2015-12-15(火) [長年日記]
■ OSS Gateの立ち上げに行ってきた
今日は各地(?)でRubyKaigiの後夜祭的なイベントが行われているようだけど、おれは以前から予定に入れてあったOSS Gate を立ち上げようへ。「OSS Gateとはなんぞや?」という話はOSS開発に参加する人を増やす取り組み「OSS Gate」を開始を参照。ようするにSEゼミでOSS開発へ参加する方法をレクチャーしてみたら、軽く背中を押すだけでよいのがわかったし、楽しいということを知ってもらえたので、この手法を継続的に実施していきたい、という話。
年をとって老い先短くなってくると、ひとつの権利とひとつの義務を意識するようになってきた。権利の方は「(いつ死ぬかわかんないんだから)もう好きなことしかしたくない」ってことで、プログラミングに関して言えば、やりたくもないコードはもう書かないよ、という権利主張だ。まぁこれは以前からだけど(笑)。
いっぽう義務の方はというと、後進の育成……というと硬いけど、若い人をもっと引っ張りあげないとなぁ、という漠然とした内なるプレッシャーを感じていて。たとえばRubyの高速化や数値演算ライブラリの整備なんて自分にできる仕事とはまったく考えてないけど、そういうことができる人を増やすのはおれの仕事だろうとは思うわけだ。もちろんこれまでも、ことあるごとにOSSプログラマの誕生や成長に手を貸してきたけど、もっと組織的にできるならそれに越したことはないわけで、OSS Gateはそのベースとしてうってつけかな、と思う。
というわけで、いろーんな立場の人たちが30人くらいで集まって、グループディスカッションなどを経た上で、近いうちにSEゼミのビギナー向けOSS講座をいっぺんなぞってみましょう、ということになった。早ければ来年早々にやる方向で。
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