2010-04-02(金) [長年日記]
■ GO2WEB20の「Follow me」バッヂがIEでエラーになるのを抑止する(やっつけ編)
しばらく前からページの右上につけているTwitter用の「Follow me」バッヂ、HTML4なサイトに貼ると微妙にinvalidだったりして、scriptの閉じタグを足したりして使っていたんだけど、ゆうべたつをさんからIEだとページが表示されない場合もあるという報告をもらった。エラーになるのは確認していたけど、うちはページの内容はちゃんと出てるから気にしないことにしてたんだけど、IE7だとエラーダイアログが出ちゃうらしくて、それはちょっとまずいかなと。
その辺のやりとりはTogetterのまとめを参照。
というわけでインチキっぽいながらもエラーを抑制できたので、ここにメモっておく。配布用のJavaScriptの最後の方にあるこの1行:
tfb.showbadge();
これを以下のように書き換える(5秒遅延させる場合):
setTimeout(tfb.showbadge,5000);
まぁ、5秒というのは適当だけど、たいていの環境では十分だし、サイトを訪れてから5秒以内にfollowに至るような人はまずいないだろうから、こんな感じでいいだろう。もちろん本質的な解決ではないので、あくまで「やっつけ」である。そして本質的解決をする予定はない(えー)。
追記(2010-04-06)
上記の対策を入れて、tDiaryのプラグインにした。twitter_badge.rb*1。使い方はヘルプを参照。
*1 もともとあった同名のプラグインは、作者のgajuさん了解のもとでrecent_tweet.rbに変更した。
■ 「Water Front」の傘を買った
先日の風雨でいつも持ち歩いていた折りたたみ傘が壊れてしまい、Twitterでオススメを聞いたところ、シューズセレクションのWater Frontを教えてもらった*1。
調べてみると自由が丘駅の南口近くに店舗があるらしいので、仕事のついでにちょっと寄ってみた。キオスク並の小さな店に、さまざまな傘がぎっしり。これはなかなか楽しい。
太いの細いの、長いの短いのとよりどりみどりで、どれも500円~1000円という低価格。折りたたみ傘は基本的に消耗品なので、この価格帯は躊躇なく買えていいよなぁ。大人が入れる大きさで、できるだけコンパクトな製品を……といくつか見せてもらって、直径55cmの三つ折りタイプのものにした。
これが数日前。今日やっと雨が降ったので実戦投入。
畳んだ状態だとご覧のとおり、不安になるほど細い。おまけに今日は雨だけでなく相当な風。だが意に反して、ちゃんと風上に向けていれば壊れることなくちゃんと役目を果たしていた。まぁ、かなりたわんでいたけど。1000円ならすぐ壊れてもあんまりショックじゃないし、このコンパクトさと軽さは魅力だ。
*1 その他にモンベルなどのアウトドアブランドを勧められた。アウトドアで傘という発想がなかったのは、ボーイスカウト活動が長いせいだなぁ。きっと耐久性は高いと思うが、価格もちょっと高めだったので今回は見送り。
2010-03-31(水) [長年日記]
■ 「非実在青少年問題」規制反対派はもうちょっと戦略的に動くべきじゃないか(2)
昨日の続き。批判しっぱなしは性に合わないので、提案もしてみるよ。この活動にはよい結果を残して欲しいしね。なお、以下は基本的に自分の観測範囲で公開されている情報のみにもとづいているので、すでに水面下で進行中の事柄もあるだろう。ちまちま書いてたら時間がかかってしまった。3/31付けだけど実際の公開は4/4。
6月までの短期決戦である以上、ロビー活動を中心に据えている現在の方針は良いと思う。パブリックコメントを募集しているわけでもない案件に、無差別にメール/FAX攻撃をするとむしろ心証を悪化させかねない。ただ、味方に付けたい議員に対してアピールするにしても、バックにそれなりの数の有権者が存在していることを実感させられなければ効果がない。
つまり、「継続審議対策として味方になってくれる議員を効果的に増やす。そのためにより多くの普通の人にリーチして反応を引き出す」というのが基本戦略になる。その上でとれる戦術は:
公開Webサイトを中心に組織化する
「非実在青少年」でググると、最初に出てくるのが「非実在青少年」規制問題・対策まとめは個人によるまとめサイトで、オーナー多忙につき更新停止中。その次がニュース記事(Yahoo!は最初からニュースばかり)という感じで、活動の中心になるようなWebサイトがない。今どきこれはありえない。
「プライムニュース」に里中満智子や藤本由香里を送り込んだグループが、オフィシャルなサイトを持って情報発信していくべき。どうも関係者間の情報交換はMixiで行われているようだし、Twitter上での関係者のつぶやきも活発だけど、それではあとから運動に関与したい人には敷居が高いだけ。まとまった公開情報はオフィシャルサイトで出さないと、仲間内で馴れ合ってるようにしか見えなくなってしまう危険性もある。これから理解者を急速に増やしていかなければならない状況で、これはすごくマイナスだ。
