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ただのにっき


2011-06-18(土) [長年日記]

9784873114767

なんだか妙にくだけた口調で始まって、おかげでかえって何が書いてあるのかよくわからず、「こりゃ失敗したかなー」と思いつつ読み進めていたが、中盤の「検索のパターン」はなかなかよくまとまっていた。よくよく見てみたら原題は「Search Patterns」で専用のサイトまである。

アレグザンダーまで引用してのパターン集は、現代のWebサイトで実際に提供されているさまざまな検索エクスペリエンスを10個のパターンに分類、豊富な事例も交えて使える場面、ユーザにとってのメリット・デメリットがけっこう詳しく述べられている。原題の方が直接的でよくわかったんじゃないかな。

まぁ、著者たちも白状しているようにパターン「ランゲージ」としてはまだまだ未完成だが、自サイトに検索を組み込むにあたって何が必要なのかを整理するには悪くない。いまだに「単純な検索窓に詳細検索オプションてんこ盛り」みたいなのを出してくるデザイナや開発者に、黙って差し出すには良いんじゃないだろうか(下手な「Advanced Search」は典型的な失敗パターンである)。

終盤は「検索から発見へ」というパラダイムシフトがおきるという設定のもとに、五感で入出力する検索体験を始めとしたいささか壮言大語気味のエッセイ。邦題からはこっちがメインのように思えるが、まぁ、話半分に聴いておくかという感じ。いや、こういう立場の人たちが未来を語るのはいいことだと思う(けど、現場はそうとばかりも言ってられないしね)。

Tags: book

2011-06-16(木) [長年日記]

読書好き系サービス2つ

しばらく小説読みから離れていたこともあって、なかなか感覚が戻らない。そんなタイミングで2つの読書好き系(?)サービスに出会ったので感想など。

本が好き!

[スクリーンショット]「本が好き!」の献本抽選に外れたところ

ごく最近始めてみたのが「本が好き!」で、ユーザが書評を書いてお互いに読み合う感じのサービス。書評を書くとポイントがもらえて、ポイント数に応じて「級」があがる。面白いのが、この「級」があがると出版社から提供される「献本」の抽選に応募できるようになるところ。書評を登録するインセンティブが本そのものというわけで(もちろん当たった本の書評も書かなくてはいけない)、なるほどこれなら継続する気になる。

一方、いまどきのWebサービスとして必須ともいえる「ソーシャル度」はかなり低くて、人の書評を評価したり、メッセージを送ったりできる程度。お気に入りのレビュアーが登録できたりすればいいのにね。

こないだやっと「3級」になったので、唯一発見できたSF小説の献本に応募してみたら、残念ながら抽選に漏れてしまったようだ。どれくらいの「勝率」なのかわからず、継続するべきか悩んでいたが、「5回応募して1回しか外れてない」という人もいるので、もうちょっと続けてみようかね。

byflow

[スクリーンショット]「byflow」自分のアイテム

もうちょっと以前から使っているのが「byflow」。こっちはバリバリのソーシャル系で、自分の持ってるアイテム(主にAmazonが対象なのでおのずと本がメインになる)をリストに登録していき、さらに好みの合うアイテムを持ってる人を「フォロー」することで、興味の似通った人のクラスタができて、流れているアイテムから「あ、これ読みたい」というピックアップがしやすくなるという仕組み。まぁ、Twitterの書籍版というところ。

Twitterと同様、いい気になってフォローを増やしすぎるとわけがわからなくなり、だんだんメモも付いてないようなアイテムはスルーしがちになってきたので、使い方を考えないといけなくなりつつある。続けるインセンティブが少ないのが課題かもねー。

個人的に、「本が好き!」と「byflow」が合体するとすごく好みのサービスになる気がする(笑)。

Tags: book
関連する日記: 2011-09-13(火)
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

本が好き!制作担当 伊東 [「本が好き!」のことを記事にしてくださり有難うございます。 私たちも「ソーシャル度」を高めてもっと楽しいサイトにした..]

ただただし [いいですね! さっそく知人をフォローしてみました。 お気にいりのレビューアを効率よく探せる仕掛けがあるともっといいな..]

本が好き!制作担当 伊東 [ありがとうございます。お気に入りレビュアーさんのリストを自分で作るとか、そういうことができれば便利ですよね。機能強化..]


2011-06-14(火) [長年日記]

【熱烈】ウィルキンソン・ジンジャーエール(ペットボトル)【歓迎】

[写真]ついに発売になったウィルキンソンをGET 今日はカレンダー上に花丸付きで書いておいた、ウィルキンソン・ジンジャーエール(辛口・ペットボトル)の発売日である。いや、花丸は嘘だけど、気分はそんな感じ。KIRINのディアボロジンジャーなき後、途中カナダドライが「ゼロ」とかいうビミョーな製品を出した他は動きのなかったジンジャーエール界隈に、ついに真打の登場である。

さっそく近くのヤマザキデイリーストアで入手(サークルKにはなかった。ウィルキンソン炭酸水は2種類も置いてあるのに)。パッケージデザインはなんか垢抜けないけど、まぁいいか、ウィルキンソンだし(意味不明)。

味はビンのより少し辛さ控えめ、甘さややアップ、全体的に薄めな気もするが、どうだろう。飲む環境によってこのあたりの味わいは違うからなぁ。でも十分合格点じゃね? なんにせよ、500mlボトルにきっちり詰めてきたのはすごいね。飲みきれない人もいるんじゃないだろうか。いや、おれは大歓迎だけど。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

u_s_k [もうこれが無いと夏が過ごせません! で、確かにちょっと薄くなっている気がします。 一般的に飲みやすく(?)するためで..]

ただただし [500mlでペイさせるために薄めてる疑惑もあるけど、まぁ、これはこれでアリかなぁと思います。]

ただただし [べたぼめ記事書いておいてアレだけど、全部飲み切るとやはり人工甘味料のクドい甘みが気になるねぇ。成分表示見てみたら、砂..]

yuh-suke [ガラス瓶の方ほどのスッキリ感は無いのでスッキリ感を求めたいときはそっちにはなりますね。]


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