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ただのにっき


2021-07-18(日) [長年日記]

シン・エヴァンゲリオン劇場版』をやっと観てきた

興行収入100億円突破とか景気のいい話が出てきたと思ったら同時にそろそろロードショウ終了という声まで聴こえてきたので、慌てて観に行ってきた。@イオンシネマ座間。いつのまにかイオンの中にバーガーキングができてたので、1年半ぶりくらいにワッパーも食べた。満足(バーキンは)。

以前から書いているとおり、エヴァ世代ではないから、シリーズそのものに思い入れはない*1。劇場版も観始めてしまったから最後まで付き合うかー、くらいの温度感。そんなわけでタラタラと観てたらさ、終盤でめっちゃ聴き覚えのあるイントロが流れてきて一気に目が覚めた。「VOYAGER~日付のない墓標」である。

「VOYAGER」に関してはかつてそれなりの思い入れがあることを書いたことがある。で、ああいう書き方をしてるってことは、エヴァでこの曲が使われたことに対していい気がするわけがないことは理解してもらえるだろう。あれは「みずからを犠牲にして太陽系を救った長兄にたいする手向けの唄」なので、あんなわけのわからないシーンで(しかも歌い手を変えてまで)使っていい曲じゃねーんだよ、くそったれ庵野! のちに庵野がこの曲を好きで、いつか自分の作品で使ってみたかったという逸話を教えてもらったが、そんな軽い気持ちで使うんじゃねーよ、くそったれ庵野!

エヴァシリーズはおれの中で、この一点においてまったく評価できない駄作となってしまいましたとさ。あー、むかついた。こんなメに合わされるために何年も付き合ってきたおれの貴重な時間を返せ、くそったれ庵野!


あとはメモ程度。

冒頭、マリの大立ち回りではやくもお腹いっぱいにはなった。作品はクソでも乳の大きいいい女は好き。

結末はかなり想像の範疇だったんだけど、自分とほぼ同世代の庵野が、あの年であんな青臭い話でまとめざるを得なかったというのは、なんというか「えらいなぁ」という感想。お世辞にも立派ではない。自分の子供じみた部分をちゃんと清算したという意味で「えらい」。こんな結論にたどり着くために何十年もかけるなんて、えらいけど「うへぇ」という感触だ。

Tags: movie

*1 もちろん、多感な時期にこの作品に触れてしまい、影響うけまくったまま大人になった人たちのことにはもちろん想像が及ぶ。おれもおたくだからな。


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