2000-06-26(月) [長年日記]
■ ntp
今日は懸案だったNTPによる時刻の自動設定に挑戦。けっこう時刻が狂っていることに気づいていたんだけど、手動で直すにもdate
コマンドの時刻指定のフォーマットがいつまでたっても覚えられないわ、ハードウェアクロックの設定をするコマンドhwclock
の名前も思い出せないわ(歳か?)。
まず、職場で使ってるマシンは、社内にNTPサーバーがあるのでそれを利用することに。KondaraのCD-ROMから、xntp3-5.93-13k1.i586.rpm
をインストールして、/etc/ntp.conf
のserverで始まっている行を書き換えて、社内NTPサーバーを指定する。以上。あとは/etc/rc.d/init.d/xntpd start
でdaemonを実行する。こいつの動作状況はntpq -p
でわかる。……と、これくらいはWWWで検索するだけですぐにわかるんだな。便利な時代だ。
問題は自宅の方で。ダイヤルアップルーターを使ったPPP接続なので、xntpd
を動かしておくわけにはいかない。ということは、適当な間隔でntpdate
を実行させてやることになる。cron
の出番ですな。ついでにKondaraのcron
がどうなってるのか見ておこう。
まず、rootになってcrontab -l
を実行すると、
SHELL=/bin/bash PATH=/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin MAILTO=root HOME=/ # run-parts 01 * * * * root run-parts /etc/cron.hourly 02 4 * * * root run-parts /etc/cron.daily 22 4 * * 0 root run-parts /etc/cron.weekly 42 4 1 * * root run-parts /etc/cron.monthly
■ これが、何もしないで設定されているcronだ。run-parts
ってのは/usr/bin
にあって、指定したディレクトリにあるファイルを次々に実行してくれるプログラムらしい。シェルスクリプトだから、見ればわかるってのはいいよな。つまり、/etc/cron.*/
にあるプログラムを、毎時01分、毎日4:02、毎週月曜4:22、毎月1日4:42に実行する。って、うちのマシンは毎日電源落としてるから、そんな時間に動いてないっつーの(笑)。
つーわけで、たいていInternetにつないでいる23:00前後にdailyが走るようにcrontab -e
で変更。あとは、職場マシンと同様にxntp3
のパッケージを入れてから、時刻合わせをするスクリプトを作ってcron.daily
に入れればいい。ま、こんな感じか:
#!/bin/sh /usr/sbin/ntpdate clock.nc.fukuoka-u.ac.jp >> /var/log/settime /sbin/hwclock --systohc
■ これ書いてると、hwclock
はclock
って名前にリンクされてることを今ごろ知ったりして、こんな名前と知ってたら覚えるのに苦労しなかったのに……ぐぅ。そうこうしてる間に23:02になった。ちゃんと動いているもよう。今日はトラブルありませんでしたな。なんかコツをつかんできた感じがするぜ。ふふふ。
しかし、Webで情報探してたら、AMラジオの時報で時刻合わせをするページなんてのが引っかかったりして、面白い世界だなぁ。GPSがないからってあきらめちゃいかんのね、この世界。