2010-08-29(日) [長年日記]
■ 日本Ruby会議2010(3日目)
夕べは21時ごろ宿について、そのままゴロゴロしていたら寝落ちしていて、気がついたら5:30だった。同部屋の2人はずいぶん遅くまでロビーにいたようだけど。やっぱオジサンには体力的にキツいなー。で、せっかく早起きしたし、米の朝食だと調子も出ないので、近くのデニーズまで歩いてフレンチトーストを食べた。これでラスト1日なんとかなる。
……とはいえ、大ホール番長は体力的にはそんなにキツい仕事ではないのだけど(寒いことを除けば)。特に今年は@tmaedaがかなりの仕事を肩代わりしてくれたので、ホント助かった。午前中の司会も任せっきり。午後も、中ホールのhsbtやkwatchのセッションを聴きに抜け出せたしね。
hsbtの「before Rails 時代のプログラマが如何にして after Rails の世界にたどりついたか」は、途中でMacBookがフリーズするというアクシデントがあったものの、慌てず騒がずそのままスライドなしで続行するという、なかなかたいしたプレゼンだった。最後に「after Railsの世界に生きようと決めたのに(before Railsな)tDiaryのメンテナを続けているのはなぜ?」というイジワルな質問を投げたら「tDiaryを使っている人たちが大好きだからです」というまるでそういうシナリオがあったかのような答えが返ってきた。やるな(笑)。hsbtはesmに転職してから、ものすごく成長しているのがわかって、実に幸せな人生を歩んでいるように見える。
裏番組が@kakutaniで客の入りがどうなるか心配されたkwatchの「HTMLデザインをまったく崩さない、美しいテンプレートエンジンの作り方」、個人的にはこれを聴かないで何を聴くのよという重要なセッション。同じ意見の人が多かったようで、ほぼ満席。テンプレートエンジンの分類とそのメリット・デメリットを述べていく形式は、非常に論理的でわかりやすかった。pure HTMLでロジックが分離されている新しいテンプレートエンジンは、コンパイルしてeRubyを出力するというアイデアは、性能にも気を配る実にkwatchらしい実装だと思った。おまけにこれなら、いまERBを使っているようなアプリでも移行しやすいしなぁ。
その後は大ホールに戻って、Chadの基調講演~高橋会長のクロージング。会長の衝撃発表を受けて固まった聴衆を笑いでほぐして(えっ)、大ホール番長のお仕事はおしまい。
片付けしながらRejectKaigiの終了を待ち、余ったノベルティをばらまいたら本当に終了。打ち上げにはいつものように1時間くらいだけ参加してTXに飛び乗った。TXでは偶然、志村さんや星さんと一緒になったので、RubyKaigi感想戦など。(2.5Hの道のりを戻って)帰宅した。ぐはー。
総括はまた別途。写真は今年のノベルティと、3日ぶりにおれに会えて安心しきったグスタフ(グスタフはノベルティではありません)。