2009-12-30(水) [長年日記]
■ グスタフ、寝室への侵入を許される
グスタフが来てそろそろ4ヶ月になる。ずいぶん大きくなった。写真は大掃除(の邪魔)にくたびれて、抱っこされたままぐっすり寝ているところ。
マダの時とは違って、かみさんの猫アレルギーの症状はまったく出る気配がない。これが猫の個体差によるものなのか、単に外猫は汚いというだけの話なのかよくわからないが、とりあえず一安心。
一方、ここ数日はかなりの早朝に寝室のドアをガリガリやって起こしに来るようになっていて(ゆうべなんて午前3時である)、さすがにたまらんので試しにベッドで一緒に寝てみることにした。
そしたら、朝の7時になってもまだ寝てるではないか。空腹のせいかと思っていたが、ひょっとして単に寂しかっただけ? どんだけ寂しん坊なんだ!*1
……というわけで、朝の安眠はこれで確保できたような。アレルギーが出ないといいんだけど。ちなみに猫には「布団の中で寝る派」と「外で寝る派」がいるようだが、グスタフは外派らしい。中に引っ張り込んで寝かしつけても、気がつくと上で寝ている。
*1 グスタフの名誉のために書き加えておくと、寂しいんじゃなくて寒かったのではないかという推測もある。本人に聞いてみないと真相はわからない。
2009-12-29(火) [長年日記]
■ 最近のカビキラーはすごい
今日から休みなので、残り3日でどこまで大掃除ができるか……という状況にもかかわらず、買い物から帰ったらグスタフと並んで2時間も昼寝をしてしまうとか、ほんと猫って恐ろしい!
というわけで、毎年恒例、担当の風呂掃除に手をつけたのが21時も半ばだったのだけど、新しく買ってきたカビキラーがすばらしい仕事をしてくれたので、ほんの1.5時間で完了した。
以前のこの手の製品は「吹きつけて、しばらくおいたらあとは水で流すだけ」というのがうたい文句だったのだけど、実際はそんなことはなくて、残った汚れをあとからこすり落としたりしなくてはいけないものだったのだが。最近のはずいぶん進歩して、本当に水で流したあとはきれいさっぱり、白いタイルと目地が顔を見せるのだった。いやぁ、技術の進歩は本当にすばらしいな。
ところで例年、大掃除はiPod shuffleで音楽を聴きながらなんだけど、今年は部屋の中に置いたiPhoneからBluetoothで音楽を飛ばしている。これだと本体を落としたり、水をかけたりする心配がないのでいいですな。
2009-12-26(土) [長年日記]
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TAP (奇想コレクション)(グレッグ イーガン)
いやもう、ぜんぜん本を読まなくなってしまった。SFマガジンの購読をやめると同時に読書習慣そのものが消滅したという事実に愕然とせざるを得ないわけだが。おれの読書は、SFマガジンに駆動されていたのか?
とはいえ山盛りになった「積ん読箱」は健在なので、少しずつでも解消しなくてはいけないと思い、読んで楽しそうなのから優先的に読むことに。で、この本を読むのに3週間かかったりして。どうなのそれって。
イーガンの短篇集だからと言って、今まで邦訳された作品群と同じトーンを期待するとがっかりすること間違いなしの奇想コレクション。ファンタジーっぽいのからホラーまで、「えっ、これがイーガン!?」とびっくりする作品が過半数を占めている。で、これが面白いかと聞かれると、ちょっとビミョーかなー。初期作品は迷走してるっぽいし、ホラーもあんまり怖くない。
あと、短編としてはどれもピリっとしてない感じ。表題作の「TAP」は、設定もストーリー運びもすごくイーガンっぽくてなかなか面白いんだけど、結末はあっけないというか、もうちょっとひねって「ゾクっ」とする読後感をもたらしてくれてもいいんじゃないかな、と思う。もちろん及第点なんだけど、イーガンだけに過大な期待をしてしまうので。
◆ smbd [切り分けのために「暖かい部屋に一人で寝かす」という試行を…]
◆ ただただし [もうベッドの上の快適さを体験しちゃったから、対照実験はムリじゃないかなー]