2001-03-13(火) 引越し [長年日記]
■ 引っ越し
昨日は職場の引越しだったのだ。といってもおれは1階分上にあがるだけだったんだが。新しいオフィス。新しい机(狭いけど)、新しい椅子(腰痛よさらば)。新しいIPアドレスはDHCPだけど、DynamicDNSを導入してみた。IMAPも正式に導入。IMAPは、クライアントの引越しは楽だけど、サーバの引越しは面倒ですな。Linuxの引越しは、マシン名とドメイン名の変更、DHCPの設定ですぐに完了。
問題はクソNTだよっ。ドメインが変わると新しいユーザプロファイルを作って下さりやがるから、環境を全部手動で移さないといけない。前の環境を引っ張り出そうにも、別のユーザのレジストリは見えないし。こういうことがないように、できるだけCygwin上に環境を作っていたけど、きちんとしたWindowsアプリに限ってこういうところが面倒だ。BeckyはVer.2からほとんどの情報をファイルに持つようになったらしくてこれは楽だった。mozillaもプロファイルをコピーするだけで移行完了。一方、PalmDesktopなんて再インストールしないと起動すらしなかった。Microsoft Officeのたっくさんあるオプション設定も……なにもかもやり直しだ。どう考えても間違ってるよ、あんた >ビル
でも、一番焦ったのはメールだった(以下、偏見につき反論不許可)。新しいアカウントに転送させようとしたんだけど、ぜんぜん転送されてこない。スプールにはサイズゼロのファイルができただけ。rootは若い衆に任せてあるので自分では手出しをできなかったんだけど、けっきょく原因は、古い環境からコピーしてきてあった.procmailrc
だったという。あとで設定を変更しようと思って持ってきただけだったんだけど、これを見たsendmail
が勝手にprocmail
を起動、ログを記録するディレクトリがまだなかったのでエラーになっていたという。おれは.forward
に書くまで動かないと思ってたんだけど、まったくこれだからsendmail
は(中略)なんだよっ。むきーっ。
若い衆には「Postfixかqmailにしたら?」と言っておいたんだが。若いのに新しいことに挑戦しようとしないっつーのはアレだよなぁ。あとになって「そういえばsendmail.cf
に書いてあった」なんてようやく思い出すくらい複雑な設定ができちゃうMTAは捨てだよ、捨て。