2006-08-04(金) [長年日記]
■ 新横浜はすっかり夏休み
なんだか忙しくて、日記書いてる暇もないなぁ。
でも、職場のある新横浜はすっかり夏休みっぽい。いや、働いている人は多いんだけど、イベント目当ての人々が毎日のようにぞろぞろ歩いているので。
一昨日は例の亀田[八百長疑惑]ボクシングで、微妙にセンスが悪い日本語のメッセージが入ったTシャツ姿がぞろぞろ。昨日はF・マリノス vs セルティックで、青い(ときおり緑の縞々)レプリカユニがぞろぞろ。
今日は朝から、胸に「救出は近い!」と書かれたネームプレートをつけた純朴そうな人々が横浜アリーナに向かってぞろぞろ歩いていた。あー、新興宗教団体ねー(追記:「エホバの証人」らしい。関係ないけど「エホバの証人」と「ヴェニスの商人」は似ている)。この季節、けっこう多いんだよね……で終わらせては面白くない。
実は彼らは地球に不時着した異星人の集団で、修理された横浜アリーナ型宇宙船に乗って今夜、故郷に向けて出発するところなのだ、と妄想。いいかも←どこがだ。いや、ピープル・シリーズっぽい感じで、どうすか。
2006-08-01(火) [長年日記]
■
シンギュラリティ・スカイ (ハヤカワ文庫SF)(チャールズ ストロス)
面白いんだか、そうじゃないんだか、よくわからん。
ガジェットは面白かった。スピンの保存(だっけ?)を使った超光速通信を大真面目にやったり。ナノテクが「なんでもできる魔法」のように使われるのはありがちながら、ちゃんとさまざまな保存則が制約になっていたり。
ストーリーもわかりやすくて、こういう(どういう?)小説にしては、不親切なところがない。コミカルで楽しめる。エンディングもなんだかほのぼのしていて、いい感じ。
一番不満なのは、せっかく<特異点>をネタにしているのに、そういう感じがしないところだろうか。超知性であるはずのエシャトンは、何を考えているのかおぼろげながら理解できる存在だし(理解できないほど発達するからこその<特異点>だろうに)、一方、エシャトンよりはよほど人類に近いはずのファスティヴァルの方がよっぽど得体が知れない……というか、ほとんど描写がない。逆だよなぁ、と思う。
◆ NT [さいたまスーパーアリーナでも同じ状況です。ネームプレートの文字は「救出は近い!」ですね。]
◆ おでん田中 [私も最近忙しいので、「休出は近い!」の誤字なんだろうという妄想をしてみました。]
◆ a.k [新幹線も凄いことになってます>バッチ憑き 恐るべしおばちゃんパワー]
◆ ただただし [なんと、さいたまスーパーアリーナも宇宙船だったのか! 「救助」→「救出」は修正しました。この程度も覚えていられない記..]