2010-02-14(日) [長年日記]
■ 9784873114323
最近は仕事でWebアクセシビリティなんてものにまで首を突っ込んでまして……何屋なんだ、まったく。休暇中に関連書籍を読もうと思っていたのに、読めたのはこれ1冊だけだよ。この遅読っぷりはなんとかしないと……。
さて、日本のWebアクセシビリティ標準である(おそらく年内に改訂版が公開される)JIS X 8341-3は、本書で扱っているデファクトスタンダードWCAG 2.0と互換性があるので、日本で現在Webに関わっている人はすべて本書の対象読者になる。
書名が「アクセシビリティ」じゃなくて「ユニバーサルデザイン」ってところがまずいいねぇ。WCAG読んでるとわかるけど、アクセシビリティってちょっと狭いんだよね。高齢者や視覚障害者だけじゃなくて、メモリや通信帯域がキツい端末の利用者なんかも視野に入れると、やっぱりユニバーサルデザイン(UD)という視点が必要になってくる。そういう前提をきちっと冒頭で解説しているところがいい*1。
さらに対象が「ウェブアプリケーション」という点。多くのWebサイトが固定されたものではなくなっている現在、Web制作者は(たとえAjaxやFlashをバリバリに使っていなくても)自分が「Webアプリケーション」を作っているという認識を持つべきだ。そういう時にどんなところに気を配らなくてはならないかが、実例とともに解説されている。「CSSだけでクールなドロップダウンメニューを実装したぜ!」なんて鼻息を荒くしてる技術者がいたら、ちょっと立ち止まってそれが「アクセシブル」かどうかちゃんと調べてみた方がいい。
後半、WAI-ARIAの領域に踏み込み始めると、JavaScriptのコードが何ページにもわたって登場するなど、ちょっとハードル高めな部分もあるけど、周辺技術の概略を把握するには記述範囲も分量もちょうどいい感じ。これより深い文献はもう各種規格しかないので。
9784873114323
*1 そういう意味で付録B(日本国内での状況)の前半は蛇足だと思う。障害者が何人いようが確保すべきなのがUDであるというのが本書のスタンスではないのか?
2010-02-13(土) [長年日記]
■ グスタフ、26時間の留守番に耐える
というわけで前日の昼ごろ、1日分のカリカリとともに家にひとり残されたグスタフだが、雪が降りそうな寒さのなか、ちゃんと留守番できたかなー、と心配しながら帰ってきたのが14時。約26時間ほど一人っきりでいたことになる。もちろん生まれてこのかた最長記録。
もっとも、我々が帰ってきてすぐに脱走しそうになるわ、その後だっこされてゴロゴロいいながら甘えていたのも十分ほど。すぐにいつもの乱暴者にもどって噛んだり走ったりの日常と取り戻したのであった。ぜんぜん堪えてないみたいだなー。
とはいえ、少し落ち着いたあとは、自分からおれの腕の上に乗ってきて、そのまま寝入ってしまったりして、いつにも増した甘えっぷりも発揮。やっぱり少し寂しかったのかも知れない。まぁ、それもすぐに忘れそうな気がするが。
2010-02-12(金) [長年日記]
■ 修善寺の「あさば」に泊まってきた
年端のいかぬ子猫(というにはずいぶん大きくなったが)がいるので、長期休暇といっても海外逃亡などするわけにもいかず、近場で一泊、そのかわり思い切り贅沢しよう! ということになった。選んだのは伊豆修善寺の「あさば」。ググればわかるように、とにかく食事が美味いことで有名な宿で、多くのレビューで食事のことしか書かれていない(笑)。
もちろん食事は文句なし、一品一品口に含むたびに目を見張るほどで、隅から隅まで美味しくいただいたのだが、それ以外の部分でもすばらしくて、こういうちゃんとした宿に泊まると、ユーザエクスペリエンスとはなんなのか、思わず考えてしまうねぇ(←職業病)。
最初、部屋の設備について説明されているときのこと。浴衣のほかにオリジナルのパジャマが置いてあるのだけど、「紺のラインが入ったのが男性用」ときたあとに「女性用がグレーのラインです」と続いたときに「おっ」と思った。企画力がないとここは品のない赤かピンクになるところなのに、ちゃんと頭使ってるなぁ。他にも、2本ある歯ブラシが色違いだったりして(夫婦で泊まってると前日に自分が使った歯ブラシがどっちだったか毎回悩むことになる)、単にコストをかけて贅沢を演出するんじゃなくて、知恵を絞って上品さと快適さを提供してるところがすごい。
前日におれが左手で箸を使っていたことに気づいていた仲居さんが、朝食ではおれの膳だけちゃんと箸を逆向きにセッティングしてくれたり。日ごろから虐げられがちなレフティとしては、こういう気遣いをされるとそれだけでノックアウトされちゃうわけですよ。こういうことに配慮してくれる仲居さんがいるというのがもう、最高の贅沢。
もちろんコストをかけた贅沢もある。露天風呂に置いてあるバスタオルが保温器に入っていたときはさすがにビックリしたし(帰り際にも靴が温められていたり)、能舞台を持った広大な池が敷地の半分以上を占めるというのがそもそもすごい贅沢な造りだし。
唯一、難点をつけるとすれば、部屋付のTV。コンセントを隠したり、いろいろ目立たせない工夫をしていたけど、あれはいらないね。でもまぁ、これはああいうところでもTVを観たがる客の方が悪いのでしょうがないんだろうなぁ。
他はもう、なにもかもほとんど文句のつけようがなかったので、チャンスがあればまた行きたい。というか、こういうとこ泊まっちゃうと、他が色あせちゃって困りそうだ。
![[写真]如月盛肴 [写真]如月盛肴](https://userimages.tdiary.net/sho/20100212_1.jpg)
◆ スギヤマ [グスタフの乱暴者ぶりはYouYubeかニコ動で見られますか?]
◆ ただただし [Ustでたまに流してたのが残ってます。 http://www.ustream.tv/channel/gustav-s..]
◆ やまざき [グスタフかわえ~(/-\)]