2007-10-25(木) [長年日記]
■ tDiary: iPod touch/iPhone対応をもう少し & YouTube対応
以前書いた、tDiaryをiPod touch/iPhoneで見やすくするプラグインを少し改善。でも汎用的にするのはかなり難しそうだ。
# iphone-detector.rb: iPod/iPhone detector def iphone? return @cgi.user_agent =~ /iPhone|iPod/ end alias ipod? iphone? add_header_proc do if iphone? then %Q| <meta name="viewport" content="width = 320" /> <style type="text/css"><!-- form.comment textarea { width: 80%; } --></style>| end end
日記オーナーに個別対応してもらうようなものでもないし、このままcoreに入れちゃおうかしらん。あと、tdiary.confの@referer_tableにこんな行があるけど、
['^(.{50}).*$', '\1...'],
この「50」を「30」くらいにするときれいにおさまる。
あと、contribに入ってるyoutubeプラグインをiPod touch/iPhone対応にした。
<a href="youtube:動画ID">
なんて書くと、そのまま再生できるリンクになるなんて知らんかったよ。こんなのアリか。
2007-10-22(月) [長年日記]
■ tDiary: refererスパムの話
tDiaryリファラスパムについてお詫びという記事からTrackBackを受け取った*1。最近増加中のrefererスパム(「本日のリンク元」になんの役にもたたない検索サイトっぽいリンクを残していくアレ)発生の、一端を担っているとおぼしき人の釈明である。スパムに悩まされている人は一読して……も役には立たないが。
もっとも、スパムサイトの作り方なんてものを公開することに対する倫理的な問題はさておき、基本的にスパム対策が遅れているのは、作者の責任だと思う。つまりおれのことだが。
refererに、それを受け取る人が期待しないものを乗せたからと言って、とりたてて非難されることはないと思うし。「迷惑referer」はメールほど真っ黒ってわけでもなかろう。特にちゃんとリンクがある場合は。実際、refererスパムは海外からの方がはるかに多いので、こんな記事がたいした影響力を持ってるとは思えんよ。
ちなみに2.2候補の開発版では、標準で以下の対策が入っているので、この手のrefererスパムに対してはかなり強靭になっている。
- 検索エンジンbotには「本日のリンク元」を見せない。だから、refererスパムを送りつけて「してやったり」とか思ってるヤツは間抜けです。2.0にも入っているけど、Yahoo!に対応してなかった。
- リンクには「rel=nofollow」を付与。これはまぁ、Googleにしか影響ないけど。
まぁ、ゴミが見えるから気になるって人はいると思うけど、気にしないのが現代風です。
というわけで、refererスパムに悩んでいる人は、2.1系にアップデートするか、ただただしに向かって
てめー、ニコ動ばっかり見てないで、とっとと2.2をリリースしろ!
と罵倒してもらってかまわない。いや、ホント、すいません……。ニコ動はほどほどにします(←やめないのかよ!)。
ただ、
実験サイトをそのまま放置していたのと、手法を公開してしまったことで、tDiary を利用している方にいろいろとご迷惑をかけてしまっているようです。
大変申し訳ありません。
とか言ってるわりには、実験サイトとやらはそのまま放置継続のようだし、手法も公開したままなのは、いったいどうしたことかと思うけど。謝るくらいならやめればいいし、正当な行為だと思ってるなら謝らなきゃいいのに。
あと、
tDiary は ただただし さんが開発されたフリーウェアです。
「フリーソフトウェア」。この業界にいるんなら、用語は正しく使おう。
*1 そしてこの記事からTrackBackしようと思ったら「送信頻度が高すぎます」と言われて送れない罠。最近この手の妙にセンシティブなTBスパム対策をする人が多いけど、テストしてんのかな。敏感すぎるぜ?
2007-10-21(日) [長年日記]
■
魔法使いとランデヴー―ロケットガール〈4〉 (富士見ファンタジア文庫)(野尻 抱介)
大騒ぎして買ったわりには読むのは遅かったりして。ちなみにAmazonではまだ品切れ。リンク貼るのも虚しいよ……。
既発表短編3本と新作中編1本からなる短編集。短編はまぁ、けっこうオーソドックスでオールドファッションな宇宙開発SFなんだけど、こういうのがラノベ系の雑誌に載れるんだねぇ。日本の未来は明るい? (最後の短編の)ISSの行く末みたいな描写が、妙に生々しいのがおかしかった。
メインとなる中編が、「はやぶさ」へのオマージュだというのは聞いていたんだが、もう、冒頭の「3年遅刻」のあたりでグっときてしまうわけで。ずるいよなぁ。まぁ、内容はそういうことなので(どういうことだ)楽しめばよろしい。
今回マツリがメインの話に見えるが、実際はゆかりの成長がまた一階梯あがっていくのを描くのが主眼だと思う。単なる巻き込まれ型の主人公が(1巻)、自身の中に行動原理を発見し(2巻)、自分のために行動を起こすようになる(3巻)ところまでを描いてきたこのシリーズ。今回、ゆかりは仲間のために行動を起こすところまで進歩した。そういう意味では、グローイングアップ小説の王道と言えるだろう。ジュブナイルはこうでなくちゃ。
◆ ROYGB [「フリーウェア」はダメで「ニコ動」はいいんだろうかなんて思いました。]
◆ ただただし [なんでも厳密に適用しろと言う気はありませんが、少なくとも「フリーウェア」は「フリーソフトウェア」の【略称ではありませ..]
◆ にょ [とりあえず、 フリーウェア - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wik..]