2008-01-18(金) [長年日記]
■ 最近けっこうまじめにtDiary.orgの記事を書いている
今日は
という記事を書いた。いろいろあって(←怠惰の別の言い方)標準ではONにしなかった「ツッコミ抜きフィードの生成機能」だが、いちおう周知しておかないとね。というか、記事中にも書いたけど、mixiやTumblrに登録するときはツッコミ抜きフィードの方が使い勝手がいい。
この週末のうちに、できれば「spamフィルタの効果的な設定方法」についてもなんか書きたい。
2008-01-17(木) [長年日記]
■ DevicescapeでHotspot情報をまとめて管理、簡単ログイン
先日、BBモバイルポイントに簡単にログインしようとして挫折したときに、Devicescapeを薦められたので使ってみた。これは便利。
何をするもの?
Devicescapeは、自分が契約しているHotspotと、それを利用するデバイスを一元管理して、一発でログインできるようにするサービス。Webブラウザを開いてちまちまIDとパスワードを入力する必要がいっさいなくなる。
Hotspotは日本を含め世界中のさまざまなサービスが選べるし、デバイスもPC、PDA、スマートフォンと多岐に渡る。
どうやって使うの?
iPod touch/iPhoneを例にとって。
- PCのブラウザからDevicescapeのアカウントを作成する
- 通常はDownloadから各種デバイス用のソフトウェアをインストールするんだけど、iPod touch/iPhoneはJailbreakすればインストーラから「Devicescape」を選べる
- インストールした専用ソフトを起動するとPINコードが表示されるのでメモっておく
- ログインしたDevecescapeからMy Devicesへ行き、先ほど控えたPINコードを入力。これでデバイスと自分が結び付けられた
- 続いてMy Wi-Fiに行って、利用しているHotspot情報を設定する。検索するなり国や地域を選ぶなりすれば、たいていのサービスが見つかるだろう。それぞれの(認証用Webページで入力する)IDとパスワードを設定する。おれの場合は以下の3つ:
- Softbank BB mobilepoint
- Livedoor
- FON
- あとは使うだけ。Hotspotのエリアに入ったら、通常の手順で接続して(もちろんSSIDとそのWEPキーなどはあらかじめ設定しておく)、Devicescapeのアプリを起動すれば勝手に認証してくれる(Autoにしておけばアプリを起動する必要もなし)
最後の「勝手に接続してくれる」の部分、まだ認証されていないのにどうやって登録したIDとパスワードを持ってこられるのかが不思議だけど、どうやらDNSのクエリを使っているようだ。以前トンネル掘削に凝ってたときに教えてもらった、ICMP Shellなんかと同じ仕掛けなんだろう。
Devicescapeアプリが、SSIDとPINコードをDNSのクエリに乗せて発信し、Devicescapeサーバがそのペアに応じたIDとパスワードを(暗号化して)送り返しているわけだ。賢いなー。
安全性は?
得体の知れないサービスに複数のIDとパスワードを預けなくちゃいけないのが、Devicescapeの一番不安で不気味なところだ。Bookmarkletを使ってデバイスの中にIDとパスワードを(暗号化なしで)保存するのとどっちが危険か、という問題だな。一番危険がないのは接続するたびに自分でチマチマ入力することだけど、それはなしということで。
まずDevicescapeには、サーバからパスワードが漏れたり、中の人に不正に利用されるリスクがある。少なくとも従量制のサービスは(もっと信頼性が実証されるなり、保障がされるようになるまで)控えた方がいいと思う。使い放題のサービスなら金銭的な不安はほとんどない(少しはあるが無視して良いレベル)。
それから、デバイスを落としたり盗まれたりした場合。Bookmarkletの場合はパスワードを盗まれて使われるばかりか、契約内容を変更されたりする危険性がある。Devicescapeも同様だけど、リスクは低い(「犯人」にとってはターゲットが多すぎるから)。
Devicescapeなら、デバイスをなくしたことに気づいたらそのデバイスの登録をWeb上から削除するだけでいいけど、そうでない場合はすべてのサービスごとにいちいちパスワードを変更し、残った他のデバイスの設定も変更する必要がある。これは面倒すぎて泣ける。
