舞台とすればさすがに古臭い描写も多いのだけど、それにしたってちょっとすごすぎるよなぁ。

Tags: book

2011-11-27(日) [長年日記]

2本目開始 - 実はいま、マフラーを編んでいる(3)

[写真]2本目編み始め

ただただしは「すべり目」を覚えた。編み物のレベルが1あがった!(てれれれってれ~♪)

最近の我が家では「ねぇねぇ、イギリスゴム編みってのがあるらしいよ」「ふぉぉ、なにこれカッコイイ」みたいな会話がなされております。やっぱ技術者なので、色や模様がきれいかどうかよりも技工の方に興味が向くね。それより、かみさんの方がはまりつつあって、なんか毛糸や編み棒も続々と増えてるんだけど……(笑)。

そんなこんなで2本目のマフラーを編み始めた。こっちを東北に送る予定。今回はちょっと色を入れたりしつつ、3目ゴム編みで。イギリスゴム編みにチャレンジするのはまたの機会に。細めの毛糸が好きなのでなかなかスピードがあがらない。かみさんは太めの毛糸でざくざく編むので速い速い*1

Tags: knit

*1 本人によれば、いま使っている8号針程度では「ざくざく」とは呼ばないらしい。編み物業界用語難しいです……。

本日のツッコミ(全6件) [ツッコミを入れる]

ブチャ猫 [細めの毛糸にモヘアを一緒に編むとあったかいですよ。]

ただただし [モヘア、暖かいでしょうねー。でもあんまり好きじゃないんですよね、男子なので(笑)。]

かみさん [>ブチャ猫さま ボリュームが出ない毛糸と二本取りで編んでみました。これはイイ! です。教えてくださってありがとうござ..]

ブチャ猫 [>奥様へ どう致しまして。]

 [初めまして。いつも拝読しています。太い針(15号くらい)で細いモヘアを編むと、 ふわふわで面白い風合いで、そういうの..]

かみさん [>ユさん モヘアって不思議な存在ですねー。参考にしている本には、かぎ針で伏せる方法が載っているのでそれでやっています..]


2011-11-26(土) [長年日記]

川崎 3-0 横浜FM@等々力陸上競技場

ホーム最終戦、そして直前に発表された"川崎の太陽"ことジュニーニョ退団前の最後のホーム。

[写真]箕輪

……とその前に、「川崎の壁」として活躍した後コンサドーレ札幌に移籍した箕輪"川崎市民でよかったよ"義信が現役引退ということで、挨拶に。縁のある選手にちゃんとこういう場を設けるフロンターレって、いいよなぁ。札幌では存分に活躍できなかったみたいだし、本人としては悔しい引退だろうと想像するが、スピーチの締めは川崎の子供たちに「フロンターレに川崎出身の選手がいなくちゃダメだ」という奮起をうながすメッセージ。じつに箕輪らしい。

[写真]ジュニーニョ、ゴール!

試合はジュニーニョにボールを集めるかと思いきや、それほどでもないいつもどおりの感じで、若干押され気味の前半。今季は、あえてジュニーニョにボールを集めないようにしているのか、それとも集めようにもジュニーニョが不調でその任に堪えないのかわからないが、チームの不調はそのあたりにも原因があったように思うのだが、そうはいっても来季からはそのスタイルで行かなければならないのだよなぁ。

その後相手のオウンゴールで先取点をあげたあとは、だんだんエンジンがかかってきた(?)のか徐々にジュニーニョにボールが集まり始める。マリノスもそのあたりはわかっているはずなんだけど、なぜかジュニーニョがフリーになることが多い気が。結局2ゴールをジュニーニョがあげて、有終の美を飾った。

試合後のセレモニーはもう、涙、涙。ジュニーニョはスピーチで何度も何度もサポーターに感謝を告げていたけれど、頼れる外国人が9シーズンもひとつのチームに腰を据えてくれたことがまず望外だし、彼のもとでメキメキと実力をつけた若手も多いのだ、どう考えても感謝するのはこっちだよ。本当にすばらしいプレイヤーだった。

Tags: frontale

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