2000-10-10(火) [長年日記]
■ ひさびさ
なんだ、やっぱり10月10日は晴れてんじゃん。やっぱ、休日は動かさない方がよかったんじゃないのー?
先週はずーーーーーっと研修で、東京まで通っていたのだ。フレックス非適用(だから早朝から)、しかも問答無用で残業時間まで食い込むから、キツいのなんの。泊りになるともっと遅くまでやるなんて話もあるから、いいんだか悪いんだか。そんなわけで連休は温泉に行ったりなんだかんだとストレス発散をしておったのじゃ。というわけで、ひさびさに日記再開。
■ procmail
休み中にやったこと。まず、メールの振り分けをNetscapeからprocmailに変更。従来、メーリングリストのメールをNamazuで検索するためのディレクトリに整理するためだけに使っていたprocmailに、日常的に読むための振り分け設定を追加する。当初、別々のprocmailrc
を使おうと思っていたけど、振り分け条件を二度も書くのは面倒なので、ひとつにまとめることにしてしまった。たとえばKondara-users.jaメーリングリストならこんな感じ。
:0 * ^Subject: +\[Kondara-users.ja: { :0 c | dispatch Kondara-users :0 $MAILDIR/.Software.Kondara-users/ }
ちなみにうちはqmail+CourierのMaildir環境なので、振り分け先のディレクトリ名のお尻に「/」をつける。これでNamazu送りとMaildirへの振り分けが同時に完了。そういえば、そのKondara MLでCyrusのIMAPサーバーもMaildir対応だとかそうじゃないとか、情報が錯綜していたので調べなきゃ。もし本当にMaildir対応なら、Courierみたいに苦労させられるサーバーとはおさらばしたいし。……というわけで調査中……。あかん。CyrusがMaildirをサポートしてるという記述はまったく発見できない。つーか、独自のmailbox形式を使って極めてセキュアに運用できますってのがウリみたいだし、Maildirをサポートしているわけがないな、こりゃ。こんなページがあるってことは、Maildirを使う方法はないと見てよかろう。なんだ、期待して損しちゃったよ。完全にCyrusに依存する気にならない限り、乗り換えはなしだな。
■ Becky!
メールクライアントはVMware上のBecky!に移行。IMAPのおかげで乗り換えはきわめてスムーズ。しかし、けっきょくWindowsに頼ってしまう自分が悲しい。別にWindowsが使いたいわけじゃないもん。Becky!が使いたいだけだもんっ。……そういえば、VMwareもちゃんと買わないとなー。ただ、カット&ペーストがうまくいかないのが悩みの種なんだが。これじゃ、メール中に書いてあるURLをLinux上のブラウザに持ってくれないじゃん。ちゃんとVMware toolsも入れて、Copy & Pasteを使える設定にしてるんだが……。まぁ、その他の面では特に不満はないけどなぁ。
2000-09-29(金) [長年日記]
■ 国勢調査
国勢調査の用紙を配る人と何度かすれ違い。最近、かみさんも家にあまりいないし。今日帰ってきたら、ポストに入れてあった。最終手段だと思うが、それでいいなら最初からそうしてくれりゃぁいいのに。これでまた、回収の時にすれ違うような気がする。まったく、無駄なことに金使いやがって〜。こんなの、メールで送ってくるとか、Webやiモードでプチッと選択するだけで答えられるようにするのが本当のIT化つーもんだろ。わかってんのかね、森君。
■ VMware
さて、昨日入れたVMware上のWindows 98に、Becky!を入れる。今日出たばかりのVer.2beta31である。そろそろ正式版になってもいいと思うんだが。すでに何ヶ月も前から不具合は出てないぞ。オープンソースならこれくらいならとっくにbetaが取れてるような気がする(笑)。やっぱシェアウェアだとそこんところに気を使うんだろうか。オープンにしてくれりゃぁ、Wine使ってリコンパイルなんて技もあるだろうによぅ。ぶつぶつ。
それはさておき、インストールや起動は遅いけど、普通にアプリ使ってる分にはかなり軽くて、マウスの動きがぬるぬるしていることを除けばまったくストレスがない。こりゃいいですなぁ。Becky!のセッティングは滞りなく完了。Sambaで公開しているホストOSの$HOME
が何の問題もなく見えているので、設定の保存はそこにするようにした。これならバックアップとかも万全(←何にもしてないくせに何を言うか)。Becky!のIMAPインプリメントには、接続時に全メールボックスをサーチして未読メールを数え上げてくれる便利な機能がある。いままで主に使ってきたNetscape Messengerはそういう機能がないのでNetscape自身に振り分けをさせないといけなかったけど、Becky!だと別のソフトに振り分けをさせても何の問題もない。つまりprocmailになんでもかんでもお任せできるようになったってこと。喜ばしい。でも、今日はそんな暇はないので、また今度だ。明日はツーリングなので♪