というわけで、想定される経済的なリスクは同じか、Devicescapeの方が低いくらい。少なくとも他のサービスと共通のパスワードを設定するようなヘマをしなければ。で、デバイス紛失時にかかる労力は圧倒的にDevicescapeの方が低い。よって、おれはDevicescapeを使う。他のデバイスもDevicescapeを使うように統一した方がいいね。
■ iPod touchのメモリ利用率晒しのテスト
ファーム1.1.3のレビュー記事に載っていたスクリーンショットに少しショックを受けたので、自分のヤツをさらしてみる。
清く正しいニコ厨の姿だと思うんだがなー。ちなみにビデオは、これ以上増やすと探し出せなくなってしまうので、だいぶ自重している。
2008-01-16(水) [長年日記]
■ Logitechのマウスが壊れたのでMicrosoftに乗り換えた
約2年前に購入したLogitechの左手専用マウスMX-610L、日記には書き忘れたようだけど、実は1年くらい前に右ボタンのクリックがダブルクリックと認識されてしまうという故障で、いちど交換している。保障期間内だったので無償。
ところが、また最近同じ症状が発生するようになった。これがどんだけ困るかというと、ニコ動で動画を最大化しようとするとSMILE VIDEOに報告するウィンドウが開いてしまうのである。困るだろ?
ちょっとググってみたら、Logitechのマウスでこの症状、けっこう報告があるみたい。Logitechのドライバは最悪なので、買ったら即ゴミ箱行きにしていたんだけど、まさか信頼していたハードまでこのアリサマだとは。キーボード主体で使う人なので、マウスの消耗率はそんなに高くないはずのおれでも1年もたないなんて、ありえない。もう買わねーよ。さらば、左利き専用。
で、Twitterで「どこのマウスがいいかなー」とつぶやいたら、立て続けに3人からMicrosoftマウスを薦められたので、久々にMS製品に戻ることにした。初代MSマウス以来だな。
デザイン的にはNatural Wireless Laser Mouse 6000が断然かわいくてよかったんだけど*1、残念ながら右手専用。エルゴノミクスデザインのマウスは左右両バージョンの製造を義務付けてはどうか。
というわけで次点のB000JJSCL6にしてきた。思えば、生まれてはじめてのBluetooth機器だ。
パッケージにVista用のドライバはダウンロードしてこいと貼ってあったので、あらかじめ最新のIntelliPoint 6.2を入手しておいてからセットアップ。すんなりつながった。Logitechのとは感度や加速がぜんぜん違うので、慣れるのに数日はかかりそうだなぁ。まぁ、慣れちゃえばいいんだけど。
それより、iTunesでスクロールが効いたり効かなかったりとか、スリープ中のPCを勝手に起こしてくれたりとか、けっこう不安定なんだけど! なんでMicrosoft製OSと相性が悪いんだよ! たまらんなー。ドライバの進化を待つしかないのか。
*1 古いたとえだが富士通FM-Rの団子マウスに似ている。
◆ ati [1/14前後からこちらのRSSフィードで,livedoor Readerの新着記事にツッコミしか表示されなくなってま..]
◆ UmaShika [livedoorReader で1/14以降、日記本文が RSSフィードに含まれず、ツッコミだけが新着記事になってい..]
◆ ただただし [おそらくですが、開発中のtDiaryに更新時にエラーが出るバグがあったので、フィードが生成されていない時期があったと..]
◆ tama [スリープ中のPCが起きるのは、デバイスマネージャ > マウスとそのほかのポインティングデバイス > (該当のマウス)..]
◆ ただただし [ほほぅ、そんな設定が。試してみます。]
◆ ただただし [tamaさんの指摘のとおりだったので、該当設定を切ってみたら、本当にスリープから勝手に復帰しなくなりました。ありがと..]
◆ のぶぞ〜 [お役に立てたようでなによりです。 local稼働の2001年7月から、ず〜っとtDiaryを使わせて頂いております。..]
◆ kitaj [オレはむしろたださんのtouchの空き領域の多さに愕然とした.]
◆ ただただし [いや、この3GB分にもビデオが詰まってたんだけど、プレイヤーのあまりの検索性の悪さに泣く泣く削った跡なのよ。]