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ただのにっき


2011-07-04(月) [長年日記]

ラ・プティット・ファデット La Petite Fadette(しかくの)

artonさんが(byflowで)「おもしろい!」と書いていたので読んでみた。うん、これはいい。

双子の弟と、蟋蟀(コオロギ)と呼ばれる醜い少女の恋愛を軸に、兄の嫉妬、ライバル(?)の美女が織りなす、田舎が舞台のボーイ・ミーツ・ガール。「本格ミステリ・コミック」と書いてあるけど、これをミステリと呼んだらミステリ好きが怒る気がするので、普通に恋愛モノとして楽しんだらいいんじゃないかねぇ。舞台である100年前のヨーロッパの風俗描写も面白いし、蟋蟀が知的な(ある意味)美女に成長していく過程もいい。

ただ、日本のマンガは「醜い少女」を上手に描けない(どうしても可愛くなってしまう)ので、絵柄と設定がミスマッチ。これは小説の原作を読んだほうが、読者の想像力が試されていいんじゃないかとも思う。

ラ・プティット・ファデット La Petite Fadette
しかくの
東京創元社
(no price)

原作というか原案: 愛の妖精 (岩波文庫)
ジョルジュ サンド/George Sand/宮崎 嶺雄
岩波書店
¥ 929

愛の妖精 (中公文庫)
ジョルジュ・サンド/篠沢秀夫
中央公論新社
(no price)

Tags: book

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