2008-10-02(木) [長年日記]
■ DevicescapeのiPhone用公式アプリがやっと公開
WiFiホットスポットへのログインを簡単にしてくれるDevicescape(→関連記事)の、iPhone/iPod touch用アプリがやっとApp Storeに登場。先日ファームを2.1にしてから、脱獄なしで使っていたので、そろそろログインするのが面倒になってきていたところだったのだ。これはいいタイミング。
さっそく入れようと思ったら230円の値札がついていてびっくりした。Jailbreak版は(当然ながら)無料だったのに、料金徴収できるようになったとたんに取るんだなー。まぁ別に、便利でよいものに金を払うこと自体に不満はないし、たかだかジュース2本分、どうってことないけど。ポチっ。そういえばApp Storeで何か買ったのは初めてだ。
この状況って、Palm市場が華やかだったときに似てるなぁ。あの頃も、猫も杓子もシェアウェア化だった。独占的/クローズドなプラットフォーム上では、フリー/オープンにする方向よりもクローズドにする方向が強まるのだろう。わかりやすい。
PalmはSDKもフリーのものがあったし配布も自由でしたよ。どっちかと言うと「簡単にお金が取れるなら取ってみようか」というくらいの動機が大きいのかなと思ってました。後は「みんなも取ってるから俺もとってもいいかな」と言う免罪符的な感情もあるのかも。
そうか、単純に比べたらいけないか。単一アーキテクチャだからオープンにするモチベーションが低い、というのは共通していると思う。そもそもオープンにできないというのを抜きにしても。
Appleの功績はiPhoneを作ったことじゃなくて、取りっぱぐれのないプラットフォームを作ったことか。そういう観点で見ればi-modeとおんなじだ。