公式サイトがあれば、この上で市民の意見を集約したり、適切な行動を促したりできる。明確な組織が目に見えれば、活動に参加したい人も門戸を叩きやすくなる。なによりも、無責任なデマの拡散を防ぐのに、URLで参照できる公式サイトは有効だ。効果のない昔の署名活動に踊らされることなく、求心力のある署名集めだってできるだろう。
普通の人たちにわかりやすくアピールする
反対派の合言葉のようになっている「まずは条文を読め」はご法度。小難しい法律文書なんてものを読みたがるのは、ごく少数だということを肝に銘じるべき。その上で、条例案の持つ危険性を、平易な言葉で簡潔に表現しなくてはいけない。
これが難しいのは重々承知しているが、ものごとを平易に表現することに長けたマンガ家があれだけ揃っていながら、それができないとは思えない。というか、この話題をマンガで表現しようというマンガ家がいないのはどういうわけだ*1。出版社と対等になっていない若手にはいろいろ制約があって難しいかも知れないが、描き手はたくさんいるだろうに。
対案を用意する
今後反対派に取り込んでいくべきなのは、まさに子供を守りたいと考えている「親」たちだ。「子供たちの今」を守りたいという気持ちを利用して、裏で「子供たちの未来」を奪うというのがこの条例の危険なところだ。
だとすればまず、その「今」の不安を和らげてあげないといけない。規制反対派はゾーニングでそれができると主張しているが、ゾーニングをどのように適用・強化するのか、現状では具体的なものが見えない。「今のままで十分」という主張が不安の解消につながらないのは明らかなので、反対派の不安のポイントをきちんと把握した上で、納得してもらえる「対案」を用意する必要がある。
相手の戦術に対抗する
この戦術は議論の余地が大きいと思うが、規制派が条文の細部に踏み込まずに雰囲気だけで押し通そうとしている以上、反対派も雰囲気の醸成を考えた方がいい。ニコニコ動画の討論会(→まとめページ参照)に規制派が参加ていないのを見ればわかるように、彼らは本当に戦い方を心得ている。不利な場には絶対出てこない。
彼らが危険な存在だということを明確にできるレッテルを貼ることを考えた方がいいかも知れない。「おせっかいファシズム」という呼び方を見たけど、これだとちょっと弱いかな(「禁煙ファシズム」よりはだいぶ弱い)。ただし、味方に付けたい「親」たちにまでそのレッテルが及ばないように気をつける必要があるので、難しいところだ。
*1 ちばてつやの描いたもの(あれは過去に描いたもの?)を以前ネットで見かけたけど再発掘できず。
2010-03-30(火) [長年日記]
■ 「非実在青少年問題」規制反対派はもうちょっと戦略的に動くべきじゃないか
ゆうべ、東京都の「非実在青少年問題」の討論をBSフジ「プライムニュース」でやるというので、こたつに入ってノートPCでTwitterのハッシュタグ#hijitsuzaiと並行して眺めていた。ちなみにおれは、言うまでもなく反対派である。民主主義国家で、権力に表現の自由を売り渡すことほど愚かしい行為はないからだ。
で、BSを見られない人がTwitterだけを読んでいると、TLが猪瀬直樹の揚げ足取りで埋め尽くされており、まるで「規制側」がダメダメな印象だったかも知れないが、実際は猪瀬直樹がほぼ完全に番組を掌握していて、反対派は言いたいことをぜんぜん言わせてもらえていなかった。反対派は明らかな準備不足で、猪瀬の穴だらけの意見にも満足に反論できないわ、こっちの意見は猪瀬に途中で遮られて最後まで言わせてもらえないわ、もうさんざんな感じ。もう一人の児ポ専門の女性はほぼ空気だったので、1対2で人数も優勢だったにもかかわらずである。
2時間枠のTV番組で厳密な話なんてできっこないのに、条例案の細部に立ち入ろうとしちゃダメだろう。規制側はそのあたりをよく理解していて、(細部をごまかしつつ)雰囲気のつかめるフリップを用意してあり、ことあるごとに「表現規制ではない」と繰り返す。予備知識のない視聴者は「ゾーニングならいいじゃん」って気分にさせられる。おまけに猪瀬は、自分に不利な方向に話が向かうと、すぐに割り込んで話題をかっさらう。あの、瞬時に雰囲気をつかんで引っ張り込む能力はすごいね。
反対派は規制側の最大の弱点である「日本は世界的に見ても性犯罪が極端に少ない国」で「性表現が豊かになるにつれて犯罪発生率が下がっている」というポイントを真っ先に指摘して、規制側の立脚点を潰すべきなのに、その話題を持ち出せたのは番組の最後の最後、出演者の締めのコメントの段階。まさかあそこで新しいフリップが出てくるとは思わなかった。手遅れだって。
反対派の2人は、きっと評論とか創作で、じっくり時間をかければいいものを書く/描くんだと思う。でもああいう場で必要なのは、そういう「持久力」じゃなくて「瞬発力」だ。条例に詳しい人よりも、臨機応変に相手の穴を突ける論客を派遣しなきゃいけないのに、そうできなかったのは、単に人材が不足しているだけとは思えないんだよなぁ。なんというか、個々の兵隊に頼るだけで、戦略がない。
反対派は二言目には「条例案を読め」というけど、そんなもの読みたがるヤツなんていないんだよ。規制側がイメージ戦略で来てるのに、のんびり啓蒙活動してる戦局じゃないだろう。こっちもイメージ戦略で対抗しなきゃ、負けちゃうよ。これは負けられない戦争じゃないのかね。
→続き
◆ dan5 [5秒遅延は良いアイデアですね。まねします。]