ただのにっき
2015-11-29(日) [長年日記]
■ 「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会 - Power of Smile -」二日目に参加してきた
昨日から頭のなかでM@GIC☆ぐるぐるが止まらん。「だってシンデレラはがんばり屋でしょう」のところで毎回ぐっとくる。そんなわけで今日もがんばり屋さんたちを応援しに行きましょう。
今日は物販も必要ないから15時くらいに幕張に着けばいいか、とのんびり出発。展示をみてないけど行列がひどかったうえに14時で閉まってしまうから、写真でがまんしよう。ルートは今日も、遠回りとわかって東京駅経由。京葉線への長い通路を通るのは田舎者と相場が決まっていたものだが、今はシンデレラガールズの広告で埋まっているので通らざるを得ない。というか、アニメ、ゲーム、CDの案内に続いて最後に見えるのが今日の舞踏会への案内だぜ? こんな気の利いた広告、みたことないよ。
わさますで昨日と同じ場所に集まると、とうぜん始まるのは今日のセトリ予想。昨日発表になったデレステの新曲は今日のアンコールでやるんじゃないの、とか。昨日「shabon song」と「あいくるしい」をやったということは「Nocturne」をやるのは確実になったが(この曲大好きなので今日はそれだけで気分が高揚してる)、不参加の楓さん(はやみん)の代わりは誰か。それから「Trancing Puls」をやるならトライアドプリムスの欠けた一人を誰がやるかも同じ議論になる。個人的にはどっちかに奏(飯田氏)が入るのは確実だろうと予想したが、さて。
なんにせよ、今日はその飯田氏を含めライブ初参加組が多いので楽しみなのと、顔ぶれからしてプロジェクトクローネ組が活躍するのも、アニメの2nd sesonがテーマだとすればニュージェネが大忙しなのも確実。胸が踊るね。
例によって詳細レポートは中里キリさんのものを参照。今日の席は昨日より2ブロックほど後方で、メインはおろかセンターステージすら豆粒状態だが、すぐ横をトロッコ(馬車)用の広い通路が通っているし、モニターは見やすいのでまぁなんとかなるかな、カメラがんばれ、という感じ。
印象に残った曲だけピックアップして……と思ったけど、それって「全部」ってことじゃね……? まぁそれでも厳選していこう。順不同。
やっぱりなんといっても「Nocturne」。なおぼう+飯田氏(ほらあたった!)がセンターステージで背中合わせ、スタンドマイク(の上半分だけ)で歌い踊るのがもう、カッコイイのなんのって。これ以上費やせる言葉がない。いますぐにでももう一回観たい。
そして「Hotel Moonside」、こっちも飯田氏。いきなり長尺のダンスパートから始まって何ごとかと思った。プロのダンサーたちが存分に実力を発揮して踊りまくったある種異様な空間に、ライブ初参加のコを一人で放り出すとか、スパルタにも程があるだろ……でもこなしちゃうんだよなぁ、すげーよ。終わったあと隣の同僚に「すごいものを見た!」とか「こんなアイマス見たことない!!」って叫んでた。今日のMVPは飯田氏でいいよもう。
「Rockin' Emotion」~「Twilight Sky」。最近はブログやTwitterで声優さんの写真を見る機会が増えているんだけど、やすきちはちょっとタレ目なのもあって、少しあどけない、屈託のない笑顔が魅力的なコなのだけど、それとなつきちはだいぶ遠い感じだった。でもさすがステージに立つと変わるんだよなー。革のベストにスタンドマイクでビシっと決めてさぁ、いいんだこれが。そこからるーりぃにツイン(エア)ギターでバトンタッチだろ、これは盛り上がるしかない。
「Wonder goes on!!」。ライブ冒頭で「まりえっP」が会場レポート担当として登場して、今日不参加なのに……!? と驚いたくせに、この曲には代わりにれいちゃまが入っているのを「まあしょうがない」とか思ってたおれのバカバカという感じである。途中からウサミンがせり上がってきたときの盛り上がりったらなかったね。それに(前から何度も書いてるが)れいちゃまはキュート枠なので、5人になってむしろ曲の魅力が増した感じでこれもいいんだけど、きらりだったら申し訳なく思ったりしそうだな……と考えてたら最後の挨拶でれいちゃまが同じこと言ってて「まったくあんたたちは本当に一心同体だな、野球以外は!」って思ったり。