2000-09-28(木) [長年日記]
■ オプチカルマウス
職場のAyakaマシンについてきたマウスがあまりにひどいので、いつものLogitechの3ボタンに変えようとヨドバシに寄ったら、うっかりLogitechのオプチカルマウスを買ってしまった。しかも色は、3倍速い赤。これを自宅で使って、余った3ボタンを会社に持っていこう。実はLinuxマシンにホイールマウスをつけるのは初めてだ。必要じゃないから興味なかったし。なぜかっつーと、左手でマウスを持つと、右手で簡単にキーボードのカーソルキーやPageUp/PageDownキーを操作できるからだ。つまり、わざわざマウスでスクロール操作をさせる必要がない。まったく、右利きの人も大変ですわね、おほほほほ。
つーわけで、コイツも単なる3ボタンマウスとして使うので、今までのと差し替えただけで交換完了。Microsoftのオプチカルは底面と尻が光るだけだけど、コイツはボディの下半分がクリア素材なので、使っていると指が怪しく光る。いい感じだ、実に下品で(笑)。たしかに動きはなめらかになったような気がする。マウスパッドはいらなくなった。うーむ、全マシンこれで揃えたくなりそうで恐ろしい。
■ VMware
さて、今日はいよいよ懸案だった(そう、懸案だったのだ、心の中では)VMwareを入れる。ちょっと前にメモリを256MBに増やしてある。うちの散財王small様から余ったDIMMを安く譲り受けたので。PC133メモリに置き換えちゃったからPC100のメモリが余ってるんですよ、この人。恐ろしい。実は会社のネットワークにまた縛りが増えて、とうとう発信メールを保存して監視することになってしまったのだ。これについてはいろいろと思うところがあるのだが、それはまたこんどにするとして、これを受けて自宅に最強に強まったメール環境が必要となったわけだ。で、おれ的に最強のメーラーはWindowsのBecky!なので、じゃあVMware上でBecky!動かしましょう、となった。
最新の2.02をdownloadして(嬉しいことにRPMパッケージがある)、とりあえずトライアル用のライセンスをGETする。そういえば日本代理店もあるけど無駄に高いので個人で買うもんじゃないと思う。直接買えば(Hobbyユースなら)$99ぽっきりだもんな。というわけで、ちゃんと英語読みましょう(←自分に言い聞かせている)。メールで届いたライセンスファイルは~/.vmware/lisence-2.0
として保存、RPMをインストールして、/usr/doc/vmware/INSTALL
あたりを読んでセットアップを進める。Kernelに依存したモジュールを作るので、カーネルヘッダを読んでなにやらコンパイルをしたりしてくれるが、Kondaraの場合はほとんどEnterのみでいいだろう。
セッティングが終わったら、vmware
を起動。WizardでCD-ROMやらフロッピーやらの環境を聞かれるので、ポン、ポン、ポン、と答えるのみ。そういえば、ゲストOSに何を入れようか悩んだんだが、NT4.0はNT3.51からのアップグレードで面倒だし(3.51のCDはどこに行ったのだ……)、かみさんが持ってきたMeの評価版は怪しげなのでパスするとして、ライセンスの余っているWindows98を入れることに。そうだよ、なんか余るんだよ、Windowsってヤツは。まったく、金返せ >ゲイツ
というわけで、仮想マシンの設定が終わったら、WindowsのCDを入れて、「Power On」。BIOSが起動してCD-ROMからブートする。このへんは、以前Windows版の1.0にFreeBSDを入れたことがあるので見慣れている。あとは普通にインストールを進めるんだけど、さすがに遅い!! 始めたのが23時ごろなので、結局2時ごろまでかかってしまった。あちこちで注意されているように、インストール完了後のリブートで立ち上がらなくなるので、起動直前にF8キーを押し、Safe Mode with Command Prompt(だったかな?)で立ち上げ、CONFIG.SYS
中EMM386の行の「RAM」を「NOEMS」に書き換えるか、その行自体をREMってしまう。
さすがに夜遅いので、VMware Toolを入れておしまいにしよう。VMware Toolのインストールは実に面白い。VMwareウィンドウのメニューからこれを選ぶと、ゲストOS(Win98)に仮想的なフロッピーディスクが差し込まれて、Aドライブから見えるようになる。仮想ドライブに仮想ディスクが入ってるとは、まさしくマイクロコスモスを手に入れたマッドサイエンティストな気分になれてヨイぞ。これをセットアップすれば、SVGAドライバが使えるようになる。うちみたいな1024x768程度の環境では800x600がちょうどいい。なぜか256色までしか選べないんだけど。ホストが16K色だからか? まぁいいや、メール読むだけだしな。あとはVJE-DeltaとBecky!を入れれば完了でしゃう。うひひひひひ。