2010-07-15(木) [長年日記]
■ 列車の予約システムに振り回された一日
今月からちょくちょく出張が増える気配なので、新幹線予約を楽にするためにエクスプレス予約の会員になった。で、明日の出張に合わせて初めて使ってみたんだけど、なんとまぁ、ひどいもんだねぇ。サービスのトップページはまぁ、そこそこデザインされてるような感じだけど、予約サービスにログインしたとたんに「これはイントラネットですか?」と言いたくなるほどショボいデザインになる*1。
とくにひどいのが、ウィザード形式で予約をするページのナビゲーション。
紙面の都合で左右2つの間を縮めてあるが、とにかくページ下部にこういう順番で並んでいる。最初に「次へ」を押そうと思って「戻る」を押してしまった時は唖然としたが(どう考えても並べ方が逆である)、最初からやり直そうと思って「終了」を押したらログアウトしてしまった時には愕然とした。この画面のデザイナはどこの星の生まれだよ!
デザイナが悪いというか、こういう画面設計を通してしまった開発体制ってどうなのよ、という気がするが。
続いて、勢いあまって小田急のロマンスカーを予約できるロマンスカー@clubにも登録。予約だけができてチケット購入は自販機で行う「B会員」と、購入までできてチケットレスで乗れる「A会員」があり、オンラインで登録できるのはB会員まで。A会員になるには申込書を印刷して窓口へ持参する。
で、さっそくB会員になって、申込書を印刷。ここまで上記の流れ以外はWeb上の説明はほとんど読んでない。「不明点は駅員に聞けばいっか」という軽い気持ちで、帰宅時に寄った駅で手続き開始。
おそらくB会員のIDを入力して身分証明をすればすぐに登録できると思っていたら、窓口の駅員は印刷された個人情報をいちいち使いにくそうな端末にチクチクと入力していく。なんかひどいシステムだなー、と思いつつ(そして少しイライラしつつ)待っていたら、10分後くらいに「これがIDとパスワードです」といって紙を渡される。
……え? じゃあB会員のIDとパスワードはどうなったの?
どうもその駅員、B→Aのパスがあること自体を知らず、まったく新規にA会員登録をしてしまったらしい。せっかく登録しておいたおれのB会員はほんの数時間の命で末梢されたのであった。南無。というか、おれ(と後ろに並んでジリジリしていた他人のひと)の貴重な時間を返せ……。
おまけにその駅員、「積立にはPASMOやクレジットカードは使えないの?」と聞いたら自信たっぷりに「使えません」と答えてくれたんだけど、帰宅してログインしたら普通にクレジットカード使えるじゃん。まったくもう、JRに比べてWebのデザインはだいぶマシだけど、現場の駅員にはまったく教育してないんだなー。
鉄道会社のオンラインサービスに振り回されて、がっかりな一日だったよ。
*1 イントラならショボくてもいいというわけではないが、概してお金をかけてもらえないものではある。