2016-06-29(水) [長年日記]
■ 行きつけの床屋が廃業して、散髪難民になってしまった
子供のころから通っていた、実家の近くにある床屋が今月いっぱい(つまり明日)で閉店、廃業するという連絡を弟からうけたので、会社を早めに切り上げて慌てて行ってきた。なんでも創業39周年だそうで、だとすると35年以上にわたってお世話になってきたことになる。
創業者の先代はもう半引退で、ここ20年くらいは自分と同い年くらいの娘さんに切ってもらっていたから、自分の定年退職くらいまでは面倒みてもらえると思っていたので、あまりに急な閉店でびっくりした。もちろん付き合いも長いから閉める理由も聞かされてるし、それはしかたがないのだけど、来月からおれはどこで髪を切ったらいいんだよ!!*1 いきつけの歯医者と床屋はなくなるとホント困る。
黙って座るだけでカット、洗髪はもちろん、顔をあたって、最近は眉もちょっと整えてくれたりして、終わったら肩までもんでくれる、そんなサービスに慣れてしまうと、新規開拓なんてもう、気が遠くなってしまう。美容院はもちろんサービス内容が決定的に足りないし、だったら駅前の1000円床屋でカットだけしてもらった方がリーズナブルだ。そもそも、この店のように完全予約制の床屋というのは珍しい存在らしいので、いまから「こち亀」や「ゴルゴ」を読んで待ち時間をつぶすような習慣に戻るのはイヤだなぁ。
客ひとりの持ち時間はジャスト一時間、お互いに名残りを惜しみつつも最後の整髪が終わったら、椅子に座ったままで鏡越しに写真を撮った。次の店でこの写真を見せて「こんな感じに切ってくれ」と言えばいいように。
*1 ……と、同じことを来る客みんなから言われてるそうだけど(笑)。
1,000 円カットは 最後は掃除機で吸い取られますよ。
存じております。水を使わないから安くできるんだよねー、と床屋さんと話してました。