2004-07-23(金) [長年日記]
■ シャドウ・オブ・ヘゲモン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)(オースン・スコット カード)
積ん読消化。半年遅れが取り戻せない……。
それにしても、「子供に牛耳られている世界」つーのは、さすがにちょっとリアリティなさすぎ。いくら英才教育を受けているとはいえ、コイツらとためを張るだけの大人がろくにいないというのは、あり得ないだろう。「エンダーのゲーム」のように特殊な世界では成立した設定も、今回は無理がある。
とは言え、面白かったのはたしか。無茶な設定に目をつぶれば、十分に楽しめるエンターテイメントになっている。通勤電車で読みふけっちゃったおかげで、携帯に未読のメルマガが溜まりまくってしまった……。
■ ペアプログラミング―エンジニアとしての指南書(ウィリアムズ,ローリー)
付け焼き刃読書。長瀬某の名前があることからわかるとおり、翻訳の質についてとやかく言ってはいけない。あと、イラストもダサダサ。
わりと知ってることの確認程度の話ばかりではあったが、今回、実際に職場に導入するにあたって、懐疑派を説得するための武器にするには十分な威力を持っていると言えそう。ペアのそれぞれの性格に応じた組み合せの問題点が、分類されて解説されているのはいいと思った。ペアを作るときには参考になる。
エンダーシリーズ、まだまだ続編が出そうだよねぇ。正直、ちょっと書きすぎな気がしてます。「死者の代弁者」で打ち止めすればよかったのにと今になって思う。ファンとしては結局全部読んじゃうんだけどね。
そうそう、買っちゃうんだよねぇ…