2019-03-16(土) [長年日記]
■ しばらくバイクを手放すことにした
四十肩とか五十肩とか、同じ症状なのにかかる年齢で通称が変わるけったいな病気がありましてな。まぁ老化の過程で多くの人がかかるわけなんだが、ご多分に漏れずおれにもやってきた。病状は人によってまちまちだが、おれのは(たぶん)だいぶキツくて、狭くなった可動範囲を超えて腕を動かすと息が止まるほどの激痛で悶絶してしまう。
通勤電車で吊革が掴めないとか、重い荷物(猫)を片手で持てないとか、困ることは多いんだが、一番悲しいのがバイクに乗れない。乗れないことはないのだけど、BMW R1200GSの200kgを超える巨体がちょっとでもふらついて腕力で支えなきゃいけない状況になったら最後、気を失いながらバイクの下敷きになる(そして絶対に引き起こせない)状況が目に見える。
治るまで場合によっては数年かかる病気なので、乗れもしないバイクを維持し続けるのはあんまりだ。カブのときもそうだったけど、動かせないバイクを持ち続けるのはおれの美意識に反するので、一旦は手放すことにした。納車からほぼ14年だ。こんなに長く一台のバイクに乗っていたの、初めてかも知れないなぁ。
世話になっているバイク屋は買い取りもやっているので査定がてらきてもらうことにしたら、屋内保管だったこともあって14年落ちのわりにはかなり良い値がついたので、そのまま引き取ってもらうことにした。未練のわかないうちに素早くバイバイするのが吉だろう。
バイクをやめる気はさらさらないので、肩が治ったら(たぶん反対側の肩にもくると思うのでそのあとになるけど)復帰したい。その頃には電動が主流になっていたら楽しいよなぁ。