2000-06-25(日) [長年日記]
最近、ノイズが多いな、この日記。つーか、ノイズばっかし。
■ スポーツ観戦
熱烈なサポーターであるかみさんに連れられて、コンサドーレ札幌の試合を見に平塚まで行く。14:00キックオフの試合なのに、なぜか3時間も前に競技場に着くスケジュール。開門までにもまだ1時間あるという……。サポーターという人種のやることは理解できん。かみさんも、普段は行列なんて大嫌いのくせに、こういうときは平気らしい。試合はまぁ、エキシビションの少年サッカーや女子サッカーも含めてなかなか面白かったのだが、チケット代をけちってサポーター席にしてしまったのは大失敗。試合開始から前のヤツらは立ちっぱなしだわ、鳴り物と声援で耳がガンガンするほどうるさいわで、とても試合を観戦する状況ではない。
こないだ東京ドームのプロ野球で「球音を楽しむ日」と言って鳴り物応援禁止の日があったけど、ああいうのいいと思うんだよな。でもファンへのインタビューをTVでやってて、「応援した気がしない」とかぬかす若者がいてあきれた。サッカーのサポーターもそうだけど、どうも観戦よりも応援自体が目的化しちゃってるみたい。最近のコンサートもそうらしいよね。音楽を聴くよりも、騒いで踊るのが目的になっちゃってるから、1曲目から立ちっぱなしだとか。ジジイは体力的についていけん(笑)。
おれなんて、スポーツ観戦つったら、プロの技をじっくり観賞する機会だと思ってるから、むしろ騒ぐと気が散っていやなんだけど(もちろん良いプレイには拍手するけど)、そういうのは流行らないのだろう。勝っても負けても大騒ぎの、自己満足が時代の流れか。
そういえば、日本のPalmコミュニティには「一筆啓上運動」とか言って、フリーソフトウェアの作者にお礼のメールを書こうなんてムーブメントがあって、おれはかつて「勘弁してくれ」と言ったことがある。個人的にメール出してる暇があったら、他のことでコミュニティに貢献してもらった方がよっぽど嬉しいし、第一、お礼だけのメールを何本ももらったら、うるさいだけじゃん(笑)。でも、こういう意見は少数派らしい。いま受け入れられているのは、メールを出す方と受ける方の自己満足で完結してしまう、なんとも狭量な世界だ。こういうのって、コミュニティの可能性を狭める、ろくでもない方向性だと思うんだけどね。ジジイの愚痴かね。