「-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」はトロッコでふーりん+るーりぃ。昨日もこの2人のデュオがあって(Memories)、トロッコに同乗している飯屋が無言でひとりサイリウムを振る姿があまりにネタっぽくて、トロッコが通過する客席から笑いが巻き上がるという(笑)。「き・ま・ぐ・れ Cafe au lait!」でも大坪社長がパン食ってるし、どうしてもシンデレラプロジェクトのメンバーは笑いをとりに行かずにはいられないらしい。そりゃ美城常務も渋い顔をしようというものです。や、おれは面白いからもっとやれ。
その美城常務肝いりのプロジェクトクローネ、終盤の「Absolute Nine」「Hotel Moonside」「in fact」「Trancing Pulse」の流れは圧巻で、さすがMJの眼力に間違いなし。とくに「in fact」、AKB時代の佐藤亜美菜の実力は正直まったく知らないのだけど、AKB時代に培ったであろうダンスを完全に封印して(他の曲ではキレキレだった)、白いスポットライトだけ浴びて心細気な声でありすの心情を歌い上げたのは立派の一言。
そこからのトライアドプリムスもびっくりしたなぁ。けっきょく1人加えることなく、ふーりん+まつえりだけで、加連の穴を埋めるかのように力強く歌いきってしまった。アイマスにタブーはないと思っていたけど、少なくとも一度3人揃うまでこのユニットは崩さないということにしたようだ。まぁそれも一興か。いまは戦車戦で大忙しの渕上さま*1の復活がますます楽しみになった。
さて、ここからですよ。
飯屋センターの「つぼみ」は、他のメンバーを昨日からごっそり入れ替えて、シンデレラプロジェクト+美嘉に。それも、莉嘉+みりあ、みく+李衣菜、きらり+杏のペアで仲良く座るという憎い演出。すみぺが参加してたらこれに美波+アーニャのペアも加わったんだろうな。美嘉だけ一人だけど、シンデレラプロジェクトを見守ってきた「姉」としてしっくりくるポジション。
ここでもう涙腺が決壊しているのに、飯屋だけ残してふーりんが加わっての「心もよう」だよ。あかん。というか、本来はニュージェネ3人の曲なのに、はっしーがいない。あ、そういうことかと気づいて、すぐにペンラの色をピンクに変えた*2。みんなで、卯月を、待つんだ。
満を持してのはっしー登場。アニメのとおりなら「S(mile)ING」「流れ星キセキ」という順番になるところをあえて逆順にしたところで「うーん」と唸った。さすがだ。アニメで唯一の欠点をあげるなら、卯月復活の契機がわかりにくいところがある。ストーリー上やむを得ないんだけど、この曲順にすれば仲間たちの力添えがより明確になるし、卯月の新しい目標も定まる。それをちゃんとライブでやってくれた。しかも昨日のソロ曲トップが「S(mile)ING」で、今日のラストも「S(mile)ING」。笑顔で始まって笑顔で終わる、まさにPower of Smile。なんて美しいセトリなんだ。
それをわかって、ちゃんと笑顔で締めたはっしーがなによりすごい。これまでステージでは決して泣かなかったはっしーも、さすがに「流れ星キセキ」では目が潤んでいて、そりゃぁこのセトリはまさに「はっしー(卯月)を泣かせるため」にあるようなものだし、もう泣いちゃってもいいよと思いながら見ていたのだけど、それでも決して崩れることはなく歌いきり、「S(mile)ING」では完全にもちなおしてあの輝くような笑顔をふりまいているんだから、みているこっちだって笑うしかないじゃない。他のメンバーもすごかったけど、やっぱり今日のMVPははっしーだ。彼女がセンターで本当によかった。
最後の挨拶では1stライブを彷彿させるぐじゅぐじゅっぷりだったけど(もちろんそれでもはっしーは泣かない)、さすがに今年は積み上げたものが大きかったからなぁ。みんなお疲れさま、感謝の気持ちでいっぱいだ。昨日の武内Pがアンコールのことを「第二部」と呼んでいて、「とどけ! アイドル」を歌っていることからしてもそれはアニメ後の展開はデレステでという意図だとわかる。新作ゲームで歴史をつないでいくのはアイマスの伝統なわけだし。ので、もし唯一注文をつけるとしたら、今日のアンコールでは昨日発表になった新曲をやるべきだったと思う。まぁさすがに準備時間がなかったんだろうけどね。
アイマスという巨人の肩にのって不安定ながら進んできたシンデレラガールズも、アニメと新作ゲームの登場でようやく自力で離陸して、さらにブースターロケットに点火、急上昇をはじめたという印象だ。新しくCDデビューする5人も発表になったし、声はついたけど未デビューのアイドルもまだ何人もいるわけで、しばらく目が離せない状況は続きそう。
で、終わってみればやっぱり5時間なわけですよ。もうアイマスライブの標準時間だな、これ。さすがに今日は打上げやってるとみんな終電がなくなってしまうので、顔合わせだけしてその場で解散。今日は電車で帰宅した。あー、疲れた。でも楽しかった。ほんとうに楽しかった。シンデレラガールズ最高。