2010-06-01(火) [長年日記]
■ tDiaryのソースコード・リポジトリをGitHubに移行した
公式サイトのアナウンスのとおり、SourceForge.netにあったSubversionリポジトリをread onlyに格下げして、公式の開発用リポジトリをGitHubに移転した(というか手を動かしたのはhsbtである。おれは指をくわえて見てただけ)。
まだSubversionへの同期は未稼働だけど、基本的に同じものが取れるようにしておく予定なので、今までanonymous svnで最新版を持ってきていた人はそのまま使い続けていて問題ないし、開発する人もsvn上で作ったパッチを提供してもらってぜんぜんOK。
といってもおれがsvn使い続けてるわけにもいかないので(笑)、Git上で開発するためにまずは自身の環境を整えなくてはいけない。
まず(GitHubのアカウントはもう取得済みとして)、公式リポジトリを自分のリポジトリへforkする。もちろん、直接cloneしてもいいのだが、何か大きな変更をするときにトピックブランチを切りやすくするためにはforkして自分だけのリポジトリを持っておいた方がいいだろう。
まずはtdiary's Profileからtdiary-coreに行き、forkボタンを押す。これで自分のところに同名のリポジトリができる。同様にtdiary-blogkit、tdiary-theme、tdiary-theme-nonfreeを必要におうじてfork。なお、従来あったpluginはcoreのmisc/pluginにマージされたので今はもうない。
あとはfork済みのリポジトリから、自分の開発環境にcloneする。
% mkdir tdiary
% cd tdiary
% for repo in core blogkit theme theme-nonfree; do; git clone git@github.com:tdtds/tdiary-${repo}.git ${repo}; done
:
:
% ls
blogkit core theme theme-nonfree
あとはtdiary.confの@options['sp.path']あたりで従来独立していたpluginを差していたら、それをcore/misc/pluginに書き換えるなどすればそのまま動くはずである。
今日はここまで。この環境で、自分のためのトピックブランチを切ってそれを複数マシンで共有しつつ開発し、できたパッチをorigin masterに反映するというワークフローを身につけないといけないのだが、これがまた、年をとって硬くなった頭にはなかなかキツいわけですが。まぁ、できるうちにモダンな開発スタイルを身につけておかないとねー。
2010-05-31(月) [長年日記]
■
HTML5&API入門(白石 俊平)
泥縄読書終了。
最近、Webアクセシビリティがらみで人さまのサイトのHTMLソースを見ることが増えたんだけど、特に見出し要素の使い方が難しいというか、サイトオーナーの「個性」が発揮されてしまうのね。ようするに今のHTML/XHTMLでは構造化された文書なんて書けやしないということなんだけど、HTML5から導入された「セクション」の概念のおかげで、だいぶそのあたりがいい感じに表現できそうな感じ。
……というのが(個人的には)HTML5最大のメリットかも知れないとすら思うわけだけど、本書ではそういう文書的な側面は表面的に触れるにとどまり、HTML5周辺のAPIを中心に解説している。といってもそれらも通りいっぺんであることに違いはなくて、HTML5をとりまく技術の概観をざっくり把握できるほどほどの分量で、とっかかりとしては適度で良いと思う。「HTML5で夢がひろがりんぐ!」と鼻息が荒くなるくらいにはエキサイティングな未来が感じられる。
まぁ、API的にはJavaScriptからネットワークやストレージへのアクセスが拡大しているのが大きな変化だけど、それとて、やっとプログラミング言語としてアタリマエのことができるようになっただけではある。で、ためしに実装して、Chrome5あたりで動くことを確認して「わーい」と喜んでから、Android 2.1のブラウザで試すと動かなかったりして凹むわけです。同じWebkitなのに(「Webkitの悪夢」と呼ぶらしい)。
けっきょくHTML5が十分に普及するまでは、今と変わらずブラウザ間の非互換に頭を悩ませることになるんだろうなぁ(というかしばらくは今よりひどくなるかも知れない)。ブラウザ間非互換をがんばって吸収できる体力のあるサービスのような例外を除けば、あとはWidgetのような単体アプリのランタイムとして特定のブラウザを指定できる場合だけが、HTML5の恩恵を受けられる、そんな状況がしばらく続くだろう。
とは言ってもわれわれ技術者は(いつかやってくる)HTML5時代に備えて準備しておかなくてはいけないわけだ。これだけ色々盛り込まれていれば、あと数年は楽しみが尽きることはなさそうだねぇ。
2010-05-30(日) [長年日記]
■ CDが棚からあふれたので、ソフトケース収納に移行
なぜか毎月毎月、お布施のようにCDが増えていくので、自宅の新築時に作ったCD用の棚がいっぱいになってしまった。世代的になかなかモノを捨てられないこともあり、せめて収納効率を増やそうと思ってコクヨのソフトケースを買ってみた。まずは50枚。
日本代表がイングランド相手に3得点無失点なのに負けるという珍事*1を見ながら黙々と作業をしたが、だいたい1時間ちょっとで移せた。ケースを分解して裏ジャケを取り出すのが大変だけど、慣れるとまぁまぁのスピードでこなせるようになる。でも、一回に50枚が限度だなぁ。飽きるので。
![[写真]50枚処理後の比較 [写真]50枚処理後の比較](http://userimages.tdiary.net/sho/20100530_0.jpg)
写真のようにスペース的には1/2以下になるので、あと倍くらい増えても大丈夫ということになった。検索性は落ちるけど、どうせリッピングしたものしか聴かないので実害はないだろう。ついでに二重買いの防止のために、ブクログのAndroidアプリを使って整理しながらガンガン登録。バーコード連携がすばらしいので、すげーらくちんだった。
コクヨ CD/DVDケース メディアパス 1枚収容 50枚 黒 EDC-CME1-50D
コクヨ(KOKUYO)
¥2,010
*1 未来の自分のために解説しておくと、1得点2オウンゴールである。